コロナ禍の最盛期の頃、

彼はゲイビデオのスタッフに誘われて、

男とHしてしまった。

1度ならずも、2度までも。

Hって、年頃の男子にとって、

とても刺激的で、沼のようにハマりやすい。

新型コロナによる行動制限があって、

なかなか思うような生活がおくれず、

ストレスも溜まっていた時期なので、

元気な大学生にとって、

不自由極まりない状況下の頃だった。

それに、カラダに沸き起こる若き男のエネルギーだって、

どこかで発散しなきゃ、モヤモヤがたまる一方だ。

彼は、3度めの撮影にも参加するのは、

ある意味、自然な流れ。

「こんなことしていていいのか?」

という思いもあったと思うが、

またまた参加してしまった。

 

この日は、朝から、撮影場所のマンションにイン。

シャワーを浴び、リラックスしていると、

もう1人の青年も部屋にやってきた。

彼と同じように、

ノンケで一般大学生の同世代の青年だった。

彼らは、同世代だから、

すぐに打ち解け、

ここでの過去の撮影のことや、大学のことなど、

男どうしの会話もはずんだ。

ゲイビデオの撮影に来ていることを忘れそうになるほど。

やがて、

彼らは、ベッドの置いてある部屋に呼ばれた。

そこで、カメラの撮影がスタート。

だからと言って、

すぐにHするわけじゃない。

むしろ、たわいもない雑談が続く。

友だちのようになってしまっていた。

相手の青年は、同世代だけど、

ゲイビデオの撮影では先輩格。

しかも、イケメンのオシャレ青年。

耳のピアスが印象的だった。

カッコいい青年だった。

スポーツ歴の話になったとき、

先輩は、「じゃあ、服を脱いで、カラダを見せてよ」と

言ってきた。

後輩の彼がTシャツを脱ぐと、

先輩は後輩の乳首をそっといじってきた。

ピクッ!

「感じてんじゃん?」

先輩が後輩を見て、そう言うが、

「いや。感じてないよ」

後輩は強がって見せた。

「いやいや、感じてるっしょ?」

先輩は、後輩の乳首を続けて刺激した。

それは、仲間同士のじゃれ合い見たいな感じ。

子犬2匹がじゃれ合ってるみたいだった。

 

「ほら!めちゃくちゃ感じてるじゃん。

 溜まってるでしょ?」

「いやぁ~。溜まってないよ」

男どうしとは言え、

年頃だし、初対面だから、

「溜まってます」なんて正直には言えないよね。

「いくら敏感でも、こんなに感じないから」

先輩は、そう言って、攻撃を強めた。

実際、後輩の彼は、カラダを震わせ、

小さいあえぐような声も聞こえてきた。

「感じてないわけないでしょ?」と先輩が言えば、

「触りすぎでしょ!」と後輩は、たしなめた。

「ほら、下も脱いでみな」と先輩が言う。

「いや、いいよ」

ゲイビデオの撮影に来てるのに、脱ぐのを拒否。

「いいから。いいから」と言って、

先輩は後輩の短パンに手をかけた。

そして脱がしてしまうと、後輩はパンツ姿になった。

だけど、素早くパンツの前を手で押さえた。

「え?なんで?手をどけてみな?」

先輩は後輩の手を払いのけようとする。

「ホントはやってほしいけど、

 一応、拒否しておくみたいな感じ?」

先輩は後輩を追い詰めた。

「いいよ。いいよ」

後輩は拒否するが、

「だめ!ほら。どけてみな?」と言って、

手を払うと、

後輩のパンツの前は、こんもり盛り上がっていた。

テントを張っていた。

「うわ~!元気になってる!すげぇ~!」

先輩は後輩をからかった。

「だって、あんなに乳首をいじられたら、そうなるよ」

後輩は抵抗した。

 

「往生際ワルいな?ほら!パンツも脱いじゃえよ」

先輩は、そう言って、

後輩のパンツにも手をかけた。

「手をあげて!腰を浮かして!ほら、脱がすぞ!」

パンツは脱がされ、

後輩の元気なモノが飛び出した。

「ヤバァ~!デカッ!先が左曲がりだ!」

先輩は遠慮なく、後輩のアレを見つめた。

過去2回の相手は、

ゲイビデオの関係者で、

全くの正体不明の男だったけど、

今回は違う。

出会ったばかりだけど、

同世代の友人みたいな雰囲気の相手だ。

そんな相手に、

元気なアレを見られるのは、やっぱり恥ずかしい。

とてつもなく恥ずかしいものだ。

後輩も先輩も、年頃の青年だからね。

でも、見せちゃうと、

意外に、すんなり。

開き直ったようだ。

もう隠すことはしなかった。

これが異性だったり、好きな人だったら、

アレをじろじろ見られたら、恥ずかしすぎる。

だって、アレの色も形も大きさも、

みんな、しっかりチェックされる。

曲がってたり、小さかったりとコンプレックスでもあれば、

なおさらだ。

だけど、相手が同世代の男どうしなら、

恥ずかしさも消え失せたようだ。

「こんなに元気になってたんだ。ひょっとしてヘン●イ?」

なんて言う言葉も

先輩は浴びせてきた。

もちろん、それは冗談だけど、

ここらあたりの2人も、

イチャイチャしてるみたいだった。

ハダカの若者のお●んち●で遊んでるみたいだった。

 

「めちゃくちゃ感じてちゃってるでしょ? 

 往生際が、ホントにワルいんだから?」

そう言うと、今度は、

後輩のアレをパクリとして、フェ●してしまった。

ベッドの上で感じまくる後輩。

襲い掛かる先輩。

「気持ちいいんでしょ?」と後輩に声をかけた。

「うん」と後輩は認めた。

すると先輩は「こっちを向けよ。キスしよ!」と言った。

2人はキスをした。

「オレも気持ちよくしてもらおうかな?」

と先輩は言って、

あっという間に全裸になった。

2人は愛し合うのだった。

「ほら、しっかりナメろよ。気持ちいいよ。」

先輩はスレンダーな色白ボディーだったが、

キレイな肉体だった。

後輩がフェ●をすれば、

今度は先輩が後輩のお尻も愛した。

「こんなになってるんだ?」

先輩は後輩のデリケートなところも

じろじろ観察し、どんどん刺激を与えた。

そして、Hを始めた。

 

正体不明の男とHするより、

やっぱり他人であっても、

気心の知れた相手とやった方が、

数段楽しい。

しかも、若者どうしなので、

体力もあるし、元気もすこぶるいい。

容赦なく激しくて、全力投球。

それは、恋人とやってるぐらい楽しいものだった。

スポーツを一緒に楽しんでるような感じ。

コロナのことも、大学のことも、

なにもかもを、この瞬間は忘れているようだった。

男どうしだから、同世代だからこそ、

分かり合えるようなところもあったと思う。

でも、彼も考えた。

このままハマっていいのか?

のめり込んでいいのか?

このままいけば、

新型コロナよりも

コワいものに取りつかれそうと思ったのかも。

そして、最後にもう1度だけ、

男とのHをすることを決めた。

最後は少しの間をあけてからのチャレンジだった。

決意のチャレンジだった。

彼の最後のチャレンジは次回で!

次回が完結編です。

では。