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<山梨> ビアン美術教室

山梨にある小さな美術教室のブログです。
絵画や工作など、子どもたちの創作活動のヒントになる記事を気ままに更新中。

少し前の制作になりますが
1月後半に半立体工作で古民家作りに挑戦しました。
古民家といっても、子どもたちにはあまりなじみのない言葉。
資料を見ながらボール紙台紙に「古民家」なるものをスケッチ。

 
下絵の上に藁(わら)や真菰(まこも)、麻幹(おがら)、
工作用マッチ棒、木切れなどの材料を貼って古い日本の家屋を表現。

ハサミで藁を切る感触や
真菰や麻幹の乾燥した草の香り。
古民家を作りながら
子どもたちは無意識に五感をフルに使っています。

 
家周りの情景を想像して描き、アクリル絵の具で着彩。
さらにその上から小枝や和紙、枯れ草、モス(ジオラマ制作で使用される苔)、
小石、色砂などを貼り合わせて情景を整えます。
季節や朝夕の違いで、色々な表情の作品が完成。







日本の古き良き風景
これからも大切にしていきたいですね。


新年のご挨拶から随分と日が経ってしまいました💦
ビアン今年最初の制作は、久しぶりの模写制作。
↓こちら、ゴッホ作「フィンセントの椅子」に挑戦。

正確に模写をするのは椅子だけで、
そこから先は椅子のある情景を自由に想像してもらいます。
椅子の上のパイプは、子どもたちの好きなものに。
部屋のレイアウトも再構成。

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セピア調の落ち着いた画面にするために、
制作前にコーヒーで紙を染めます。
飲み物のコーヒーを筆に付けて塗るなんて・・・
ちょっと不思議な感じ。


ゴッホの色は複雑です。
ただの黄色
ただの青だけでは
ゴッホの色にはなりません。
まぜて色を作ることが大切。


 

子どもたちなりのアレンジを加えた名作「フィンセントの椅子」。
1888年11月、
巨匠フィンセント・ファン・ゴッホによって描かれたこの作品は
100年以上の歳月が流れても尚、その魅力的な色彩から多くのことを教えてくれます。


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明けましておめでとうございます。
昨年は当教室の制作活動にご理解とご協力を賜り
ありがとうございました。
本年も引き続き どうぞよろしくお願いいたします。

お正月の縁起物
南天の観察画で新年のご挨拶。
音読みから「難を転ずる」という意味があるそう。

151226_1148~01.jpg 151226_1433~01.jpg
上質色紙に、水彩絵の具で。
表面に、にじみ止めをしていない色紙なので
絵の具をしっとりと吸収して やさしい仕上がりになります。 


難が転じて、たくさんの「福」が訪れる1年となりますように。