信金信組からのプロジェクト資金のアレンジしての実例①
4月21日
現在、信金信組からのプロジェクト資金のアレンジして検討させていだいているのは次のような案件です。
建設業の会社が新規事業として、隣接する県の市に新しく工場の建設を計画されています。
工場用地の取得資金は3億円で、自己資金も取得資金の30%は準備されていて、ご相談いただいたときは、ノンバンクの担保として対象になる地域であれば、けっこうシンプルにお手伝いさせていただけると思いました。
ところがノンバンクの担保対象には中堅のノンバンクでも担保には微妙と懸念していたところ、やはり、大手はもちろん、全国の坪単価10万円以上の再建築可能な不動産なら積極的に普通に融資を行う希有な中堅のノンバンクでも担保対象ならないことが分かりました。
そうなると、不動産価値を審査の中心におくノンバンクでは、大手では難しく、金額も中堅のノンバンクとっては大きすぎる額なので、難しいことが分かります。
この様な場合、一般論としては、借主主体の信用を中心とする銀行(信金信組)案件にはなるのですが・・・・現在のような経済状況の中では、このような新規事業の工場用地取得のための融資を新規取引で取り組むことはなかなかありません。
そこで、私どもとしては直接金融になりますが、大手米投資銀行OBの知人に、この案件に投資をしてくれるような投資家はいないか相談して検討してもらっているところです。
ただ直接金融の案件は投資家や投資会社の好みが大きく影響します。
つまり、金融機関と違い、投資先の業種、不動産が絡む場合は不動産の場所や地域や内容が直接金融の投資家の好みにあったものでなければ、なかなか進みにくい側面があります。
このように、なかなか話が進みづらい状況の中、大阪に本社がある信用金庫のプロジェクト資金に積極的に行っている情報を得て、まだ結果は出ていませんが、この方法での検討をさせていただくことになりました。
次回の投稿では、このようなときどのようなチェックを行い、どのような状況なら案件が進めることができるかなどについてご案内して参ります。
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