2007-06-20 22:43:45

NOVAとコムスン

テーマ:日々のことから

6月20日

NOVAとコムスンのことで、なかなか良い記事があったので、ご紹介します。

まずは、ご一読ください。


高校卒業後、6年間のフランス留学から…

 高校卒業後、6年間のフランス留学から帰国した猿橋望青年は知人に頼まれ、大阪府岸和田市の実家にスウェーデン人旅行者を泊めた。これをきっかけに、いろんな国の人が寝食を求めて来るようになった。英会話学校「NOVA」はそんな交わりの中から生まれた▲「異文化交流の場をつくりたかった。利益など頭になかった」。創業20年目の00年、猿橋社長は毎日新聞のインタビューにこう語っている(大阪本社版)。受講料も「映画が1500円。それ以上は取れない」ということで決まった。格安料金や「駅前留学」のヒットで事業は急拡大した。そこに落とし穴があった▲薄利多売のためスタッフには契約のノルマが課せられ、執拗(しつよう)な勧誘が行われた。講師の不足や質の低下を招き、受講生に不利益な解約条件を決めてマニュアル化していた。いつのまにか会社の維持・拡大が目的化していったとしか思えない▲同じ道をたどったのが、訪問介護最大手のコムスンだ。利益を確保するため指示された「1日の介護報酬目標1万8000円」などのノルマに、現場を預かる事業所職員は疲れ果て、度重なる不正請求や脱法行為で、積み上げた信頼はあっけなく崩れた企業の生き残り競争が激しくなる中、もうけた者が勝ちという風潮がはびこっている。だが、理念と理想を置き去りにした両社はしっぺ返しをくらった。「奉仕を主とする事業は栄え、利得を主とする事業は衰える」。自動車王ヘンリー・フォードの言葉が浮かぶ▲NOVAは00年当時、既に予約が取れないなどのトラブルが相次いでおり、猿橋社長は「何のために、という組織としてのテーマを保ち続けなければ」と述べている。その時、受講生の訴えに耳をそばだてていれば。

 

企業経営において理念と理想の必要性が、とても重要であることは、

頭では分かっても、日々の経営の中に身をおいていると、忘れがちなものです。

特に事業がうまく行き始めると、特に忘れがちになるように思います。

 

私も前職時代、反省するのは、記事の中にもフォードの言葉として紹介されている、

「奉仕を主とする事業は栄え、利得を主とする事業は衰える」

まさにこのことを忘れていたからだと思っています。

 

確かに銀行とのトラブルで甚大な損害を受けたことは確かですが、

銀行に付け入られたのは、

企業経営の理念や理想を忘れ、

儲けること。そして会社を大きくすること。

とにかく数字を上げることを第一の目的として経営したことから、

儲ける以外の目的を忘れてしまったため、判断が非常に甘くなったと反省しています。

 

おかしなもので、事業って徐々に平均して発展するのではなく、

もちろん売上と利益の額もそうですが、

あるところから急に、なんでこんなに儲かるんだろうと、

こんな分岐点があったように思います。

 

こんな状況の中、事業計画を作ることの恐ろしさなのですが、

なんでこんなに儲かるんだろうと言う状況を、

何倍も何十倍も何百倍も発展させようと思ってしまったのが、

後々考えてみれば事業がおかしくなった始まりだったように感じています。

 

事業計画表では、儲かっている一つの単位を、

単位自体も大きくなるように数字を入れていきますし、

この単位の数も毎年毎年、毎月毎月、増加していくように考えてしまいます。

しかし現実問題として、

ここに自分が持っている経営資源の範囲を超えてしまうことに、

頭では理解できるのですが、

日々儲かっている時は、この部分も解決可能と錯覚してしまうんですね。

儲かっている時は、自分自身ものすごく強気だし、

そもそも成功体験なんか何度も体験できることではないから、

経験則がなく、超強気の経営をしてしまったと思います。

でも、そのつけは必ずやってくるので、

その矛盾を解決できるのなら良いのですが、

一旦事業規模を拡大してしまうと、この拡大した事業を維持しようとするから、

さらに矛盾が大きくなって、

おかしな経営判断に陥って、コムスンのように不正をして帳尻を合わせたり、

NOVAのようにサービスの質を落としたり、顧客に不利なルールを考えて、

帳尻を合わせてしまうのだと思います。

 

私なんか、能力もないし、力もないから、失敗したと思うのですが、

スーパーのダイエーも、そごうも、セゾングループも、プリンスホテルも、ホリエモンも、加ト吉も、

私のようにバブル時代急激に事業を拡大してその後崩壊したほとんどの会社が、

経営の目的が数字原理主義になったことで、

結果として会社をつぶしたり、おかしな方向にミスリードさせたように思います。

最近倒産したパチンコのダイエーなんかも同じ部類だし、

NOVAもコムスンも記事のように同じことだったのだと思います。

 

でも怖いのは、会社は一旦つまづくと、壊れていく速度は速いですね。

儲かるようになるまでは時間が掛かりますが、

累積赤字なんて、本当にあっという間に驚くような額になりますものね。

 

昨日温泉施設が爆発したユニマットグループも、

代表の個人的な個性もあって、ずいぶん恨みを買っているので、

今回の事故はかなり大きな打撃になるような気がします。

しかし、NOVAとコムスンはユニマットと比較できないぐらい打撃が大きいから、

この先会社が継続できるかどうかさえ私は分からないと思っています。

 

今日の記事の中にある、事業経営において、理念と理想を忘れてはいけないと言うことは、

奇麗事のようにも思ってしまいがちですが、

私のような仕事をしていると、顧客の会社を見ていて痛切に感じることが多いので、

決して奇麗事ではないと確信しています。

 



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2007-06-20 02:43:23

お粗末 三菱東京UFJ銀行

テーマ:日々のことから
6月19日

何もしなかったことで、バブル崩壊の影響が最も少なかった、
東京三菱銀行のDNAが強く残る、
三菱東京UFJ銀行の体質がどんどん暴露されてきています。
 
旧UFJ銀行の時代から受け継がれた、
大阪の社団法人「飛鳥会」の業務横領事件に深く関与した疑いで、
金融庁から一部業務停止命令を受けたことは記憶に新しく、
極めてコンプライアンスに対する認識の低さを露呈した三菱東京UFJ銀行ですが、
今度は顧客無視の意識から起こった顧客とのトラブルに対し、
金融庁から改善命令を受けることになりました。

三菱東京UFJ:行政処分7分野に…金融庁が改善命令へ

 投資信託販売での不適切な対応や海外拠点の管理体制の不備で三菱東京UFJ銀行が金融庁の業務改善命令を受ける見通しとなり、同行の内部管理の甘さを露呈した。今回の2処分を含めると、1年余りで日米などの当局から7分野の行政処分を受ける事態になる。特に投信販売の問題は金融商品取引法などが目指す利用者保護の流れに逆行する動きで、顧客の信頼を失いかねない。畔柳信雄頭取ら経営陣の責任を明確にするよう求める声も強まりそうだ。

 投信販売で問題視されているのは、注文を間違うなどして顧客に損失を与えながら行員が顧客への謝罪などで事態を収め、損失補てんをしなかった点だ。財務局に届けずに顧客の損失を補てんすれば証券取引法違反となるが、今回は損失補てんをしなかったため違反行為にはならない。しかし、銀行のミスで損失を与えながら、それを補てんしなかったことに対しては「顧客軽視も甚だしい」(金融庁幹部)という厳しい批判が出ている

 また、投信販売の内部規定も極めてお粗末だ。関係者によると、過去に同様の問題があった旧UFJ銀行は比較的厳しい社内規定を整備したが、経営統合後に旧東京三菱銀行のお粗末な内部規定に合わせたという。これが、問題のある投信販売の多発につながった形で、内部管理体制に対する三菱東京UFJ銀の経営陣の意識の低さを示している

 金融機関は投資信託などの販売手数料収入の比重を高めている。しかし、元本割れなどのリスクを抱える金融商品の販売は、顧客に十分な説明を要するなど内部管理体制の充実は不可欠だ。金融庁が銀行の投信販売に対しては初めてとなる行政処分に踏み切ることにしたのは、銀行業界に顧客保護体制の早急な整備を促す狙いもあるようだ。

 三菱東京UFJ銀は3月、法令順守専門の担当役員を置いたり、全職員を対象に法令順守の一斉研究を行うなどの内部管理体制の強化策を打ち出した。しかし、従業員約3万人の隅々まで法令順守や顧客重視・保護の考えを浸透させるのは容易ではない。

 来週にも下される処分は顧客離れや営業担当職員の士気低下を通して収益力の低下をもたらす可能性が高く、三菱東京UFJ銀は経営陣をはじめとして早急な意識変革を迫られている。

 

ご一読された感想はいかがですか?

この銀行って、図体は大きいが、非常にお粗末な銀行と思いませんか?

顧客とのトラブルは三井住友銀行の得意分野のようですが、 失礼!

三菱東京UFJ銀行も違った意味で、得意分野になってきたようです。 嫌味です。

 

でも、この記事を読んでみて、また飛鳥会の時の三菱東京UFJ銀行の経営者の対応を見て、

この銀行のトラブルと三井住友銀行のトラブルとでは、

その原因となった理由が明確に違うように私は感じます。

 

三井住友銀行のトラブルは、旧住友銀行のDNAである超利益追求原理主義から来る、

儲けるためなら何でもありと言う体質、

つまり超積極的過ぎることから来るトラブルが多いように思いますが、

一方、三菱東京UFJ銀行は、波風をできるだけ立てないことを由とする、

旧三菱銀行のDNAである超保守的な体質から来るトラブルが多いように思えてなりません。

 

旧三菱銀行は、その昔、住友銀行のように成り上がらなくても、

巨大な三菱グループとの取引だけをやっていれば十分成り立った銀行で、

東京銀行と合併する前は、都市銀行の中にあって、

老舗ではあっても典型的な中位行の地位にどっぷり浸かっているような銀行でした。

この部分は私の偏見かも知れませんが、

このような意識が、たまたま、何も積極的にやらなかったことが、

バブル崩壊の影響を一番受けなかったことから、

急に日本一かのようなイメージを与えるような銀行になったという、

幸運に恵まれた銀行と私は思っています。

 

ですから私のような仕事をしていて感じるのは、

三菱東京UFJ銀行って、何がしたいのか、良く分からない銀行なんですね。

 

たとえば、別にパチンコ業界への融資を行う銀行が良い銀行と言うわけではありませんが、

でも、他の銀行は、ビジネスになるとしたら、

リスクが多い業界ではあっても、

できるだけリスクを軽くなるように考えて取り組もうとします。

ところが三菱東京UFJ銀行はパチンコ業界との取引は、

UFJ銀行がこの業界に取り組んでいましたので、

皆無ではなくなったと思いますが、

東京三菱銀行時代は、この業界とは基本的には一切取引をしないのが前提でした。

 

つまり業界としてリスクが高いから一切取り組まないと言うことで、

これはこれで間違ってはいないと思うのですが、

飛鳥会のような超リスクのある取引が行内で問題化したとき、

三菱東京UFJ銀行の経営者は、自らの身の危険のため、

見て見ない対応に終始したと言うように、

経営者の事なかれ主義の結果、明らかにリスクに対してはダブルスタンダードになってしまいます。

 

これらの対応は、できるだけトラブルになることには近づきたくない、

そして起きたトラブルも大事にしたくないというのが見え見えで、

およそ優秀な銀行とは思えない体質を持っていると言わざるを得ません。

 

今回の記事のトラブルでも同様で、問題の部分を読んでいただきたいのですが、

財務局に届けずに顧客の損失を補てんすれば証券取引法違反となるが、今回は損失補てんをしなかったため違反行為にはならない。しかし、銀行のミスで損失を与えながら、それを補てんしなかったことに対しては「顧客軽視も甚だしい」(金融庁幹部)という厳しい批判が出ている

 

要は、顧客のことを考えれば損失補てんしなければならないことは理解していたのに、

財務局に届けるのが嫌で、謝罪だけでごまかそうとしたと言う、

明らかに顧客のことよりも、お上の心象を悪くしたくないという、

トラブルを大事にしたくないという旧東京三菱銀行の特徴が遺憾なく発揮されたトラブルと言えます。

 

ところが、このような顧客無視した経営判断が、

逆にお上から業務改善命令を受けることになったのですから、

この銀行の経営者の判断ミスは大きいと思います。

 

以前三井住友銀行の件で、

行儀の悪いことをやっていたら、法人相手の時はごまかせても、

個人顧客を相手にした時、その悪いイメージの付が回ってきて苦戦すると書いたことがありましたが、

三菱東京UFJ銀行の今回のトラブルに見られるような姿勢は、

場合によっては、三井住友銀行よりも、

もろ個人顧客に損害を与えるようなことをしていたのだから、

その悪いイメージのつけはさらに大きいかもしれません。

さらに、銀行は投資信託などの販売手数料収入の比重を高めていく方向にあるのに、

こんなことをしていたら、こんな銀行で購入しようとする人が少なくなるのは当然です。

 

この銀行、特に旧東京三菱出身の経営者は決断しないことが得意なようですので、

私はもう少しUFJのDNAを取り入れるようになれば良いのにといつも思っています。

UFJは飛鳥会の時がそうであったように、

三和銀行の住友銀行とも良く似た何でもあり的な、

コンプライアンス上問題のあることをするような体質があるのは事実ですが、

でも積極的な経営や営業については東京三菱より遥かに優秀です。

 
くだらない話かもしれませんが、

その違いはATMにも現れているように思います。

 

多くの方々が、旧東京三菱銀行のATMと旧UFJ銀行のATMが大きく違うのをご存知だと思いますが、

明らかにUFJ銀行だった店舗や出張所のATMの方が優れているとは思いませんか?

極端かもしれませんが、小学生と大学生くらいの差があると思います。

 

さらに、もっとも顧客の利便性を無視した店舗やATMの統廃合をしたのも、

東京三菱銀行が最悪で、

三菱銀行の殿様商売のDNAが今でも色濃く残っているように思います。

 

今回も殿様が謝罪するんだから、顧客も納得してくれると思って、

損失補てんをしなかったんだとしたら、時代錯誤も甚だしいと思いますし、

お粗末な東京三菱銀行の内部規定に統一したのであれば、

これも顧客無視としか良い様がありませんし、

とてもエクセレントカンパニーなんていえるのかどうか疑問です。

新しい店舗のATMも幼稚な東京三菱銀行のやつに統一されているようですよ。\(*`∧´)/

  

東京三菱銀行のようなぱっとしない銀行が、

たまたまその消極的な殿様商売の結果、

幸運にも良い銀行のようなポジションになってしまい、

この銀行に飲み込まれてUFJ銀行がなくなったのも、

顧客の利便性から言うと非常に不幸だったかもしれないですね。

 

またこの銀行は、アメリカで、

マネーロンダリング防止態勢上の重大な欠陥を米国監督当局により、

たびたび指摘されているようですが、

今みたいな経営ををやっていたら、

りそなの旧大和銀行のように、アメリカでのトラブルが引き金となって、

大変なリスクを背負うようなこともありうるので非常に危険な銀行とも思います。

図体が大きい割には有能でない銀行。

外資からしたら、きっと魅力的でしょうね。

 

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