こんにちは！店舗開業コンサルディング会社「ビーエイチ」代表の飯島由敬でございます！
プロデュース中のさいたま土呂美容室「hair+malun(ヘアプラスマルン）」
いよいよプロデュースも佳境の「減額調整の日」を迎えました。
ビーエイチでは、「減額調整」のことを、通称「寒い打合せの日」と言っています。
なぜかと言えば、「買い物を減らすことしか考えない日」だからです。
ビーエイチでは、まずは予算を考えずに自分の思い描く理想のお店を考え、店舗デザイナーが設計図を作成します。
その設計図を元に、複数の業者に見積をとり、競争見積もりを行います。出てきた見積を検証し、業者を確定します。
「理想の設計図」なので、まぁ、それなりの金額が出てくるものなのです。
しかし、開業者さんが出せるお金には、開業者さん毎の限界があるはずですよね。
そのため、「理想のお店の工事内容」から「実際に開業者さんが出せる金額の工事内容」にまで、ひたすら工事内容を減らしていくのが「減額調整」
理想と現実のバランスをとっていく作業なので、かなりメンタルをやられます・・・。
でも、この作業をやらなければ、自分の欲しいものの金額を把握し、納得したうえで、自分が買える範囲で買い物をすることができないのです。
このプロセスを経ることで、開業者さん自身が納得した内容で予算範囲内にお店を作り上げることができるのです。
という減額調整なので、どの開業者さんも憂鬱な寒い日。
のはずが！今回は、ちっとも寒くない、ポカポカ陽気の減額調整でした！！！！！！
歴代開業事例でも本当に10年に一度あるかないかぐらいの出来事！
今回は、落札業者さんの見積にほぼノータッチのまま工事契約に進むことができました。
過去を振り返っても、2011年に1度だけ同じように一切減額せずにそのまま工事契約という事例がありましたが、今回はその時以上に順調！これは本当に稀な事です。
さて、なぜにこのようなことになったのでしょうか？
今回落札した業者（一番安い業者）が他の2社にあまりにも大差を付けて安い見積もりを叩き出したことが理由でした。
最も高額な見積もりを提出した会社との差は税込で実に290万円！
3社の競争では今まででも100万円前後の差がつくことは少なくありません。
200万円超えの大差も大変珍しいんですが、今回は、それをぶっちぎり、ほぼ300万円の差でした。
そんなに差がつくなんて、逆に心配…？
工事見積もりに関しては、高すぎるもの問題、しかし、安すぎるのもまた問題であり、危険なんです。
いたずらに安い見積というのは、内訳明細を見ると非常に漏れが多かったり、指定した制作方法が簡略化されていたり・・・強度や耐震性が補強不足だったり・・・慎重にチェックしないと、とても危険です。
競争見積りの場合は、なんとかして仕事を得たいがため、執拗に安い金額を提出し、まずはレースに勝とうとする会社もありますからね。
だからこそ、工事業者とは別に深い知識を伴う設計者を自分自身の味方に付ける必要があります。
そのオーナー側の代理人として動く設計者の厳しすぎるぐらいのチェックが必要不可欠なわけです。
ビーエイチのプロデュースでは、店舗デザイン設計担当の藤井氏とbh飯島が、十分すぎるほどチェック（査定）を行います。
（bh飯島は、元店舗デザイナー。20年以上の店舗デザイン経験があります。）
今回も緻密なチェックを通して検証した結果で落札工事業者の見積額が格段に安いという結果。
なぜ、これほどの差が出たのでしょうか？
そもそも工事見積というのは、多種多様な業種の各セクションの総額合計。
例えば、造作工事（すなわち大工さんの工事）／左官工事（コンクリートとかタイル系の工事）／塗装工事（ペンキ屋さん）／内装工事（クロスとか床貼りとか）／電気工事（電気配線と照明器具）／設備工事（空調、換気、給排水など）etcｅｔｃ…
たくさんの業種が仕事をおこないますが、競争見積に参加するのはそれら全業種を一手に統括管理する請負会社が対象となります。
例えば、一人の大工さんに競争見積に参加してもらうということはないのです。
そのような競争ルールのため、各内訳業種それぞれの何らか事情により通常より安く対応できることも考えられるのです。
例えば、
いつもより安い制作家具製作工場の混み具合が空いていた・・・
運送運搬流通事情として、たまたま工事と現場間が近く交通費を抑えられた・・・
現地に派遣される大工さんチームがたまたま現場に近い埼玉地区にいて非常に利便性に融通が効いた・・・
各建材、材料の仕入れが不景気事情により通常より安価に仕入れられた・・・
なんて、いうことが想像できます。
まぁ、あくまでも想像でしかありませんが、今のコロナ禍の時期で工事が少ないということも影響しているかもしれません。
ちょうど一年前の今頃は、今とは真逆。
オリンピック直前の慌ただしかったり、増税もあったり、水害による職人不足・・・・
こんな事情が重なった時期は、工事費は全体的に高くなりがちでした。
まぁ、しかしこれほどまで競争入札に差がつくことは、本当に珍しい出来事。
今回の計画に関して言えば、ちょっと不謹慎かもしれませんが、コロナゆえの事情といいますか、関与があったのではないでしょうか。
不安を押し切ってこの時期の開業を決意したSさんですが、ある意味、ラッキーな恩恵を受けることとなったかもしれません。
歴代、他の事例を知るすべもないご夫婦。
「他の皆様って、もっと結構大変だったりするんですか？」
飯島と藤井にとっては、思わず顔を見合わせ、耳を疑うような、愛嬌たっぷり、超涼しい発言をしていたSさんの奥様（笑）
超ほのぼの！
というわけで、今回、bh史上、最短時間の減額調整の日でした！
いつもこんな感じで景色良好の減額調整がこれからも続くといいんだけど…
まぁ、さすがに、ありえなそうな気がしますね（笑）
というわけで、Sさんご夫婦、今回はラッキーだったと思いますよ。本当に良かったですね〜。
お二人は年内一杯まで旧職場に勤務。
そして新年、年明け1月8日より店舗工事開始！
順調に進めば2月15日にオープンする予定です。
～10年後の健全経営を見据えた美容室開業のお手伝い～
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2020.09.01【本日のｂｈ】さいたま美容師ご夫婦のコンサル・公的融資の事業計画書チェック＆指導
2020.09.10【本日のｂｈ】さいたま美容師ご夫婦の公的融資面接特訓
2020.09.22【本日のｂｈ】さいたま美容師さん公的融資面接5回目
2020.09.29【プロデュース】土呂美容室開業計画のさいたまの美容師さんご夫婦、プロデュース開始となりました。
2020.10.09【プロデュース】土呂美容室、コンセプト打合せ〜店名決定！hair + malun（ヘア・プラス・マルン）
2020.10.15【プロデュース】土呂美容室hair + malun（ヘア・プラス・マルン）1回目打合せ
2020.10.21【プロデュース】土呂美容室hair + malun（ヘア・プラス・マルン）2回目打合せ
2020.10.28【プロデュース】hair + malun（ヘア・プラス・マルン）さいたま・土呂の美容室3回目打合せ
2020.11.06【プロデュース】hair + malun（ヘア・プラス・マルン）土呂の美容室4回目打合せ
2020.11.10【プロデュース】WEB制作打合・hair + malun（ヘア・プラス・マルン）土呂美容室
2020.11.12【プロデュース】土呂駅・美容室hair + malun（ヘア・プラス・マルン）５回目打合せ
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2020.11.26【プロデュース】土呂美容院 ヘア＋マルン（hair + malun）7回目打合せ
2020.12.03【プロデュース】8回目打合せ・土呂美容サロン ヘア・プラス・マルン（hair + malun）
2020.12.03【プロデュース】土呂マルン（hair + malun）美容室専門大手会計事務所引合せ
2020.12.17【プロデュース】減額調整！土呂の美容室 hair + malun（ヘア・プラス・マルン）
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