すずめの戸締り(ネタバレあり) | Better Days

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日々感じたこと、思ったことを。。。。




すずめの戸締りを見た。



お正月、実家に帰省中に父親が「これ見たいんだよね…レンタル500円かぁ。見ない?」と誘ってきたからだ。



こうやって親と映画を見る機会もそんなにないし、せっかくなので一緒に見ることにした。



最初の方は人が椅子になったり、猫が喋ったりとアニメ特有なポップな描写が続く。



一緒に見ていた母親は、ファンタジーな部分が苦手らしくここで離脱。



父親と最後まで一緒に見た。



見終えた感想は私も父も「良い映画だけど…かわいそうだね」だった。



東日本大震災を題材にしており、これまでの天災三部作の中では一番直接的な表現も多い。


そういえば公開当時誰かがレビューで「今回難しい題材を思い切って扱ってますね」なんて言っていたのを思い出した。



作品となって震災が風化されることなく後世に残るのは大事なことだと思うが、小さな子を持つ母となった今、この作品を見ると辛くなる部分もあった。




新海作品の絵の美しさはより上がっており、綺麗な絵を見ているのはとても楽しかった。



そして公開当初から話題になっていた芹澤(声は神木くん)はやっぱりかっこいいし、


猫のダイジンも可愛くて、父親は「あのかわいい猫どうなったのかな)と鑑賞中から虜であった。



今年はお正月にも大きな地震があり、色々考えさせられた。



作中ですずめが扉を閉める度に、そこに過去にいた人たちの「おはよう」「行ってらっしゃい」などと言う声が聞こえてくる場面がある。



当たり前の日常が、急な天災によりなくなることがある怖さと切なさが胸を打つ。




良い映画を観た後は暫く余韻に浸る。


この映画もそのひとつであった。