さよなら退院はメンバーでお出迎え | 売れないバンドマンが乳がんになったら Ameba

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ELIZABETH.EIGHTのボーカル、ミワユータの赤裸々で日常的なアレなアレ。

エッセイ35
さよなら退院はメンバーでお出迎え




※はじめての方は
「売れないバンドマンが乳がんになったら1」
から読んでいただくと、わかりやすいかと思います。





退院の日程が出ました。
予定より、2日延びて。

メンバーに確認すると、何と誰もお迎えに来られない曜日。
予定の退院の日はみんな空けてくれてたのですが。


困りました。

母に連絡をして、迎えにきてくれることになりましたが、
脳の病気でも散々迷惑かけたので、
なるべく頼りたくなかったのです。


そんな私は別の回でも言っていたように、
自分の細胞にめちゃくちゃ話しかけました。


「よく聞いて。みんなすごい頑張った。頑張ったと思う。
私も頑張ったし。私たち偉かった。
左乳という細胞の同志を失ったことは残念。でもまた頑張っていこう。
でね、ドレーンの中に出てる死んだ細胞さん、お疲れ様。
本当にありがとう。もうちょい内部がいい感じになったら、早く帰れる。
みんなでドッグハウス(シェアハウスの通称)に早く帰ろう。」


めちゃくちゃ体に話しかけました。


これまた別の回でも書いてる完了形ノートにも、
メンバーが迎えに来てベストな状態で退院できた!と書きまくりました。


やれることは、なんでもやる、このスタンスで。



そしたら、

詳しいことはよくわかりませんが、
ドレーンの量が激減したからか、
ドレーンの液体が急に赤から黄色に変わったからか、
また別の要因があるのか、
そもそも退院が延びたのが夢だったのか、
日付を勘違いしてたのか、

とにかくよくわかりませんが、


「退院、やっぱ3/16で大丈夫だね!」と。
「ドレーンもつけたまま退院の予定だったけど外して大丈夫ね!」と。


こちらがドレーン。再登場。





3/16、この日は本来スタジオの日で、
メンバー全員で機材車で迎えにきてくれることになりました。


めちゃくちゃガッツポーズ。


願うのも祈るのもタダだからやった方がいい。
一番いいことを夢想するべき。



私はいそいそと徐々に帰り支度を始め、
改めて説明を受けました。いよいよ抜糸です。


事前にずいぶん前から聞いてたのですが、
抜糸は主治医の先生ではないのです。ご不在だそうで。
主治医の先生をとても信頼していたので、残念ではありましたが、
抜糸などの資格を持っている看護師さんがきてくれるとのこと。


病室で処置ということで、
その資格のある看護師さんと、
いつもの看護師さんが来てくれました。



胸を消毒された時の感想。
「きもちわる!麻酔がまだかかってるみたい!」

さらにドレーンの管を抜く時。
「っっっっっっっっっっっっきもちわるぅぅぅ!」



ドレーン抜く時はほんと気持ち悪かったですね…
全く痛くないけれど、体の中を管が動いていく感じ。
まだ痛い方が我慢のしようがあるんですが、あれは気持ち悪い。
早くあの感触を忘れたいです。



抜糸は、とくに何も感じずに終わりました。痛くもなく。

なるべく見ないようにしてたので何だかよくわかりませんが、
なんか怖い、って感じ。

見てないから怖いのかも知れませんね。



看護師さん
「激しくない運動なら、もう大丈夫ですよ。
体が固まらないように日常生活でも体を使うようにしてね。
シャワーも大丈夫。貼ってあるテープは無理やり剥がさないでね。
傷が膿んだりしたら、すぐ電話をかけて外来に来てね。
傷はすっごく綺麗にくっついてるから、問題ないですよ!」



それを聞き、私は言いました。
「まだ自分の体、見てないんです。見たら痛くなりそうで。」


すると、
看護師さんが退院前に見ておいた方がいいですよ、と、
大きめの鏡を持って来てくれました。


私の裸がうつるよう、角度をつけてくれたので、
そこに自分の裸を映しました。


「どう?」と看護師さん。


鏡に映った自分。



右はいつもの見慣れた胸でした。


切除した左の胸は、
脂肪をごっそり切除してるせいか少年の胸のようになっており、
乳首がない肌を大きく分断する、赤紫のムカデの様な傷。
ちょっと皮膚がひきつれてはいるけれど、
何かの使命をもって作られた改造人間のようでした。


「どう?」

ドレスの試着のように聞いた看護師さんに自然と、
「気に入った。いいですね」と答えてました。



「気に入った」か。

ミワユータらしいな、と私は笑いました。

これもお忘れの方が多いでしょうが、
私、ミワユータというバンドマンなんですよ。






そして退院の時間がやってきます。
荷物はもうまとめました。かなり小さくまとめられたと思います。

ちなみに何故かごはんが配膳されてきたので、
私服でベッドの上で飯を食う、非常識な人みたくなりました。



お迎えの時間が来ました。

病室まで入れるのは家族の1人のみなので、
夫役でギターのこふじが来てくれました。こちら。




一階の外来にベースの俊司が待っててくれて、荷物を持ってくれます。
こちら。



歩かなくていいようにドラムの大佐が、
病院の入り口に機材車をつけてくれます。こちら。






いや!なんでアー写(宣伝材料用写真)なんだよ、ここで!
(ちょうどいい写真がなくて)



これまたラインギフトで頂いた病院内のタリーズで買わせてもらった、
なんたらラテを手に、機材車に乗り込みました。



いやーよかった、よかった、
ひとまず手術無事終わって何より、と盛り上がりながら、
お茶を飲んで帰りました。


夫役のこふじはこふじで別に先生から説明を受けてるので、
またそれも書きつつ、
病理検査も待ちつつ、

こぼれ話と術後の生活などを今後も書いていきます。



退院した日に撮ったメンバー全員の写真。晴れてて最高。




そもそもが、こういうバンドです。http://beth8.net/


曲も貼っておきましょう。

https://youtu.be/UNj-D8wI7eQ






書籍化が夢なので毎日夢想。


★下記リンク先のnoteでは、
手術や抗がん剤などひと段落つく所まで書き終わってますので、
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まず、退院まで読んで頂きありがとうございます。
サポート頂けたら嬉しいです。
今後も検査の結果が出たり、その後の展開もあるので、
是非引き続きお楽しみください。


本業のチャンネル登録もプリーズ。

《MV》
voミワユータ、ガン告知後に撮影した新曲のミュージックビデオ。

https://youtu.be/XzSVK4Hw134