前回に続き、




幼稚園から

11歳まで習ったピアノが、

まったく弾けない訳④



とにかく、

レッスンでピアノを弾きたくない私が、

考えた秘策。



それはレッスン前の

ちょっとした会話を盛り上げ、

先生に時間を忘れさせること。



そうすればレッスンの時間がおしゃべりで潰れ、

ピアノを弾かなくていい。



毎日毎日、

面白くなりそうな話のネタを探す小学生。


(可愛くねぇ)



話を探すだけではダメ。


喋り方によっては先生が、

あっ、と時計を見て、

レッスンを始めてしまうのです。



声のトーンを考え、

倒置法うまく使って、

身振り手振りを的確に、

擬音を個性的に、

途中で先生に問いかけたり、

逆に先生に話させたり、



レッスンに行くまでの道のりを、

ぶつぶつぶつぶつ…

お喋りの練習をしながら歩いてました。



これによって、

レッスンのほとんどはお喋りで潰れ、


先生が「ごめん!もう時間だ!」と気づき、

残り5分くらいで適当に鍵盤に触るのみ、


となったのです。



だから、

ピアノが弾けないんですよね。


弾いてないから。



ずっと習わせてくれてた親に感謝。



このおかげか、

とある地域で私は、


「日本一mcのうまいボーカリスト」


と呼ばれております。


(mcであって歌ではない)



ちなみに、私の脳内で、


「ぴーちゃんタイム」

と言うのがあり、



先生の飼ってるインコの自慢話に話題を誘導すると、

先生が一階まで鳥籠を取りに行き、

持ってきてインコを部屋に離すので、



この「ぴーちゃんタイム」出たら、

もう勝ったな…って思ってました。



くだらないこのシリーズ、

読んでくださってありがとうございました。




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