初心者向け ベタの飼い方 ~シンプル・イズ・ベスト~ 前編 | アクアリウムと熱帯魚のブログ

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熱帯魚を飼ったことがない、初心者視点で記事を書いていきたいと思います。
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TOP熱帯魚の飼育方法ベタの飼い方(前編)

 

どうも、ユウマです。

今回は記事が長いので、前編と後編にわかれます。

 

まず、はじめに熱帯魚の「ベタ」をご存知ない方は、こちらの記事でベタについて説明しているのでよければ見て下さい。

熱帯魚紹介:ベタ ~アナタのための世界で1匹だけの熱帯魚~

 

熱帯魚ショップやネット通販でベタを購入したもののどう飼えば良いかわからない・・・。

そんな方のためにシンプルだけでベタも元気に育ってくれる飼い方を記載しました。

生き物を飼育するうえで、絶対の正解はないので一例として見て下さい。

 

できれば、ベタを購入する前に水槽や各種飼育用具を用意してほしいです。

飼育水も作っておくのが一番良いのですが飼育経験がない人はその場の勢いで買ったり、人からもらったなどありますよね。

この記事では、できるだけ必要最低限でベタが元気に飼育できるように記載しました。

 

◆この記事の記載内容◆

~ 前編 ~

1.水槽を用意しよう!!

2.エアレーション(フィルター)を用意しよう!!

3.飼育水を作ろう!!

4.ヒーターを用意しよう!!

~ 後編 ~

5.ベタを水槽に入れよう!!

6.エサをあげよう!!

7.フンを掃除しよう!!

8.水換えをしよう!!

9.ソイルや水草はいらないの??

10.フレアリングをさせよう!!

 

 

1.水槽を用意しよう!!

 

コップでも飼えるという記事をよく見かけますが、正直初心者には難しいと思います。

人間に例えてみれば1畳の部屋で、食事、就寝、トイレも全て行い、掃除も気が向いたらされるだけ・・・想像しただけでもぞっとしますよね。

それに水替えする側も毎日やっていると面倒くさくなってきます。。。

 

ベタも同様に水量が少ないとそれだけで飼育水が汚水化するので、5リットル以上入る水槽を用意してあげましょう。

一般的に30cm前後の水槽がオススメだと言われます。

 

特に30cmのオールガラス水槽はオシャレでよくオススメされています。

ただし、水槽自体が重いです。さらに水をいれるとかなりの重量になります。

水槽を設置する台が、水槽の重みに耐えきれないと台が壊れてしまうので注意しましょう。

 

 

 

底がプラスチックでできているS水槽(枠有り水槽)もよくオススメされています。

これは実際に僕も使っていて、そこそこ軽くてとても使いやすいです。

 

 

 

 

この水槽も良いのですが、僕が一番オススメしたい水槽はこれになります!!

はい、オールプラスチック水槽です(笑)

 

この水槽だと仕切り板もついているので、真ん中か3分の1程度のところで仕切ることができます。

※完全に仕切れるわけではないので、仕切っても水は反対へ流れますしメダカ程度の大きさの魚なら底のスキマから通り抜けます。

 

オススメする理由としては以下になります。、

・全てプラスチックなので水を抜いてしまえば、女性や子供でも片手で簡単に移動できる。

・水槽がいらなくなったら、もえないゴミで捨てられる(地域によります)。

・仕切り板付きなので、ベタのお見合いや2頭飼いができる。

 

一度、水槽を設置してしまうとなかなか移動できなかったり、処分にも困ったりするので最初は見た目よりも、ベタを元気に育てることを意識した方が良いです。

僕は繁殖させる気はないですが、繁殖したいと思ったときにいつでもできるようにこの水槽を買いました。

現在は、仕切って2匹のオスベタを飼っています。

 

 

2.エアレーション(フィルター)を用意しよう!!

 

ベタはラビリンス器官を持っているので、空気呼吸ができるのでエアレーションはいらないという意見もあります。

ただ、ベタに元気に育ってもらいと思うのであればエアレーションはあった方が良いです。

今回は生物フィルターとしても使えるスポンジフィルターを使います。

 

生物フィルターとは、バクテリアに水中の有害物質を除去してもらうために、バクテリアが住む場所を提供したフィルターになります(ぶっちゃけ、ろ材やスポンジを通水性の良い場所に設置するだけです)。

 

スポンジフィルターとは、エアレーション俗に言うブクブクにより、スポンジ内に水と空気を取り込み、吹出し出口から空気を水中に出すフィルターです。

エアポンプやエアチューブも必要なので初期費用は掛かりますが、掃除も簡単で長期的にみるとコストパフォーマンスも良いです。

 

よく、スポンジが二つ付いているツインスポンジフィルターが良いと言われますが、今回は30cm水槽で場合によっては半分に仕切ると水槽が狭くなってしまうので今回はこれは使いません。

ツインスポンジフィルターは高さがあるものが多いので、モノによっては30cm水槽の高さだと設置できずに水槽からはみ出してしまうなどありますので気を付けて下さい。

 

 

 

今回は、この小さいスポンジフィルターを使います。

正直、上のツインスポンジフィルターに比べたら、濾過力は劣りますが、ベタ1匹ならこれでも問題ないです。

 

スポンジフィルターを用意したら、次は空気を送り混むエアポンプを用意します。

エアポンプは電気が必要なのでコンセントが必要になります。

 

この水心はどのサイトさんも見ても評価が高いです。

音も小さく、SSPP-3Sより大きいサイズであれば空気量調整もできます。

音については、人用の空気清浄機の方が遥かにうるさいです。

 

 

 

MUTE Sも小さくて静かなのでベタ1匹を飼うのであればこちらもオススメです。

ただ、水心に比べると空気の排出量が少ないので、今後の魚が増えていく可能性があることを考えると上の水心を購入することをオススメします。

 

 

 

最後に、エアポンプとスポンジフィルターを繋ぐためのエアチューブを用意します。

 

自分が気に入ったものなら基本的になんでも良いです。

シリコン性など、チューブが柔らかい方が設置が楽です。

 

 

 

水の逆流を防ぐための逆流防止弁や、エアポンプの空気を分散させるエアコックもあると便利です。

 

一方向にしか、空気や水がながれないのでエアポンプに水が入り込むの防止します。

 

 

 

複数の水槽や、エアレーションを複数使いたい場合に空気を複数に送り混む分岐です。

僕も1つのエアポンプから2つ、3つに分岐させて使っています。

これ1個で最大3ヵ所に空気を送れます。

 

 

 

まとめると必要なモノは以下になります。

・スポンジフィルター 1~2個

・エアポンプ 1個

・エアチューブ 必要な長さだけ

・逆流防止弁 必要であれば

・三又分岐 必要であれば

 

設置の方法は、以下の順で設置します。

エアポンプ→エアチューブ→逆流防止弁→エアチューブ→三又分岐→エアチューブ→スポンジフィルター

 

エアポンプは必ず水槽より上に設置して下さい。

水槽より、下に設置するとエアポンプを停止した時に水が逆流する場合があります。

どうしても、水槽より下に設置しなければいけない場合は必ず逆流防止弁を付けましょう。

 

また、1ヵ月1回程度、飼育水を使ってスポンジを軽くもみ洗いして下さい。

普通の水道水を使って洗うとバクテリアが死滅してしまうので気を付けて下さい。

 

 

3.飼育水を作ろう!!

 

ベタを含む熱帯魚を飼育するときは、直接水道水を入れてはいけません。

必ず、カルキ(塩素含む)を抜いてから水槽に水を入れましょう。

バケツに水を入れ1日程度置いておけばカルキが抜けるとのことですが、僕はこれを使っています。

 

カルキ抜きの他に、粘膜保護も付いているのでベタにも優しい製品です。

バケツに水を入れた状態で、アクアセイフプラスを規定量(ラベルの裏に書いてあります)入れて下さい。

完全に溶け切ってから、水槽に水を入れます。

 

 

 

100均一のバケツでも全然問題ないのですが、先がでっぱっているバケツだと水を注ぎやすいので使いやすいです。

 

 

 

 

4.ヒーターを用意しよう!!

 

追記:プラスチック水槽の場合、ヒーターを利用すると水槽が溶ける可能性があるとのことです。

プラスチック水槽を使う場合は気をつけて下さい。

 

熱帯魚を飼う場合は、基本的にヒーターは必須です。

例外として、常にエアコンが付いている状態で水温を26℃前後に保てるのであれば、ヒーターがなくても大丈夫です。

ただ、急激な温度変化おきないようにヒーターを入れておいた方が良いです。

 

常に26℃固定ですが、最初はコンセントに指すだけで使えるオートヒーターを使用すれば良いと思います。

消耗品なので1年程度で交換をする必要があります。

26℃以上の場合は、自動的にヒーターが止まる仕組みになっています。

 

 

 

使い方は、水の入った水槽にヒーターを入れてから、電源をコンセントに入れます(オンオフスイッチはありません)。

ヒーターを水にいれないで、電源を差した場合はヒーターがショートして壊れてしまう(もう使えません)ので絶対にヒーターを水に入れてから使用して下さい

安全装置が付いているので発火はしないと思いますが、最悪発火する場合もあるので注意して下さい。

 

水温を計るために、水温計も必ず用意しましょう。100均一のモノでも十分です。

 

 

 

 

後編へ続きます。

初心者向け ベタの飼い方 ~シンプル・イズ・ベスト~ 後編

 

 

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