身体が暑さでふーふーいってるばかりではない。自転車だって。
トラブルは前兆もなくいきなり来た。宿泊予定のキャンプ場まで数百メートル。軽い上りだからと、右手で後ろのギアチェンジ。あれ？ギアは変わらない。ギアチェンジ操作は空回り。踏み込む足は重いままで、坂道は登れない。何が起こったの？
もちろん、ことは単純。シフトワイヤーが切れただけ。予備のワイヤーはないし、交換する技術もない。交換しないことには、上り坂を登れない。早急に自転車屋で交換しなくちゃ。。
不安に思ってるところに、自転車に乗ってる高校生。キャンプ場の情報とともに自転車屋の情報を聞いた。ちょっと話すと仲間を呼んできて、いくつかある自転車ショップの情報を教えてくれた。彼ら地元の高校２年生。スケボーの練習施設があるところで炎天下、一生懸命練習を楽しんでる。で、何より困ってる私に、親身になって情報をくれたりして優しさ満点の子たち。。新潟県も大好きな様子。
彼らの一押しの自転車ショップ。荷物を置いて、5km走って行ったが、さすが一押し。予約がいっぱいで一週間かかると。。。ちょっと雰囲気的に「配慮」を請うことができず。
1km離れぬところの自転車ショップ。本日休業。。
更に6km。アサヒ自転車。この旅、スプロケット交換(後ろギア)、チェンリング交換(前のギア)で世話になっている、アサヒ自転車。
自転車預かりで、お渡しは明日以降とのこと。ちょっと。どうキャンプ場まで行けというの？近所に宿泊する？すかさず、旅途中、12km先のキャンプ場宿泊予定を説明して、どうにか配慮できないかと交渉。修理がたくさん入っていて最初は難しいといってたが「そこをなんとか！」。
優しいよね。なんとかしてくれるもの。「時間は遅くなるけど今日中に」といってくれるもの。
「遅くても全然問題なし。ありがとう。。」後ろのワイヤーだけでなく前のワイヤーも交換をおねがし、仕上がりは2時間後とのことだったが、すぐに修理にかかり1時間で完成。その間、無料代車まで用意してくれ、アサヒ自転車万歳！
夜のキャンプ場。土曜ということで、ちょっとだけ賑やか。でも、グループ、ファミリーそれぞれ気遣い、配慮があり、こちらの心も穏やかだ。親子連れが、ライトを持ちながら、クワガタを探してる。と、子どもが、小一くらいか、セミが脱皮してるのを発見し興奮してる。お父さんも、見るの初めてと。。。「すごいな。よく発見したねえ」と近づいた。長野からやってきたそうだが、いいねえ。話してるところに、クワガタも飛んできて大興奮。。。アブラゼミの羽化は何十回と見てきたが、ニイニイゼミは初めて。。珍しいにも関わらず、小ぶりで地味だな。。
昼の工場見学は、三条市、爪切りやニッパーの製造メーカーの諏訪田製作所。
エントランスに入るといきなりキャデラック。。おお、ジャイアント馬場の愛車だとか。
ジャイアント馬場は、三条市出身の名誉市民ということ。。
グラインダーで部品を削ったり、回転するベルトで研磨したり、微調整は職人の経験と勘に委ねられてるとのこと。ここでも、爪切りが数千円という高級品。もちろん重厚で切れ味もいいわけで。。。
朝のキャンプ場
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