大村椿の森学園 施設訪問 | Be Smile Project Blog ―子ども達の未来を笑顔にするボランティア活動―

大村椿の森学園 施設訪問

今回は昨年2013年10月5日に行われた、大村椿の森学園10周年記念講演会に代表の本そういち先生が、シンポジウムのシンポジストとして登壇された為、私達はシンポジウムの出席と翌日の施設訪問を兼ね長崎県の情短施設「大村椿の森学園」を訪れました。



シンポジウムの感想や、翌日の施設訪問の様子については、ビースマサポーターの宇和川恵美さん(声優)のブログを引用させて頂きます。




****以下、宇和川恵美さんのブログ****

この間、被虐待児を笑顔にする活動をしている漫画家さんが立ち上げたNPO法人、ビースマイルプロジェクトで長崎に行ってきました♪ヽ(´▽`)/


長崎の情緒障害児短期治療施設の大村椿の森学園への訪問は、ビースマの本当に初期の頃から始まって、今では主要な活動のひとつ。

今年で5年目くらいになりますー(*´ω`*)

そして今回、その椿の森学園が10周年と言うことで、シンポジウムと施設訪問に行ってきましたー(’-’*)♪






今回のサポーターの先生は

びーすまの代表でもある本そういち先生

藤沢とおる先生
とみさわ千夏先生
いのうえさきこ先生
瀬口たかひろ先生
後藤晶先生

一応わたしw

ビースマスタッフのタッキーとやすくん、
協賛企業のひとびとw


総勢13名。

わたしはいつもスタッフ寄りのサポーターのような感じでできる範囲でボランティア活動のお手伝いさせていただいております(*´人`*)


まず一日目は、シンポジウム(^-^)

テーマは、虐待の現状や治療と言う名の子育て。


ビースマからは本センセがパネラーとして登壇ですー。





この活動に参加しはじめて、いろんな現場の声を聞いたり、文献を読んだり、テレビを見たり、わたしなりにお勉強したけど、いろんな立場からの意見や映像をまじえての説明で、とても分かりやすく整理できました。


何回聞いても悲惨な状況におかれている子どもたちの話の現場の声はリアルでグッときます…。


社会的には深刻な問題なのに、選挙権のない子どもの問題は政府が注目しないし、注目しないから予算もおりないし、、、いろんな問題が重なって本当にもどかしい。。。

でも毎回思うことですが、変えていくにはやっぱり「知る」ことが大切なんだなぁと。。。


夜は職員さんやパネラーのみなさんとの懇親会でたくさんお話をさせてもらってとっても有意義な時間でした(’-’*)♪

にしても、現場の方々にはどんな質問をしても的確な答えが返ってきて、被虐待児の支援だけでなく、それを未然に防ぐための施設、施設卒業後の支援などいろんな方面からも取り組みを始めていることがわかりました。。。

子どもだけでなく職員さんもすぐやめてしまうキツイ現場なのに、本当に頭が下がる思いでしたm(__)m

個人的には、飛行機に乗り遅れる!と言う体当たりなボケをかました後藤センセと、まさかまさか、真面目なシンポジウムでマイクを渡され台詞をしゃべったのがびっくりよい思い出です(*´ω`*)

場が軽くなったと言われたからよかったよかった(’-’*)フゥ♪


し、懇親会で後藤センセがいじられてておもしろかったー♪ヽ(´▽`)/


そんな一日目でした( ・∇・)




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子どもたちがおかれている状況を職員さんに聞いたよー。




一人一人に悲惨な背景があって言葉がでない…

でも、明るい話ももちろんあったよ!(^-^)


声優になりたいからお話を聞きたいって言ってたYくんに、バイトして自分のお金で養成所とかに通ってる人もたくさんいる、とか色々話したことがあったんだけど、


今、3つバイト掛け持ちして頑張ってるみたい(〃∇〃)

夢があるって素晴らしい!
うれしいなー♪(*´∇`*)

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さて、二日目!

いょいょ、椿の森学園へ行って子どもたちと交流するひ。( ・∇・)




朝食もエナジードリンクもバッチリ飲んで出発ー♪ヽ(´▽`)/

9時半に出て5時前くらいまでの長丁場(*´ω`*)


子どもたちは2、3人以外殆どが新メンバー。。。
いいことだけど寂しい、、、

と同時に次から次へと新しい子が施設に入る現実…。


ふと前の晩、前理事長が「施設にはいれるだけマシ」っていったのを思い出したなぁー。。。


学園につくと子どもたちがたくさん待ってました(’-’*)♪


その一番前にAちゃん。
Aちゃんは、わたしが施設に訪問したときからいる、声優志望の女の子。


言わばびーすまでのわたしの歴史と共にいる子なのです(*´ω`*)


Aちゃんは開口一番「えみちゃん、よみあわせしよー」と。

手には何年か前にあげた声優入門の本がありましたσ(≧ω≦*)
ボロボロで使い込んでたなぁー。

出会った当初はひととコミュニケーションがとれなかったのに、どんどん変わってきて、色々質問してくるようになって、、、( ノД`)


それが、今回、これやりたい!と自分でやりたいことを持ってきたことにすごく感動しました(;_;)





しかも、彼女自らボイスレコーダーを買ったらしく、職員さん曰く、毎日練習して聞いてみたり聞かせたり、他にも腹筋したりしてたらしいー(;_;)ナント


さらに驚いたのは、彼女が「ういろう売りもやってるよー」って言ってたこと!


以前他の声優学校で生徒に教えたとき、むずかしいからやりたくなーいって言ってたムズカしい教材。

しかも、ワークショップも行ったらしく「芝居やってたの?て褒められたんだよー」とうれしそうに話してくれました(;_;)オゥオゥ

それから、二人で教材を練習してアドバイスしては、やり直して、、、


驚いたことにアドバイスが割と専門的で「目線と距離感がねー、、、」とか話してる自分にきづきました(^^;


アドバイスのレベルがあがってる!!(゜ロ゜ノ)ノ

あ!と、なにかに気づいたり理解すると、目をキラキラさせてうれしそうにうなづいてたのがすごく印象的で。。。(つ_;)

わたしもなんかうれしかったなぁー。


そして、別室でボイスレコーダーに録音して職員さんに聞いてもらいましたー(’-’*)♪

よく考えたら5分もの一発録りで一度もまちがえないし!
相当練習したんだろうなぁー。

すると職員さんが、おやつの時間に流してくれると!!(゜ロ゜ノ)ノ

Aちゃんは恥ずかしそうだったけど、みんなに褒められてうれしそうだったなぁー(^-^)


これをきっかけにもっともっと楽しんで頑張ってほしい。。。

すると彼女が小さな声で、

「あのね、えみちゃん、、、 わたしもしかしたら今日で最後かもなの」と。


そうかー。


施設にいられるのは基本18歳まで。
そのあとは出ないといけないのです。

施設を出たあとの支援もまた課題のひとつになってたりするんだけど、、、

いよいよ卒業かもなんだねー、、、(T-T)


もちろん状況によってはあと2年いるわけだけど、、、


彼女の中ではそれもあったんだろうなぁー(;_;)


でも、好きなこと、やりたいことをがあるって本当にいいことだと思いました。。。


それで変われるかも。。。

卒業できるかできないかわからないけど、少なくとも彼女はわたしが会った5年前より変わったと思う(^-^)

職員さんも言ってたし(〃∇〃)


これからも色々やりたいことを見つけて頑張ってほしいなー。

万が一声優になれなくても動けば何かしらの道が拓けるかもしれないし(^-^)


にしても、読み合わせ「わたし誰にも褒められなーい!」って冗談でいってたら、6歳のちびっこが帰り際にわたしを見上げながら

「じょうずだったよ」

と。
あぁー。(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)

かわいいー!!(〃∇〃)アカン


わたしのできることなんて殆どないけど、少しでも子どもたちのいい変化に関われたならうれしいなぁと思いました( ・∇・)

そして、こんなわたしにそんな機会を与えてくれたビースマに関わったみなさんに感謝感謝です(*´人`*)


実は今回少し凹みながら長崎にいったんだけど、逆にパワーをもらいました(^-^)v

ありがとう!長崎!
ありがとう!椿の森学園!

また会おうねー(*´∇`*)




****以上、宇和川恵美さんのブログ****


私もビースマイルプロジェクトにスタッフとして参加し、早くも2年近く経過しようとしています。
長崎椿の森学園も今回で2回目の訪問とだったのですが、初めて訪問をした一昨年のそれと受ける印象が違いました。


代表本さんのシンポジウムでのスピーチや、児童虐待についての一般講演内容も大変印象に残り、色々と深く考えさせられました。
これからもスタッフとして、子供たちの笑顔の為に自分なりに出来ることを実行していこうと改めて誓いました。


今年もビースマイルプロジェクトは、スタッフ一同、子供たちの明るい笑顔の為に活動を進めて参りますので、引き続きご支援頂けると幸いです。

文責 ビースマスタッフ タッキー