まっすぐまっすぐ下に下に、、感性の赴くままに滑っていくと右の方から嫌ぁーな景色が見えてきました。
そう、沢です!
「ほら見て見いやン、沢にぶち当たった・・・。B&Cさん、あかんのちゃうって言ったやん!」
「いやぁ、しゃぁないなぁ。じゃぁ、沢に降りていかんよう、左へ左へずーっとトラバースしようや」
そしてヘタっぴの僕は先頭をこの種のサバイバルには慣れているたつおくんに譲り、進路を左にとり、なるべく高度を下げないように横へ横へトラバースしていきました。
しかし、もうその時点で左の尾根は遥かに自分たちより高い位置にあり、とても降りながら尾根まで戻れそうにありません。しかも右側の沢は段々と広く近くなって僕たちに近づいてきます。
「おぉー、もぉーー・・・」
文句を言いながら前を行く二人・・・。
しょんぼり後ろを着いていく僕・・・。
そうしてしばらく行くと!
思いもかけない景色が目の前に開けてきました。