「四方よしで幸せを循環させる」

そんな志を立て、行動している方が、事務所へお越しになりました。

なぜそのような思考にいたったのか。生い立ちから伺いました。

川の水が、堰を切って溢れ出すように、離してくれました。

思いがたくさん胸に詰まっていたようです。

真剣に聞くことで、水の勢いはさらに盛んになっていきます。

ついに全部吐き出していただきました。そのとき表れたお顔。

ご本人にはわかりませんが、それはそれは穏やかな表情でした。

 

巡回監査に必要な心がけがこれなのです。

月の締めが行われた後、経理担当者はもちろん、

社長の心が晴ればれと、すがすがしい状態になっていたら、

その月の巡回監査は勝ちです。

その月々の連続勝利が、会社を強くしていくのです。

 

それは兎も角、「四方よし」ってなんでしょう。

「売り手」「買い手」「世間」そして「未来」だそうです。

未来が入ることで、成長に永続性が生まれるというのが、この方の確信でした。

感動をいただいたお礼に、

「その四方を財務諸表で説明してください」と投げ掛けました。

中小企業診断士の資格をお持ちなので、財務がお得意なのです。

しかし四方は志であり絆なので数字には転じていないということでした。

そこで、思いは最後に計数化されるからビジネスですよねと前置きして、

財務諸表の5つの箱を空中に描いて、四方を循環させてみました。

 

日ごろ深く探求しているからでしょう。深くふかく心に突き刺さったようです。

目がキラキラになりました。体からも金の光がでて来たのです。驚きました。

これが純粋状態の現象なんだ!と感じました。

メモしてよいかと、懸命に筆記しておられました。

ご自身のセミナーで使ってよいかと仰ったので「喜んで!」と申し上げました。

このように感度のよい人が目の前に現れるようになりました。

 

経営の変化は、先ず内部に表れます。

仕事のステージが変わっていくので、変われる人と、

変われない人とに振り分けられていくのです。

仕事が勝手に振り分けてくれると言ってもよいでしょう。

変われない人は、不満を態度に表しますが、その不満は会社に向けられます。

自分に向けなければならないことに気づきません。自利だからです。

自利の人は他力本願の傾向が強いです。変われる人は利他の人です。

 

経営の変化は、次に外部に表れます。

志を同じくする人たちが、寄ってくるようになります。

「潮目が変わる」という言葉がありますが、まさにこれです。

テレパシーというか、思いが宇宙に飛んで行って、

周波数の合った人たちが交信をはじめる…そんな現象が起こります。

今回の出会いは、それを実感させてくれました。

いま私たちは、指数関数の前夜にいます。

 

すべては中小企業の「存続と成長と発展」のため!

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