ドクタークリスティがリツイートしていたツイートに体験談があったので紹介していきます
ヘレン・デービスさんという当事者の体験談です。
JOURNEY INTO DARKNESS (暗闇への道程)
新しい年、新しい啓示
1月。1月1日の明け方に玄関を開け旧年を放ち新年を迎え入れました。もう2018年はいっさい忘れ2019年はまったく違った新しい年にしたいと、妹とともに祈りました。
クリスマスの後はマイクと隔週でカウンセリングを受けていました。彼は私をじっと見つめて言います。「あなたの不安について考えてきました。実はジアゼパムがあなたを壊している可能性があります。」 ・・・・ジアゼパムがわたしを壊す? そんなことは聞いたことがなく、長年ジアゼパムを飲んできてるしそれがいままでの悪夢の原因だとは露とも思わなかった。私は非常に興味をそそられました。
マイクは離脱症状のサイクルを説明してくれました。簡単に言うと離脱症状とは薬の効能と反対のことが起きる現象だそうです。私の場合ジアゼパムを就寝前に飲むので、薬効が切れかかる朝に離脱症状が発生しているのではないかと彼は仮説づけました。起床時はジアゼパムの血中濃度が下がっているせいで離脱症状が発生しているのだと。たしかにジアゼパムが処方されたのは不安にも対処するためでした(アム注: 主症状は脚の痙縮だったようです) 。したがって離脱症状には不安が含まれる。どんな薬物療法もカウンセリングも効果がなかった“不安”。
私は非常に興味をそそられました。これは理にかなっています。ついに腑に落ちました。調査しよう!
その日の午後、すぐに自宅で電話帳を手にし町内のさまざまな薬局に電話をかけました。ぜんぶで6人の薬剤師と話をし、全員わたしのホラーストーリーの犯人はたしかにジアゼパムかもしれないと話してくれました。ある薬剤師は、この薬をやめるための減薬スケジュールの説明までしてくれ「テーパー(先細り)」という言葉がでてきました。さらに恐ろしいことにジアゼパムはなんと2週間以上服用すべきでないことも知りました。私は26才~27才の時から20年以上服用しています!あまりに昔なので何歳だったのか正確に覚えてません。いまは53歳です。
これまで以上に決意を固め、私はかかりつけ医のオフィスに電話し学んだことについてすべて話すために診察予定をいれました。その日はメモを忘れずに持ってきました。ジアゼパムが本当に犯人であるならすぐにやめたい!そして診察。かかりつけ医はジアゼパムが原因である可能性が非常に高いと同意しました。テーパリング減薬も同様に賛同しました。テーパリングを始められるように新しいジアゼパムを処方してくれ準備完了。私はこの戦争にもちろん勝つつもりです。
ついに核心へ。ここからがまた長いんです
州によって、ドクターによってまだ違うかもしれないけれど、米国でもベンゾの離脱症状を否定する医療者はだいぶ少なくなってきてるようです
NO-BDZさんのツイート
「某自助グループでよく耳にしますね。 薬飲んだ患者が悪いだの、麻薬やアルコールと同じ抜き方。速い減薬を奨める。 そして水溶液減薬やテーパリング減薬を否定する。 それなのにあるSNSの水溶液減薬グループに代表者達が潜伏していたのを知らない人も多いでしょう。」
毒きのこ摂食・キンツウさんのツイート
「“減断薬に成功しても後遺症が残ることがある”とのことですので後遺症が残っても成功したという認識っぽいです。」
NO-BDZさんのツイート
「水溶液減薬で最後は慎重にソフトランディングして断薬成功したワイパックスさんのような方が自助会代表者にはまずいないですね。」
※ 減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。
それと、専門医を探そうとしている方はベンゾ専門医の見つけ方:ベンゾ断薬10のヒントを読んでみてください。自称”専門家”や"カウンセラー”が減薬バブルに乗って乱立してきてるのですぐに飛びつかないように!!
『ベンゾの減薬は年単位で』
『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』
はじめましての方はこちら