春樹疲れの次郎癒し & 昭和が懐かしくなる &「夕映え天使」 | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

 
村上春樹の合間にホッコリとする一冊、浅田次郎の「夕映え天使」・・・ホッコリとする昭和の情景が脳内を駆け巡る、人の生きようが見える気持ちのいい読書タイム。

さびれた商店街の、父と息子二人だけの小さな中華料理店。味気ない日々を過ごす俺たちの前に現れた天使のような女・純子。
 
あいつは線香花火のように儚い思い出を俺たちに残し、突然消えてしまった。表題作「夕映え天使」をはじめ、「切符」「特別な一日」「琥珀」「丘の上の白い家」「樹海の人」の6編の短篇を収録。特別な一日の普通の出来事、日常の生活に起こる特別な事件。

 

浅田次郎が色々と分野を広げているが、最近の作品には特に興味津々・・・されど、目下、村上春樹一色の脳内環境、スピードは30冊超えは必置。

 

難解本の合間に読む価値。

浅田節で昭和の姿が復活。