前から、海老蔵さんのブログは、ちょくちょく拝見させていただいておりました。
お子さんたちのかわいい姿に癒されておりました。
で、最近、奥様の小林麻央さんもブログを始められて、それを拝見するようになりました。
私にとっても、遠いようで近い、乳がんという病気を治療されております。
乳がん。
これ、本当に女性は気をつけないと。子宮頸がんもそうだけど、乳がんも。
私の母は、まずは子宮頸がんからの子宮がん、そして乳がん。
最終的には体全身にがんが周り、死亡原因は肺に水がたまる、肺水腫とされました。
肺や、骨、皮膚にまでがんは進行していて、病院に連れていった時にはもう、全身にガンが回っている状態でした。
母は自分でも異変に気付いていたはずなんですが、当時、私は離婚の事でもめていて、末の妹は反抗期でちょいグレちゃって。
父は相変わらずのギャンブラー。
真ん中の妹のところはまともな家庭なのですが、だからこそ言いにくいというか。
母自身がもう人生をあきらめていたのだと思います。だからわかっいて病院に行かなかったのではないか、と、亡くなってから三姉妹で話しました。
今でも覚えていますが、母がなくなる一年ちょっと前のお正月。
実家に戻った私と三姉妹は、末の妹から、お母さんの胸にケロイドみたいな、大きなかさぶたみたいな、なんかがある、って聞いて、ハッとしたのです。
それ、乳がんじゃないの?って。
進行するとそういうことにもなるって、真ん中の妹が何かで読んだらしいのです。
それで、すぐに病院に連れて行ったわけです。
それから一年半で、母は他界しました。
入院してからは、何か憑き物が取れたみたいに、生きる事を望むようになりましたが、やっぱり時すでに遅し。
最後はモルヒネ治療の末、安らかに旅立ちました。
最後を見届けたのは、私だけ。いつも近くにいられなかった私が、その日は病院に泊まっていて、母の最期を見てあげられたのです。
……そんな事もあり、うちの三姉妹は、こと、子宮頸がん、乳がんに関して、そこまでしなくても……と医者に言われながらも、毎年検診にいっています。
30代の頃からです。
親や血筋にガンの方がいると、やはり遺伝も多少関係あるらしいからです。
友人の一人も母親が乳がんになり(幸い早期発見で治療しましたので、今はピンピンしてます)、怖いので毎年受けているようです。
今、小林麻央さんは、とても前向きに治療をされているようで、本当に取り返しがつかなくなる前に見つかってよかったな、と思っています。
でも、ブログにも書かれていたように、いくら早く見つかったとはいえ、「ガンです」と告知される恐怖は計り知れないもの。
私なんて、「子宮頸がん3Aの可能性が高いです。生検しましょう」の一言で、これまでいやという程やってきていた月経がとまりましたから。
以来、本当にたまーーーーーーーにしかこなくなりました。
完全にホルモンのバランスがおかしくなっていて、薬を飲んでも治りません(T-T)
それぐらいショックだという事。だから物凄くお気持ちがわかります。
読んでいて、あの時の事を思い出して同じように胸が苦しくなりました。
幸い、私のはなんともなかったようなのですが、それからもしばらくは三か月ごととか病院に通って検査していました。
今は一年毎に戻っています。先月、済ませてきて、結果はオーライです。
友人たちの中に、怖くてまだ一回も受けた事がないって人、よくいます。
その都度、私は真剣に「いや、絶対にいっといた方がいい。あとで後悔するのと、早く見つかって早く治るのとどっちがいいの?」と言います。
周りにそういう病気を患った事がある人がいないからこその、受けた事がない、って事なんでしょうけど。
あ、そうそう。
私の職場仲間の一人も、たまたまいったデパートで、マンモグラフィーを試してみませんか、的なキャンペーンやってて、友達と二人で面白半分で受けたら、乳がんを発見されてしまい。
慌てて治療したって事もあります。こちらも早期発見だったので、大事にいたりませんでしたけど。
こういう事もあるので、ぜひ、皆さんも、若いからとかどうとかでなく、受けてもらたいなぁ、と切に思います。
小林麻央さんを、私はひそかに応援しております。
早く元気になられて、また子供さんたちと一緒にいられる時がきますように。