半田事務所の谷藤です。
雪が多かった今年の冬ももう終わり。季節は春に近づいてきました。
暖かくなってきたら、自転車で知多半島を一周したいなと考えている今日この頃です。
さて、出かける機会も多くなってくると、事故も増えてきます。
今回は、もし事故に遭ってしまったら・・・そんな時に役立つかもしれない「弁護士費用特約」について説明します。
任意保険に入っている方なら一度は、
「弁護士費用特約」
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは、ズバリ、保険から弁護士への相談費用や交渉などにかかった報酬等を支払ってもらえるものです。
□費用は？
「弁護士を頼むとお金がたくさんかかる」と考えていらっしゃる方も多いかもしれません。
しかし、弁護士特約に入っておけば、自己負担ゼロで弁護士に依頼することができます。
万が一の時の弁護士費用を保険から払ってもらえる制度です。
保険から支払われる費用は、多くの場合３００万円が上限ですが、通常この範囲におさまるものがほとんどです。
□どんな時に利用できる？
弁護士特約は、
例えば、自動車保険の特約だと、
「自動車で信号待ちをしていたら、後ろから追突された」
など主に自動車に関わる事故が対象となりますが、
保険会社の約款によっては、
「歩いているときに、自転車が急に飛び出し、ぶつかってケガをした」
暴行等による被害を受けた場合や、盗難の被害に遭った場合などの損害賠償請求に関わるものについて利用できる場合もあります。
（保険会社等が扱う保険商品によって異なります）
特に、自分に過失がなく、１００％被害者となってしまったような場合には、自分の保険会社では、示談交渉等を行ってもらえません。
（自動車保険は、相手方の事故の賠償のためのものなので、相手への賠償が発生しない１００％被害者の場合には、保険が使えないのです）
そこで、弁護士特約を利用すれば、保険から弁護士費用を払ってもらい、弁護士に示談交渉等を行ってもらうことができるのです。
□弁護士を使うメリットは？
保険会社は、被害者自身が交渉をしても増額に応じないのに、弁護士が交渉をすることで慰謝料額などの損害額がアップする事例も多いです。
事故の被害者に対する保険会社等の対応が悪いこともよくあるので、弁護士に交渉を任せるメリットは大いにあります。
物損など比較的少額なものでも弁護士に依頼することができ、当事務所でもそのような案件も取り扱っています。
もし、事故に遭われた場合には、自身の保険に弁護士特約がついていないか、ぜひ確認してください。
特約がついていたのに、忘れている場合も多いようです。
さらに、被害者の方のご家族が自動車保険に加入している場合、その自動車保険についている弁護士特約を使用できることもあります。
弁護士費用特約では、自身が選んで弁護士を依頼することもできます。
当事務所でも，弁護士費用特約を利用して，依頼されている方が多数いらっしゃいます。
お困りの際には，お気軽にご相談ください。
弁護士法人リブレ http://libre-law.jp/
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※なお、保険によって対象となる被害事故や補償の対象範囲、対象費用が異なりますので、詳しくは保険会社にお問い合わせください