「人間・田原俊彦」が注いだ娘への愛情 男の子だったら「僕を超すのは大変でしょう」 話の肖像画 歌手・田原俊彦<24> - 産経ニュース (sankei.com)

 

 

トシちゃんが事務所独立したのは1994年のこと。

ネットが普及していくのはその後の話で、あの頃はまだまだテレビには力がありました。

だから、テレビに出られないということが、今とは全く違う意味を持っていたと思います。

私だけではなく、多くのファミリーが今まで何度も「トシちゃんってまだ歌ってるの?」的なことを言われたことがあると思います。

興味がない人というのは自分から情報を取りに行ったりせず、意図せず飛び込んでくる情報でしか物事を判断できないものです。

バッシングと偏向報道でイメージが悪くなったまま、どんどんトシちゃんの姿を見なくなっていく。

実際はどんなにLIVE活動などを頑張っていても、一般的なイメージとしては「テレビ出てない=仕事がなくなった、芸能人として終わった」・・・になっていってしまうのです。

 

テレビの世界は、ジャニーズのタレントさんたちによってあれもこれも、そっちも・・・と次々と埋め尽くされる勢いの中、

忖度なのか圧力なのか分かりませんが、彼らと共演NGのトシちゃんが付け入る隙間はどんどんなくなっていってしまったというのが実情だったと思います。

流石にトシちゃんもここまでになるとは思っていなかったようですが・・・この状態はその後も何年も、何年も続くことになります。

 

罪を犯し、逮捕された人ですら、その後、普通にテレビの歌番組で歌えてる。

なのに、ジャニーズのタレントさんが出演しているからということで、トシちゃんはテレビで歌えない・・・と、やりきれなさを感じたこともありました。

 

ジャニーズ事務所の歴史から、功績どころか存在すら抹殺されて、ここまでする必要があるのか?というくらい異常なほどの酷い扱いでしたよね。

一緒に頑張ってきたハズの所属タレントたちも、トシちゃんのことはタブーとでも思っているかのようにスルーだったし、「田原」と呼び捨てにする人もいましたね。あの事務所では、独立した人は罪を犯した人より悪人扱いなのかと思ったものです。

 

さぞかし、トシちゃんは悔しさとやるせなさの中で辛かっただろうなあと思っていましたが、実際はこの頃のトシちゃんは、生まれた娘さんと過ごす時間で満たされ、幸せだったのだと知り、何だか救われた思いになりました。

 

デビューして以来トシちゃんは、アイドルとしての鎧を身にまとったある意味虚像、芸能人・田原俊彦として、多くの時間を過ごしてきました。

華々しくテレビで活躍し、曲は次々と大ヒットし、主演ドラマも大ヒット・・・間違いなくトシちゃんは時代のトップに君臨し、一時代を築き、ジャニーズの後輩たちに新たな扉を開いた存在になりました。

この栄光の陰で、睡眠時間を削り、休みもなく過酷なスケジュールをこなし、ダンススキルを磨く努力をしてきたのもまた事実ですし、何より日本中の人たちに顔を知られ、行動は制限され、マスコミに追い回される日々。

普通の人間らしい時間をどれだけ過ごせていたのだろうと思います。

 

「何より自由が欲しかった。」

独立の理由を聞かれた時、トシちゃんはこう答えていました。

トシちゃんと同じ立場になったことがない人間には、この言葉の本当の意味は分からないのかもしれない。

もちろん、自らが選び成功したからこその代償なのですが。

 

結婚し、子供が生まれ、そして独立。

その流れの中、トシちゃん自身は何も変わっていなかったのに、トシちゃんを取り巻く人々も環境もそしてイメージも・・・すべてが変わっていきました。

特に権力の権化のような存在のジャニーズからの独立は、間違いなく芸能人・田原俊彦には大きなマイナスでした。

 

でもマイナスがあればプラスもあるもの。

独立したことで自由を手にし、一人の人間・田原俊彦が家庭人として満たされ、父親としての幸せを満喫できていたのであれば、この時期のトシちゃんはやっと人間らしく生きられるとても貴重な時間を過ごせていたことになります。

 

 

何年か前に、長女の可南子ちゃんが、ある番組に出たのですが、その番組を見て、トシちゃんってこんな面があるんだと驚き、とても感動したんです。

(※もしかしたら、写真の一部は後日、削除するかもしれません)

 

この時に、今回のコラムに出てくるアルバムの話をしているのですが、

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エコー写真から、キレイにファイリングしてあり、

 

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初めて抱っこした日、退院して初めて家に来た日、初めてペアルックした日・・・

可愛すぎるラブ

アルバムは30冊もあるそうです。

 

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あの理不尽な記者会見からのバッシングの日々、もそれまで寄ってきていた人たちの掌返しもあったでしょう。

嫌なことがいっぱいあったはず。

LIVE会場もそれまでは考えられないような小さな会場になってしまったとか・・・それでも満席にならなかったんだよとか・・・

ずっと応援されてきたファンの方々から話を聞くにつれ、自分がその時なにもできなかったこともあり申し訳なくて、トシちゃん本当にごめんねって思っていたのですが、

 

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この番組を見た時に「良かった・・・トシちゃん、幸せな時間を過ごしていたんだなあ」と思って、泣けてきちゃったんです。

 

お財布の中に、いまでも可南子ちゃんが子供の時に折ったクマの折り紙入れてるとか・・・

 

 

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お父さんとしてのトシちゃんも本当にステキハート

 

東京のディナーショーやLIVEでは一番後ろのテーブルや、2階席でそっとトシちゃんのステージを見ているお嬢さんたちの姿を毎年のようにお見かけいたします。お嬢さんたちを見ていたら、愛情しっかりと注がれて育ってきたんだなあということは自ずとわかります。

 

こどもが男の子だったとしてももちろんトシちゃんは愛情注いで育ててると思うけど、二世というものは何かと大変で、それが同性の場合なら、尚更。

トシちゃん仰るように、田原俊彦は高いハードルです。

運動神経抜群のトシちゃんだから、もし息子さんがいたらスポーツ選手とかになって活躍していたかもしれないなあなんて思ったりしますが・・・

でもやっぱりトシちゃんは女の子のお父さんかなあニコニコ

 

 

こういう部分は見たくないという人もいるかもしれません。

でも、私はこの時期、人間らしく愛情を注ぎながら穏やかに過ごせた時間を持てたことは、その後のトシちゃんにとっても意味があることだったと思ってます。今のトシちゃんから感じる包容力とか大人の魅力とか優しさとか、そういうものがこの時間があったことでより深みを増したのではないかと思うからです。

 

今回もまたステキなコラムを読ませていただきました。

 

話の肖像画もあと何回?って思うと寂しくなりますね。

動画が記事より少し遅れて公開されているので、あと数回分はこれから見ることができるんですよね。

トシちゃん本人が語っているのを聞くのがまた面白く、楽しみにしております。

 

 

いよいよゴールデンウィークか・・・そんなにゴールデンでもないんだけど(笑)

私なりにしっかりと楽しみたいと思っております。