小・中学校の時、仲良くしていた友人から、地元で開催されるコンサートのお誘いが来ました。彼女は東京に住み、私は三重県に。年賀状のやり取りぐらいしかしていませんでしたが、久しぶりに故郷で会うことになりました。
友人はわざわざコンサートに合わせての帰省。一緒にいくはずの友達が行けなくなり、私に声をかけてくれたのでした。
最前列のど真ん中という恵まれた席で観たコンサート。言葉で書ききれないくらい、感動しました。

東京で5年、地元に帰って来て5年。その間のエピソードを交え、丁寧に丁寧に歌って下さった曲はどれも心に沁みました。

実は、帰省の前は行くのを少しためらっていました。
初めて聞く人だし、日帰りだし、運転して腰痛が酷くなったら困るし、と頭の中で行かない理由を探していました。

でも、なかなか会えない彼女からのお誘いだったので思い切って出かけることに。

予定より早く着き、行くはずだったお友達にもお会いできました。そうしたら、その人とも共通の知り合いが居てびっくりでした。

きっと、そんなふうに繋がって行くようにと計画されていたのですね。

ヒナタカコさんの歌の内容も、出会いの感謝や今ここで生きて居ることの意味があること等、日頃感じていることと共通する部分がたくさん有りました。涙がいつの間にか流れていて、こっそり拭っていたのは、友人も同じでした(笑)

友人と話す時間も取れ、事故や渋滞無く無事に帰宅でき、天気にも恵まれ、ヒナさんにも出会うことができました。
「必要なことは全て与えられる」と実感できた一日でした。