「昭和元禄落語心中」というドラマを見てから、落語にはまりつつある私。
今日は三遊亭円楽さんの落語を聞きに行って来ました。

前座の楽べえさんの、与太郎のお使いの噺。何度聞いても笑ってしまいます。

貧しい家の息子が奉公先から帰って来て、何やかんやとばたばたし、最後にほろりと泣かせる「薮入り」。

江戸家小猫さんの声帯模写。
指笛、口笛で鳥の声、虫の声の繊細な音が再現されて、まるで森にいるようでした。
聞いたことが無いヌーの鳴き声には大笑いでした。

そしてトリの「めぐすり」。
どうなることかとハラハラしながら噺に聞きいっていました。
円楽さんは、当然一人で亭主とおかみさんの二役を語るのですが、目の前に見たことが無い二人の姿が浮かびます。
見事ですよねぇ。
下ネタ、いいですね(笑)
お腹を抱えて会場のみんなで大笑い(笑)

パソコンもツイッターもインスタグラムも無い江戸時代。
そこでの人間模様。
腹を立てたり、がっかりしたり、騙したり、泣かせたり。
笑いの中にいろんな人間のドラマがあります。
人って楽しくて面白くて暖かい。

上等な気持ちにさせてくれる落語がますます好きになりそうです。