筋肉増強や

ダイエットの

頼れるアイテムとして、

多くの人々に愛用されている

プロテイン粉末。

 

筋肉の強化や、

過食の予防、

新陳代謝の促進など、

その効果は多岐です。

 

しかし、

プロテインの過剰摂取にも

リスクがあることを知ってください。

 

1.毒性物質を含有する製品がある

 

 アメリカの非営利団体

 クリーン・ラベル・プロジェクトは、

 プロテイン・パウダーに関する

 報告書を発表している。

 

 それによると、

 調査対象となった134製品のうち、

 多くの製品から

 鉛・ヒ素・カドミウム・水銀などの

 重金属や

 農薬などが検出された。

 

 プラスチックの原料である

 BPAに関しては、

 米基準の許容量の25倍が

 含まれる製品もあったという。 

 

2.睡眠の質が低下

 

 必須アミノ酸のBCAAは、

 筋肉の分解を

 抑制する働きをもつ。

 

 プロテイン粉末に含まれていたり、

 併用して摂取したりされている、

 人気の成分。

 

 しかし、

 英インデペンデント紙は、

 血中のBCAA濃度が高いと、

 睡眠の質の悪化につながりかねない

 との情報を報じている。

 

 BCAAは幸福ホルモンともいわれる

 セロトニンの濃度を低下させ、

 眠りを妨げる性質を備えている。

 
 

3.腎臓に負担がかかる可能性

 

 タンパク質を過剰に摂取すると、

 腎臓に負担をかけることがある。

 

 とくに腎臓に問題を抱えている人は

 要注意です。

 

 また、

 余分なタンパク質を代謝するため

 大量の水分を必要とすることから、

 脱水症状を起こす可能性もある。

 

 そのため過剰な摂取は腎臓結石の

 原因になる場合もある。 

 

 

4.寿命が短くなる可能性

 

 セロトニンの減少が

 体重の増加と寿命の短縮を招く

 との研究結果を伝えている。

 

 マウスを使った実験において、

 通常摂取量の2倍のBCAAの

 投与によってセロトニンが

 減少した個体では、

 食欲が増大することがわかった。

 

 セロトニンの欠乏により、

 強力な空腹シグナルが

 発せられるためだという。

 

 この結果マウスは過食によって

 体重が増加し、

 寿命も短命となってしまった。

 

 ダイエット目的で摂取したため、

 可食になり、

 短命になるのは、本末転倒。

 

 逆効果というよりも

 マイナスとしかいえない結果です。

 
 
 

5.消化器系疾患のリスク

 

 乳製品にアレルギーがある人は、

 プロテイン製品の常用は

 避けた方が無難です。

 

 ハーバード大学の関連病院の

 キャシー・マクマヌス氏は、

 乳製品アレルギーまたは

 乳糖の消化が得意でない人が

 ミルクベースのプロテインパウダーを

 摂取すると、

 

 胃腸の調子を崩す可能性がある

 と指摘している。

 

 実際、

 プロテイン粉末の多くが

 牛乳由来のタンパク質を含む。

 

なかなかのリスクです。

 

まだまだありますが、

残りは次回に。  

 

それでは、

より良い明日を迎えるため

素敵な一日をお過ごしください。