在宅勤務が基本になってきたことを鑑み、会社の制度もイロイロ見直しが進んでいるのである。
皆が会社で働くことが当たり前だった半年前までは、自宅から会社まで通勤することは働くために必要なことで、毎日の通勤に要する交通費相当のお金がそれぞれ支給されていたのである。


在宅勤務期間、会社から自宅が遠い人や交通機関を利用して通勤する人は感染予防として原則自宅で勤務、制度が追いついていなかった交通費相当額は丸儲けっ!、自宅が近い、車通勤の人は会社に来ることができない人に代わって出社して、元々支給されている交通費相当額が少ない上に出社勤務が強制?されていたのである。
うちのグループの例として、一番遠方から来ている先輩の交通費はガソリン代として月5万円、高速代はETCカードの利用明細と引き換えの実費払、一番会社に近い私はガソリン代が月3千円、ざっと見積もって47,000円くらい交通費分で先輩は稼いでいた事になるのである。


既に半年が経過して、ようやく会社もその見直しによる節約や交通費格差が社員に与える不公平感がバカにならない波紋を拡げていることに気付いたようで、制度が見直される動きが始まったのである。
『原則、全社員の勤務地は自宅。出社勤務は出張扱いにする。』という方向性が有力らしいのである。


交通費格差が是正されるのはイイかと思うのだが、出社することで余計な事務手続が発生する煩わしさ、気分や天気次第でクルマを使ったり歩いていったりバスに乗ったり、そういう気楽な感覚のままでいられるのか、落ち着かないところもあるのである。
徒歩通勤したら靴代や健康推進支援金が出る、バスならエコ貢献代が支給される、クルマを利用したら危険手当が出る、、、手前勝手な提案はキリなく出来るのだが、皆が納得して公平なやり方なんてキット見つけられない私のようなモノは黙って制度が決まることを待つしかないのである。