【海洋プラスチック問題】 | belle diary 未来の経営者達
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これから皆さんに少しショッキングな画像を何枚かお見せしたいと思います。

https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html

WWFジャパン 海洋プラスチック問題について より

 

左:https://www.ntt.co.jp/kankyo/column/earth/no4.html

NTTグループ 第4回 海洋プラスチックごみの問題と、解決に向けて私たちができること より

右:https://gooddo.jp/magazine/oceans/plastic_garbage/4978/

社会課題を、知って、支援できる[グッドゥ]gooddo より

 

今、日本だけではなく世界中で「プラスチックごみ問題」「海洋プラスチック問題」が取り沙汰されています。その被害を直接被っているのは実際に環境破壊をしている私たち人間ではなく主に海洋生物たちです。

前出の画像は人間が廃棄したゴミで苦しんでいる生き物の様子です。上2枚の画像は実際に命を落としてしまった生き物です。ゴミに絡まって身動きが取れなくなったり、ビニール袋を浮遊しているクラゲと勘違いして食べてしまうことで詰まらせ死んでしまう、なんてことが頻発しています。

 

この海洋プラスチック問題はとても深刻で、G20大阪サミットでも議題に上がりました。その中で共通の世界のビジョンとして2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有しました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ge/page23_002892.html

外務省HP より

 

追加的な汚染をゼロにする・・追加的とは?その言葉が引っ掛かったのでもう少し詳しく調べてみました。

簡単に言うと、既に廃棄されてしまったゴミを完全排除するのはほぼ不可能なのでこれから廃棄される分を無くそう、ということです。

(現在は海に漂うゴミを回収するロボットも開発されていますが、完全に取り切るのは難しいですよね。)

 

ゴミといっても沢山の種類があります。ゴミの種類によっても自然に与える影響は異なります。

以下の表を見てください。

 

~ゴミが自然界で分解されるのに要する期間~

ガラス製のボトル

 100万年

 モノフィラメントの釣り糸

 600

 プラスチック製の飲料ボトル

 450

 紙おむつ

 450

 アルミ缶

 80200

 発泡プラスチック製のブイ

 80

 ゴム長靴の底

 5080

 発泡プラスチック製のカップ

 50

 ブリキ缶

 50

 皮革

 50

 ナイロンの生地

 3040

 プラスチック製のフィルム容器

 2030

 ビニール袋

 1020

 タバコのフィルター

 15

 ウールの靴下

 15

 ベニヤ板

 13

 ワックス加工のされた牛乳パック

 3ヶ月

 リンゴの芯

 2ヶ月

 新聞紙

 6週間

 オレンジやバナナの皮

 25週間

 ペーパータオル

 24週間

引用: U.S. National Park Service; Mote Marine Lab, Sarasota, FL and Garbage In, Garbage Out, Audubon magazine, Sept/Oct 1998

 

大阪ブルー・オーシャン・ビジョンでは2050年までに追加の汚染を無くすことを掲げました。2020年から考えると2050年は30年後になります。30年かかって漸くプラスチック容器やナイロン生地が分解されます。

道端や海でよくアルミ缶やペットボトル飲料容器はよくポイ捨てされています。表から分かる様に完全分解までは短くて80年、ペットボトルに至っては450年も要することが分かります。ガラス瓶はなんと100万年!これは最早分解されないと言っても過言ではありません。この様な事実を突きつけられたらポイ捨てなんてできませんよね。

 

ゆくゆくは海の中には魚よりゴミの方が多くなるとも言われています。原因は様々ですが、プラスチックを食べた魚を人間が食べることで、私たち人間の体内にもプラスチックが蓄積されていると言われています。

実際にある研究に参加した8名中8名の排せつ物の中からマイクロプラスチックが検出されたと20181023日に欧州消化器病学会で、オーストリア、ウィーン医科大学の胃腸病学者であるフィリップ・シュワブル氏により発表されました。その8名の被験者の中に日本人も入っていたそうです。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400459/?P=2

NATIONAL GEOGRAPHIC より

 

私たち人間が廃棄したゴミを魚が食べ、その魚を食べた人間にゴミが蓄積される・・・皮肉ですね。

 

現状を打破すべく、〝脱プラスチック〟に向けた活動が広がっています。

代表的なのがビニール袋の有料化ではないでしょうか。

エコバックを推奨するスーパーが増えてきているように感じます。またスターバックスコーヒーやマクドナルドでは紙製のストローで飲料を提供しているところもあります。

 

世界で行われている画期的な〝脱プラスチック〟の取り組みを紹介します。

 

◆アメリカ◆

・米ディズニー、使い捨てプラスチックストローの廃止

・アメックス、プラスチックゴミでクレジットカードを作る

・ティンバーランド、廃棄されたゴミでファッションを作る

 

◆イギリス◆

・英国王室、プラスチックの使用を禁止する

・マンチェスターU、海洋プラスチックからユニフォームを作る

・飲食代金はお金ではなく、持ち込んだプラスチックでも可なカフェ

 

◆オランダ◆

・プラスチックゴミで水上公園を作る

・世界初、完全プラスチックフリーの食品売り場誕生

 

以下にもっと沢山の試みが載っているので見てみてください。不思議な試みから面白そうな試みまで各国の特色が垣間見れて面白いと思いました。

https://ideasforgood.jp/2018/06/08/plastics-matome/

IDEAS FOR GOOD より

 

私たちにも気軽にできる取り組みがあります。耳にしたことがありかと思いますが、3R(ReduceReuseRecycle)が基本ではないでしょうか。

 

Reduce そもそもゴミを減らす、出さない

Reuse  繰り返し使う

Recycle 再利用する

 

一人一人の力は小さくても、家族単位、会社単位、学校単位と広がっていけばいずれは大きな力に繋がると思います。

ゴミをポイ捨てする前に一度立ち止まって、苦しんでいる海洋生物たちを思い出しましょう。

プラスチックゴミを海に捨てる前に、いずれこのゴミは自分の体内に蓄積されてしまう可能性がある事を思い出しましょう。