耳鳴りに良くない飲食物を考えてみました。
耳鳴りを改善するための行為や食材は、何度か投稿させていただきましたが、
今回は悪いものについてまとめました。
耳鳴り悪い行為としては、”大音量の音楽や騒音”、”ストレスと不安”、”睡眠不足”、”特定の薬剤”、”特定の飲食物”、”カフェインとアルコールの摂取”それに”喫煙”が良くあげられます。
今回は飲食物にフォーカスして、耳鳴りを悪化する理由をまとめました。
何となく ”悪い飲食物” と言う考え方ではなく、その原因を把握することが大事です。
耳鳴り悪化の可能性がある飲食物
耳鳴り(耳鳴)を悪化させる可能性がある食材はいくつかあります。以下に代表的なものを挙げてみます。
カフェイン
カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶などの日常的に摂取する食品に含まれています。
また、コーラなどの清涼飲料水にもカフェインが含まれています。
特にカフェインを多く添加した、いわゆるエナジードリンクなどでは、コーヒーなどより多くのカフェインを含む製品もあります。
中枢神経系の刺激
カフェインは中枢神経系を刺激する作用があります。
これにより、心拍数や血圧が上昇し、全身の興奮状態が高まることがあります。耳鳴りの症状はストレスや興奮によって悪化することがあるため、カフェインの摂取が耳鳴りを悪化させる一因となります。
血流の影響
カフェインは血管を収縮させる作用があります。
これは内耳の血流にも影響を与える可能性があり、内耳の血流が減少すると、耳鳴りの症状が悪化することがあります。
睡眠の質の低下
カフェインは覚醒作用があるため、睡眠の質を低下させることがあります。
良質な睡眠は耳鳴りの管理にとって重要であり、睡眠不足や質の低下が耳鳴りの悪化につながる可能性があります。
ストレスの増加
カフェインの過剰摂取は不安感や緊張感を増加させることがあり、これらの精神的なストレスが耳鳴りの症状を悪化させる原因となることもあります。
アルコール
血流の影響
アルコールは血管を拡張させる作用があります。これにより、一時的に血流が増加することがありますが、内耳の血流の変動が耳鳴りの症状を引き起こしたり悪化させたりすることがあります。また、血圧の変動も耳鳴りに影響を与える可能性があります。
中枢神経系の影響
アルコールは中枢神経系に作用し、神経の興奮や抑制を引き起こします。
これにより、神経伝達が乱れ、耳鳴りの症状が悪化することがあります。
脱水症状
アルコールの摂取は利尿作用を持ち、体内の水分を失わせることがあります。
脱水症状は血液の粘度を高め、内耳の血流を妨げる可能性があります。これが耳鳴りの悪化につながることがあります。
睡眠の質の低下
アルコールは一時的に眠りにつくのを助けることがありますが、睡眠の質を低下させることもあります。
特に、夜中に目が覚めやすくなることや、深い眠りが減少することがあって。睡眠不足や質の低下に伴なって耳鳴りの症状を悪化させる要因となります。
ストレスと精神状態
アルコールは一時的にリラックス効果をもたらしますが、過剰摂取や依存が精神的ストレスを増加させることがあり。
ストレスや不安感によって耳鳴りを悪化させることは良くあります。
高塩分食品
加工食品、塩辛いスナック、漬物などが含まれます。
高塩分のスナック菓子が結構あるので注意。
血圧の上昇
高塩分の食品は血圧を上昇させることがあります。
高血圧は内耳の血流に影響を与える可能性があり、これが耳鳴りの症状を悪化させる要因となります。
内耳の血流の変動
塩分の摂取は体内の水分バランスに影響を与え、体内の水分保持を促進します。これにより、内耳のリンパ液の圧力が変動し、耳鳴りの症状が悪化することがあります。特に、メニエール病のような内耳の障害がある場合、塩分摂取が症状を顕著に悪化させることがあります。
循環系への影響
高塩分食品を摂取すると、血管内の液体量が増加し、循環系に負担がかかります。
これが内耳の微小血管にも影響を及ぼし、耳鳴りの悪化を引き起こすことがあります。
体液のバランスの乱れ
塩分過剰摂取は、体内のナトリウムとカリウムのバランスを崩すことがあります。
このバランスの乱れは、細胞間の液体移動に影響を与え、内耳の環境にも悪影響を及ぼすことがあります。
砂糖および人工甘味料
砂糖や人工甘味料の過剰摂取は、耳鳴りを引き起こしたり悪化させることがあります。
血糖値の急激な変動
砂糖を多量に摂取すると、血糖値が急激に上昇し、その後急激に下降することがあります。
これらの急激な血糖値の変動は、体内のホルモンバランスに影響を与え、耳鳴りの症状を悪化させる可能性があります。
インスリンの影響
高糖分の食品を摂取すると、インスリンの分泌が増加します。
インスリンは血糖値を下げるために必要ですが、過剰なインスリン分泌が続くと、体内のホルモンバランスや血管の機能に影響を与え、内耳の血流に悪影響を及ぼすことがあります。
ストレスの増加
高糖分の食品は一時的にエネルギーを供給するものの、後にエネルギーの低下や疲労感を引き起こすことがあります。
これがストレスを増加させ、耳鳴りの症状を悪化させることがあります。
栄養バランスの崩れ
砂糖の多い食品をとる事によって、しばしば他の栄養素が不足しがちです。特に、ビタミンやミネラルが不足すると、内耳の健康に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
飽和脂肪酸及び、トランス脂肪酸
高脂肪の食事は血流に影響を与え、耳鳴りを悪化させることがあります。
飽和脂肪酸が耳鳴りに悪い理由
飽和脂肪酸は、牛脂、ラード、ヤシ油、パーム油、牛乳、バターなどに含まれています。
コレステロールの増加
飽和脂肪酸の摂取は、血中の低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールの増加を促進します。
高いLDLコレステロールは血管の動脈硬化を引き起こし、血流を悪化させる可能性があります。内耳への血流が減少すると、耳鳴りの症状が悪化することがあります。
血流の悪化
飽和脂肪酸の摂取が多いと、血管の弾力性が低下し、血流が悪くなることがあります。内耳は非常に微細な血管が多く、血流の悪化は耳鳴りの悪化につながることがあります。
全身の炎症
飽和脂肪酸の過剰摂取は全身の炎症反応を増加させることがあります。
慢性的な炎症は内耳にも影響を与え、耳鳴りの症状を悪化させる可能性があります。
トランス脂肪酸が耳鳴りに悪い理由
代表的なトランス脂肪酸はマーガリンなど。
パンやケーキ、ドーナツ、揚げ物、スナック菓子、カップラーメン、アイスクリーム、マヨネーズ、植物性クリームなど多くの加工食品に含まれます。
コレステロールの増加と炎症
トランス脂肪酸は、LDLコレステロールを増加させ、HDLコレステロール(高密度リポタンパク質、いわゆる「善玉」コレステロール)を減少させます。これにより、動脈硬化のリスクが高まり、血流が悪化します。内耳への血流が低下すると、耳鳴りの症状が悪化することがあります。
全身の炎症促進
トランス脂肪酸は体内で炎症反応を引き起こしやすいことが知られています。慢性的な炎症は耳鳴りの症状を悪化させる一因となります。
神経系への影響
トランス脂肪酸の過剰摂取は、神経系にも悪影響を及ぼす可能性があります。
耳鳴りは神経系の問題とも関連しているため、トランス脂肪酸が神経系に与える悪影響が耳鳴りを悪化させることがあります。
ニコチン
タバコ製品に含まれるニコチンは血流に影響を与え、耳鳴りを悪化させる可能性を強調されています。
血流の悪化
ニコチンは血管を収縮させる作用があります。これにより、全身の血流が悪化し、内耳への血流も減少する可能性があります。内耳の血流が悪くなると、耳鳴りの症状が悪化することがあります。
血圧の上昇
ニコチンは交感神経を刺激し、血圧を上昇させます。高血圧は耳鳴りのリスクを高める要因とされています。
酸素供給の減少
ニコチンは血中の一酸化炭素レベルを上昇させ、酸素運搬能力を低下させます。内耳の細胞は酸素を必要とするため、酸素供給が不足すると正常な機能が損なわれ、耳鳴りが悪化する可能性があります。
神経系への影響
ニコチンは中枢神経系に影響を与え、神経伝達を変調させる可能性があります。耳鳴りは神経系の問題とも関連しており、ニコチンの影響で神経伝達が乱れることで症状が悪化することがあります。
全身の炎症
ニコチンは体内での炎症反応を促進することが知られています。慢性的な炎症は耳鳴りを悪化させる要因となることがあります。
ストレスの増加
ニコチンは一時的にリラックス効果をもたらしますが、長期的にはストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌を増加させることがあります。ストレスは耳鳴りの症状を悪化させることが知られています。
この1年くらい耳鳴りの苦痛度が落ち着いていたのに、6月になって音が大きくなって気になっています。
まさか、耳鳴りの再復活するとは思わなかったので心配しています。
この1週間、今まで調べた情報を活用して、積極的に改善行動をして。多少ですが戻り気味にはなっていますが。
通常の生活から耳鳴りに悪いことを避けるため、飲食物の影響についての確認をしてみました。
最近はアルコールもだいぶ飲むようになって。合わせて、食生活も耳鳴りには万全ではないことを認識しました。
飲食がすぐに結果を出すものではありませんが、この時点で丁寧に気をつけるきっかけにしようと思っています。