聴覚過敏の悪化で、メニエール病の可能性を考えてみた。 従来は、「私がメニエール病?」とピンとこなかったのですが。 その病気の情報に詳しくなかったので、この機会に勉強してみようと思いました。
聴覚過敏の悪化で、メニエール病の可能性を考えてみた。
従来は、「私がメニエール病?」とピンとこなかったのですが。
その病気の情報に詳しくなかったので、この機会に勉強してみようと思いました。
私のメニエール病を疑う経緯
▶︎ 昨年、二人目のクリニックの医師は、私の病気をメニエール病と判断して、
3ヶ月以上、毎週通ってその治療を施した。と言っても薬剤処方だけでしたが。
メニエール病の可能性の要因は、「低周波の聴覚過敏」と「聴覚検査による聴覚度の変化」。
毎回、赤外線眼振検査を毎回繰り返したが、”眼球のぶれ”は一度もなかった。
私は、「本当に?」と思いながらも治療を続けていた。
▶︎ その後、大学病院に移って、「メニエール病の可能性は少ない」との判断で、イソバイド等の薬剤を中止した。
▶︎ 今年の1月頃は、自覚的には ”聴覚過敏がかなり改善した” が、この数ヶ月かなり悪化傾向にある。
その状況を、大学病院の新しく担当になった若手の医師に伝えたところ、「メニエール病の可能性がないとも言えない」と言う異なった判断。
メニエール病について
メニエール病の原因は内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)。その根底にはストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・几帳面な性格などがあると考えられている。
内耳には、”聞こえ” の細胞が詰まっている蝸牛と、平衡機能を司る三半規管と耳石器があります。
この両方もしくはどちらか一方が強く "水ぶくれ" になるかにより症状が異なるようです。
蝸牛が強く水ぶくれになれば、めまいは感じず難聴だけを自覚します。
水ぶくれが弱ければ難聴を自覚せず、「耳が詰まった感じ」、「耳鳴り」、「音が響く感じ」のみ出現する場合もあります。
三半規管・耳石器が強く水ぶくれになれば、めまいのみを自覚します。めまいの強さも「グルグル回転する激しい」ものから、「フワフワ雲の上を歩いている感じ」のものまでさまざまです。
蝸牛型メニエール病;耳鳴、難聴のみ認めるもの(経過中に80%が典型的メニエール病に移行)
前庭型メニエール病;めまいのみ認めるもの(典型的メニエール病移行は20%のみ)
両側メニエール病;高齢発症者に多い、罹病期間が長いほど多い、難聴の程度が高度、完全な改善が難しい
もし私がメニエール病だとすると、蝸牛型メニエール病(蝸牛の弱い水ぶくれ)。
大した難聴もなく、めまいも無いので。
メニエール病の検査

● 足踏み検査
その場で足踏みをして平衡機能に問題がないかを検査します。
● 聴力検査
難聴を起こしていないかを確認します。
繰り返し、聴力の変化を把握します。

● 眼振検査
めまいを起こしている方は、眼球がぶれて目線がまっすぐにならないという特徴があるため、眼球の動きを検査していきます。
● 問診
メニエール病の確定診断には、症状を繰り返していることを確認する必要があります。症状が始まった時期、頻度、詳しい自覚症状を詳細に診察します。
メニエール病には診断基準があります。「難聴、耳鳴り、耳が詰まる感じなどの聴覚症状を伴うめまい発作を反復する」ことです。
ポイントは「反復する」という点です。めまい発作や難聴発作が1回起きただけではメニエール病とは診断できません。
私は、めまいの症状は一切無く、足踏み検査、眼振検査での異常は発見されません。
聴覚検査で、聴力の変化があることが可能性と言われましたが。
メニエール病の可能性を考える
メニエール病の概要を理解したうえで。
もう一度、メニエール病の可能性を考える必要があると思いました。
● 「耳が詰まった感じ」、「耳鳴り」、「音が響く」の症状がある
● めまいを伴わない「蝸牛型メニエール病」の可能性
● イソバイドを止めて聴覚過敏が悪化したこと
● メニエール病の聴覚過敏を感じやすい音源と言われる「子供の叫び」「食器のぶつかる音」が、かなり敏感になっている

やはり。気になるな!
GW明けに、メニエール病を課題に医師と相談してみよう。
そして、メニエール病について、もう少し深い情報収集が必要。
経験や情報のある方に、教えて頂けましたらありがたいと思います。