「耳鳴りに勝つ方法」(山田裕之著)の、『耳鳴り患者さんが絶対やってはいけないこと』の章から引用した内容と、患者としての私の意見を記してみました。
「耳鳴りに勝つ方法」(山田裕之著)の、『耳鳴り患者さんが絶対やってはいけないこと』の章から引用した内容と、患者としての私の意見を記してみました。
耳鳴り患者がやってはいけないこと・・・
その1 耳鳴り日記
患者から耳鳴りの状態を細かく書いて渡されることがある。

例えば、「何月何日にどのような音が、どのような状態で続いた。」など。
これを「耳鳴り日記」と読んでいる。
この "耳鳴り日記" は、耳鳴りを悪化して、耳鳴りを長期化することがあります。
それは、耳鳴りで苦しんでいるかを再確認してしまうからです。
人間は、嫌なもの好きなものは良く覚えていますが、どうでもいいものは意識しません。
意識しなければ耳鳴りは、「何でもないもの」になるからです。
今すぐ、耳鳴り日記をやめましょう。
私の考え方
私は、バリバリと”耳鳴り日記”をつけているような状態です。
”耳鳴り音の推移”、”各種の耳鳴りの自己評価”など。それに”耳鳴り”をテーマに毎日ブログを書いているのですから。この本によると、私の対応は最悪です。
私は、耳鳴りだけではなく、医師に対面するときは症状の経緯をまとめて提示しています。それを見た、耳鼻咽喉科医はこのようなことは良くないと注意を受ける医師もあります。
「耳鳴りは気にしてはいけない」を背景の意見だと思います。
ただ、耳鳴り患者はそんなに知らん顔できる状態でないことを、医師は理解してほしいと思います。
その2 マスカー

耳鳴り治療にマスカー治療があります。耳鳴りよりも大きな音を聞いて、耳鳴り音を『マスク』する治療法です。
一瞬、耳鳴りが鳴っているのを抑える治療法です。
この治療は、音を聞いているときだけしか効果がなく、音がなくなった時には、下の耳鳴りよえい大きく聞こえてしまう現象があります。
耳鳴り音を妨げるために、ヘッドフォンやイヤフォンで大きな音を聴くのも、このマスカーと同じです。
私の考え方
マスカー療法は1977年米国で考案された治療法です。 マスカー治療器を用いて外部から耳鳴りのある耳にバンド・ノイズを流します。 耳鳴が消える大きさで聞き耳鳴りを遮蔽させ、耳鳴りをコントロールするします。
1990年代からTRT治療法が提唱され、国内では2001年に治療機器が発売中止になりました。
それでも、現在でもマスカー治療の効果を推奨し、積極的に活用している野田 和裕医師を大変興味を持っています。
今の時点で、マスカーを完全否定することは疑問で、お話を聞きたい気持ちです。
※当ブログの知人により野田 和裕医師の情報を教えていただきました
その3 色々なことを耳鳴りのせいにする
仕事がうまくいかない時、人間関係がうまくいかなかった時、家族問題など、気が落ち込んで耳鳴りが大きくなることがあります。

そのような時、気分が落ち込んで、耳鳴り苦痛が加わり、「耳鳴りがなければここまで辛くないのに』と考えてしまうことは仕方がにのですが。
さらに嫌なことが続くと、「どうして自分ばかり辛い思いのをしなければならないのか」と思ってしまう人が多いと思います。
そして、「耳鳴りさえなければうまくいくのに」と悪いことを全て耳鳴りのせいにしてしまうことがあります。
こららの考え方は、耳鳴りに対する間違った考え方を植え付けてしまい、正しい耳鳴りを捉えることができなくなります。
私の考え方
この項目は、私はあまりピンと来ませんでした。
医師が記していることは、多くの人が ”耳鳴りのせいにしている” のでしょうね。
確かに嫌なことがある時には、耳鳴りが大きく聞こえるような時もありますが。

私が、耳鳴り患者がやってはいけないと思うことは.......
「独りで、静かな部屋に閉じこもっていること」