一般的に、聴力検査による ”難聴” のデータが確認できれば「耳鳴り」の発生の可能性が考えられる。 20代過ぎれば、高音域が聞き取れなくなる傾向で、中年以上の多くの人たちが、「加齢性難聴による耳鳴り」と診断される。

今更なのですが、耳鳴りの原因となる病気を考えてみました。

 

私の耳鳴りは、右耳に低周波音が始まり。

1ヶ月半後に左耳に高周波音の「キーン」が加わって発生した。

音としては「キーン」が大きいのですが、気になるのは根本的なモーターのような低周波音。

 

医師の判断は・・・

 

当初の診断は「メニエール病」

現在の診断は「加齢性難聴」

(メニエール病の可能性は少ないとの判断)

 

このように診断されているのですが・・・

今だピーンとこ来ないで、納得いかない気持ちです。

でも、精神的な苦痛が解消してきたので、この病名のもとに治療を続けてい流状態。

時々、頭痛が起こったり、耳の周辺が痛くなった時には、違う原因ではないのかと疑うこと度々あって、病原はやはり不安です。

「耳鳴りは心配しすぎないこと」という、耳鳴り改善の大事なルールをついつい逸脱してしまうのですが。

 

 

耳鳴りの一般的な原因

 

多くの耳鳴りは、加齢性難聴が原因と判断されています。

聴力検査により聴力低下が認められれた中年以上の患者は、加齢による難聴が

影響した耳鳴りと考えられて。

 

そして、下記の病気が、”加齢性難聴”に次いで、耳鳴りの原因の可能性の高い疾患でだと言われています。

ただ、耳鳴りは、MRIなどの画像検査による外観的な疾患以外は、確実に判断しにくい病気で。特定しにくい病気も多い感んじです。

 

私は当初クリニックで、メニエール病という病名のもとに半年間、イソバイドなどを処方され治療を受けていました。

その後、現在治療を受けている大学病院は、メニエール病の可能性は少ないという判断に変わって今に至っている。この判断も、今だ難しいものだと思っているのですが?

 

耳鳴りの主な病名(加齢性難聴以外)

病名 おもな症状など 治療方法など

突発性難聴

急に片側だけ耳鳴りしたり聞こえにくくなったりする。めまいをともなう場合も。ウイルスや血行障害説はあるものの原因不明。 一週間以内に投薬等の治療を開始すると改善の可能性があるので一刻も早い受診を。三か月以上過ぎると回復が困難に。

急性低音障害型
感音難聴

急に低音が聞こえにくくなり、耳の詰まった感じに。自分の声や周囲の音が響いて聞こえるとともに「ブーン」「ゴーッ」といった低音の耳鳴りが起こる。 ストレスや過労が原因と考えられている。治療法はおもに投薬と規則正しい生活指導。

音響外傷

騒音性難聴

・大音量や爆発音のような衝撃音を聴いた直後に耳鳴りが起こる急性症状。早期の投薬治療が望ましい。

・工場勤務等で長年大音量にさらされて起こる騒音性難聴は慢性化している。

現時点で有効な治療法がないため、予防が重要。

メニエール病

めまいや耳鳴り、難聴を繰り返す。内耳のリンパ液が過剰になり起こるとされている。 投薬や規則正しい生活指導が治療の中心だが、有酸素運動が効果的なケースも。

耳垢栓塞
(じこうせんそく)

耳垢がたまり聞こえが悪くなる。 耳垢を取り除けば症状は改善する。

滲出性中耳炎

風邪などの後に、中耳に水(浸出液)がたまり鼓膜の振動が妨げられるために耳鳴りや難聴が起こる。 投薬や鼓膜切開などで水を減らせば症状は改善する。

鼓膜穿孔
(こまくせんこう)

慢性中耳炎

耳硬化症
(じこうかしょう)

鼓膜や耳小骨(中耳にある小さな骨で、内耳へ音の振動を伝える)の動きが悪いために難聴や耳鳴りが起こる。 手術で聴力が回復する可能性がある。

聴神経腫瘍

聴神経に発生する良性の腫瘍で、腫瘍にある片方の耳だけ難聴や耳鳴りが起こる。めまいが先に起こる場合も。 手術や放射線治療が検討されるが一般的に進行が遅いため、高齢者では経過観察をすることも多い。

 

注意:この表に表示されない、脳の疾患、精神疾患によるもの。最近は、コロナの後遺症としても耳鳴りが起きることも等も考慮しなくてはなりません。

 

まず、上記の表にある病気でないかを確認。

もし、これらの疾患と考えられれば、それに対応した治療を施さなければなりません。

一方、多くの耳鳴り患者は、上記に当てはまらない「加齢性難聴による耳鳴り」。

「加齢性難聴による耳鳴り」の主な治療は、教育的カウンセリングと音響療法とされています。

 

私は何度か病状を省みて、低周波音の耳鳴りの可能性を考えてしまいます。

・急性低音障害型感音難聴

・メニエール病

・後頭神経痛と関連した耳鳴り

 

「耳鳴りは心配しすぎないこと。」・・・また、大事な教訓を裏切ってしまった。