さて、飲茶を美味しく頂いた後、
ミーさんの熱いリクエストに応えて
やってまいりました。
時には身体を縦に、横にして
無数にある陶器のなかから、
好みのものを探します。
私は今回、買わないで見てる人。
ミーさんは塩壺にするといって砂糖壺を、
テンさんは職場で使うとカップ&ソーサーを。
実は閉店ギリギリにお邪魔したので、
お店の人もジリジリしていたに違いない。
ミーさんは、次香港に来たら一日ここに
籠るそうです。
買い物を終えて歩いていると
後ろから声をかけられた。
先ほどの工房の絵つけのおじいさまである。
「近道はこっちだよ。」
テンさんとトークがはずむ。
駅までの近道を教えてくれて、
途中までMTRで一緒に帰り、
乗継の便利な駅まで教えてくれた。
ありがとう!多謝!!
買い物を終え、ホテルに戻り、
ラウンジでハッピーアワーのワインを
楽しんでいると、
深圳留守番組のちゅわ氏から突然の電話…
出てみると泣いている…
「ミュウちゃんが…」
ああ…と思った。
思い当たる節はあった。
咳をしていて、
食欲も落ちていたのだ。
病院に行ったら、風邪かなと
咳止めを出してくれ、
それを飲ませ終わったら
再診の予定だった。
季節の変わり目だからかな、
とも言われていた。
ミモザとは、相変わらず追いかけっこ
していたけれども、
亡くなる前日は少しだるそうだったと
ちゅわ氏。
もっと私達がミュウの様子を
細かく見ていれば…
もっと早く、もっと早く
異常に気づけたかもしれないのに…。
とりあえず、その場で
もう一泊するはずだったホテルを
チェックアウトし、タクシーで西九龍駅、
そこから新幹線で深圳へ。
足元が崩れて行きそうでフラフラしました。
二人で、ミュウちゃんの遺体を囲み
泣きながら最後の一夜過ごして、
何度も「あの時、あの時…」と
過去を振り返って…。
開けて翌日。
火葬場の方が、手早く祭壇を整えてくれ、
粗末な炉で焼かれて、
ミュウさん、手のひらに
すっぽり収まるほど
小さくなりました。
火葬が終わってから、
家にミュウを連れ帰って来たけど、
でも、まだ友人アテンドは終わっていません。
潰れそうな気持ちを紛らわしてくれた
友人に感謝です。
友人達を深圳に迎えに、香港へ戻ります。