そのしくじりとは、自己紹介の時、
Aさんを知ったきっかけを話そうと、
奈良でのことを話し始めたのですが、
自分でも整理していないことを人前で話そうとしたために、
時間がかかったうえに、要領を得ないものになってしまいました。
話している途中で話を止められ、注意されました。
何を言いたいのわからない。
その話は、誰のためにもなっていない。
みんなの貴重な時間を奪っている。
そのあと、性格的なことを指摘され、
「あなたのような人は…」と、
耳をふさぎたくなるようなことを発せられました。
内容は、よく覚えしていません。
もう頭が真っ白でパニック、
体中の血液が逆流したような感覚。
意識が飛んでしまい、遠くに聞こえていました。
息子のことを言われたことは、すこし覚えています。
私のような母親に育てられた息子は、
〇〇になる・・と。
〇〇のところが、思いだせません。
受け入れ難いことだったのか、
ズバリだったのか、、、
「とんでもないことをしていまった」ということだけはわかりました。
「みんなの時間を奪っている」という言葉は、
何より私の心を引き裂きました。
「奪っている」って・・・搾取・泥棒ってこと?
私は知らず知らずのうちに、人のものを奪っていたんです。
スピリチャルの世界では、すべてをエネルギーで捉えます。
お金もエネルギーなら、時間も食べ物もエネルギーです。
人に迷惑をかけてはいけないと教えられ、
ましてや人のものを取るなんて、一番やってはいけないことだと教えられてきて、
そうあろうとし、そうあると信じてきた自分が、まさか「泥棒」だったなんて・・・
それも、今と同じようなことを、知らず知らずとはいえ、ずっとやってきたのです。
私は、犯罪者だったのか…
この時、懲役〇年を言い渡されたような気になったのでした。
そう思ってしまった私にとってのこのツアーは、
ご想像の通りです。
それが、人生最大で最強のレッスンの始まりでした。
連夜の深夜に及ぶ懇親会?反省会?説教部屋?
Aさんのこともよく存じ上げず、
参加している方々とも面識がなく、
勉強会で少し話した程度の方が二人?
そして、自己紹介での失敗からか、
周りの人が冷たいし、対応も怖い感じ。
年下の女性からも雑な扱いを受けているのを感じ、
やるせない思いでした。
そんな中で、男性3人だけは、そんな私を気遣ってくださいました。
男の人の優しさが身に沁みました。
そこで私がとった行動は、
早く汚名を挽回しようと、
孤立無援の四面楚歌での孤軍奮闘・・・
しかし、それがすべて裏目に出てしまい、
当時の私には、悪夢のツアーとして記憶されたのでした。
誤解のないようにお伝えしますが、
それから4年後(今)の私は、その時の私とはまるで違います。
人生最大で最強のレッスンを終え(たぶん)、
ずいぶん軽くて明るい世界にいます。
悪夢の記憶を、正直に、懐かしく、またいとおしい思いで振り返ることができています。
あの時、自分を犯罪者にしたのも自分。
懲役刑を言い渡したのも自分。
そういう自分を創造し、そういうことを体験してみたかった。
体験したからこそ、「楽しくないから、面白くないから、次いこ!」ってわかった。
体験しなければ、わからなかったんんでしょう。
今ならわかります。
Aさんが私に発した言葉は、きっと「アドバイス」。
Aさんの言動が、私の持つ「アドバイス」の概念を遥かに逸脱していただけ。
Aさんは、イソップ寓話「太陽と北風」の”北風さん”。
旅人の服を脱がせるように、私の闇を炙り出し、
私の心を開こうとしてくれたのでしょう。
でも、その時は、”北風さん”のやり方というのは、
信頼関係のある人のみ有効な方法と信じていたので、
まだ知り合ってから日も浅く、Aさんは信頼できる人という発想もなかった私には、
Aさんの言葉、言動すべてに、
「このまま信じていいのだろうか?
心を開いていないと言ってるけど、開いていいものか?
このまま洗脳されてしまいはしないか?」
と、それはそれは恐怖だったわけです。
だから、抵抗もしました。
そもそも、心を開く目的でこのツアーに参加したわけではなく、
その頃は、そこそこ幸せに暮らしていたから、
特に生まれ変わりたいと願っていたわけではなかったのです。
あっ!今思いだしましたが、
そういえば、Aさんを知ることになる前に神様に願ったこと。
「神様、おかげさまでかなり成長させていただきましたが、
今のままではこれ以上の成長ができません。
さらなる成長を希望しますので、どうぞサポートしてください」と。
※何のことかさっぱりわからない方は、こちらからどうぞ!
ということは、次なるステップは、
「心を開くこと」だったのかな?
そうそう、ツアー参加のちょっと前に、Ⅹ-JAPANのToshiが、
”いかに洗脳されたか”を話しているTV番組を見ていたこともあり、
それが重なり”これはかなりヤバいかも”とも感じたこともありました。
Aさんは、
「ここに参加できたのは、
ご先祖様の後押しとサポートがあってのこと」
と言ってましたから、
私自身をよく知らなくても、
ご先祖様たちのお思いに応えるためにも、
力が入ったのかもしれません。
でも、その時の私は、
「ご先祖様って?
どのご先祖様?」というレベルで、
自分の両祖父母しか思い出せないありさまでした。
私は、人格を否定され、
「おまえのような人間は、要らない」と見捨てられたように感じたのでした。
それも、自分が自分に下した判断。
自分が自分のことをそう思っていたということ。
そして、すべての原因を
「出発前の胸騒ぎに真剣に取り組まなかったこと、
何より、身の程をわきまえずに、このツアーに飛びついてしまった自分が愚かだった」
と決めつけ、自分を責め続けることになるのですが、
問題はそこではないのに、その思い(過去の思い)に囚われているので、
ツアー中に何かあるとすぐそこに戻ってしまい、
本来向き合うべき部分に向き合わなかったため、
気づきも学びも遅れ、ますます混乱し、こじれるばかりでした。
ちなみに、神事中に起きる出来事は必然で、
それはそれぞれに必要なことが、神事と連携・連動しているようです。
私の感覚が、ここまで敏感なっていたことは、
神事中だからこそであり、そして必然でした。
これも今繋がったことですが、
ツアーの出来事を通して、私の過去世の記憶?、感情が浮上していたのだと思います。
もちろん、解放されるべき感情たち。
その最中は、強烈な感情に飲み込まれアップアップしていたので、
そんなことを考える余裕はありませんでした。
「殺される!」とまで感じたこともありましたから。
とんだ回想劇(笑)
そして、このツアーへの参加を(半強制的に)後押ししてくださったのは、
まぎれもなくご先祖様たちであり、神様という見えない存在。
もしかしたら「大巫女様」のお導きもあったのではないかと
密かに思っているわけです。
しかし、何もわかっていない私は、
この日から、眠れない夜が続きました。
こんなグダグダ記事を読んでくださり、
お付き合いくださいましてありがとうございます。
感謝いたします。