能力のあるなしでなく、向き不向きがあるだけだ | 朝活・朝イチ業務改善コンサルタント 池田千恵公式ブログ

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朝活の第一人者、池田千恵 公式ブログ。シリーズ累計24万部突破の『朝活手帳』、12万部のベストセラー『「朝4時起き」ですべてがうまく回り出す!』など時間管理の書籍を多数出版。朝活・朝イチ業務改善のセミナー研修・コンサルティングを法人・個人に提供。

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こんにちは。株式会社 朝6時 池田千恵です。
 


今日はとらちゃん(息子の愛称)を保育園に預けたのち、名古屋に一泊出張です。とらちゃんは主婦力高い連れ(夫)に任せてのびのび仕事をしてきます。


お昼ごろに名古屋に着き、味噌かつで有名なお店でお昼を食べることに。


とても混み合っていたのでカウンターへ。デシャップ(厨房で調理された料理が上がってくるところ)のすぐ近くで、お店の人の会話がまる聞こえの場所でした。


ひとり、新人さんなのか、何度も注文を間違え、どの商品をどこへ運んだら良いかわからない店員さんがいました。


その彼のせいか、ただでさえ忙しいお昼時、お店が回っていない模様。他の店員さんがあきらかにイライラしているのが分かります。


「もういいから、持って行かないでそこで動かないで!」


そんな感じで注意された彼を見て、私はきゅーっと胸が苦しくなりました。


まるで過去の自分に会ったような気がしたからです。


一生懸命やろうとすればするほど、わけがわからなくなって空回りをしてしまい、周囲がイライラしているのに気づいても、自分ではどうにもできずに、心の中で「ごめんなさい ごめんなさい」を繰り返す自分の気持ちが急にわーっと迫ってきました。


どうして自分は、普通のひとが簡単にできることができないのだろう。


胸のきゅーっとした苦しさは、さらに過去までさかのぼります。


小学校の時のバスケの試合で、いつのまにかマークする相手を見失い、先生と周囲に「何やってんだ!向こうだよ!」っと大きな声で注意されたこと。このときも、どうしたら良いかわからずに「ごめんなさい ごめんなさい」と思っていました。


とんかつを食べながらじわっと涙が…。つらい…。


たまにふと、このように過去の小さい私が現れて胸がきゅーっとなることがあります。


そのたびに、「人としての能力の差ではなくて、単に向き不向きだったんだ」と思うと心が穏やかになります。今も接客やチームでのスポーツは苦手だけど、そのぶん人よりも簡単にできて、得意なこともたくさんあります。出っ張っていても、へっこんでいても、それが魅力になることを知っています。


例えばこんなふうに、過去の傷ついた思い出を生々しく思い出して、文章に書けること。これだって立派な才能です。


でも、小さいころの私はそれを知らなかった。


彼は、ちゃんと知っているかな。


君にも、好きで得意で勝てること、絶対にあるよ。


がんばってね。そっと心の中でエールを送ってお店を後にしました。


自分が本当にやりたいことや、強みを見つけて開花してもらいたい、という気持ちで立ち上げたiプラ( 現在は10期で育児のため休止中)は、心をきゅーっとさせて「ごめんなさい ごめんなさい」と言っている人のために作ったんだな、と原点を思い出した気がします。


だれにも、ごめんなさい、なんて言わなくたっていい。堂々と、生きればいい。


もうそろそろ、第11期をスタートさせる時期かもしれません。

 

プログラムも一新して、さらに進化したiプラにしたいな。


iプラの別名はタンポポプロジェクト、踏まれても、アスファルトからでも、深く地中に根をはり、かわいい花をさかせ、種を飛ばす。そんな人たちを増やしたいのです。