一般的に20歳から65歳の45年間くらい働いて収入があり、その後収入がなくなるケースが多いと思います。
もう少し細かく考えると、正社員で働いた場合、35〜45歳くらい(偉くなったら50歳移行かもしれませんが)で人生の収入のピークがきてその後また給料は下がり始め、退職してからは、年金受給者になるので、さらに収入は落ちることになります。
そして、税金は収入の高いときに多く取られ、収入がゼロの時にはほとんど取られないという事実が存在しています。
人生の中で、効率的に収入を得る仕組みがあると思っています。
原則1: 収入ゼロの年を作らない
収入がゼロになる年があると、控除して非課税となる分の収入もゼロになるので、無駄遣いになります。
例えば、1年で課税所得1000万円稼いで、次の年休んで0円だと、1000万円の年には、所得税率は33%となります。
が、これを 1年目課税所得500万と次の年も課税所得500万にすると、控除額を2年間にわけて使えるので、所得税率はともに20%となります。
これを見ても明らかですが、年収の突出は税制上、たくさん税金を収めないといけないことになるということです。
原則2: チョロチョロ稼ぐ
原則1の裏返しですが、一生年収100万円は確実に入ってくる方法を考えるということが大事です。
例えば、病気をして働けなくなったら、原則1の例の用に収入がゼロの年が出てしまいます。
病気をしても収入はほそぼそとでも入ってくるようにするというのが大事です。
つまり、今の仕事で自分が動いた分に対してもらっている対価を増やすという努力も大事ですが、同時に、自分が動けない時にどれだけ収入を確保し続けられるかというのが重要になります。
この収入は配当金であったり、不動産収入であったり、少しずつ時間をかけて準備する必要があります。
原則3: みんなで分担して稼ぐ
原則1と似た話ですが、家族がいるときに大黒柱一人がたくさん稼ぐのは税制上お得ではありません。
もちろん扶養控除という制度もありますが、それでも所得税率33%と20%の差には勝てないからです。
専業主婦よりも共働きで二人の仕事時間を調整したほうが、税制上効率的に収入を保つ事ができます。
また、子どもができたら、子どもにも小さい頃から働いてもらう方法を考えることです。
20歳まで収入ゼロで行くことを前提で考えるのではなく、なにか活動をしているので、収入に結びつくことを探し出すのが親の仕事となります。
まとめ
これらの大原則を守って、今ある収入を将来への投資へ使うというのがとても大事になります。
個人事業主であれば、経費を使って今の課税所得を減らして、どうしたら、自分が動かなくても収入を途絶えさせずに継続できるかを模索するのに、精力やお金を使うというのがとても大事だと思っています。
AIやChatGPTのような新しい技術に投資し自分の日々の作業を効率化していくことも一つの大きな投資になると思います。