数日前に紹介した税金計算シートが遂に完成しました。(現状は全てのパターンを網羅するものではなく、自分のケースにあった部分のみ対応)

 

 

今まで自分は計算をfreeeやmoney forwardの確定申告機能を使ってやっていましたが、細かい計算を理解してなかったので、やはり自分でエクセルのシート作成して、いろんなところに書いてある数字が一致するまで確かめるのはとても重要だなと思いました。

 

 

  シート概要

一応色は確定申告のものに合わせて塗ってみました。

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内容:

  1. 確定申告の項目
  2. 住民税の項目
  3. ふるさと納税の細かい控除の計算と上限金額

※但し、今回は自分の使っている控除の部分の計算のみを反映したのですべての人が使えるようなものでは全くありません。

 

 

 

  計算の正しさ

計算が間違っていたら、全く意味がないので、手元にあるここ数年分のバラバラになった情報を元に確認しました。

  1. 給与明細書(給与所得、社会保険料、住民税の月々の支払い履歴)
  2. 源泉徴収票(年間を通しての給与・賞与と社会保険料、住民税などの記録)
  3. 提出済みの確定申告書
  4. 住民税の通知書
これらの値が基本的には1円単位でマッチするようになりました。去年のもので社会保険料が100円くらいずれているものはありましたが確認中。
 

 

  シートの恩恵

 

このシートを作ってよかったことがいくつかあります。
  1. ふるさと納税の上限金額を正しく計算できる→楽天の簡易シミュレーターとは万単位で違っていたので計算してよかったです
  2. iDeCoによる節税効果を正しく計算できる→iDeCoは加入時に節税効果を計算していましたが、毎年実際にどのくらいあるのかを確認できるようになった
  3. 節税効果があるが相互に関係があって条件別の計算が難しいものの計算が統合的に出来る: 循環参照のようになっている項目もあるので全体を計算することが必要でした。
  4. 節税効果の値自体は単純なものでも、条件によって裏側の細かい計算を理解できる: ふるさと納税の住民税側での控除と所得税側での控除だったり、上限はどの上限にかかるのかなどを理解できます。
 
みんなが簡単に使えるツールとして提供したら、国民の時間短縮になりそうだと思いました。
一方で、自分のシートのクオリティが完全かはなんとも言えないので、まだすぐにはできなさそうですが…
freeeやmoney forwardのようなツールだとどうしても年間1万円ほどかかってしまうので、もっと安価且つ簡単に使える且つ過去の分を残しておけるエクセルやスプレッドシートなどは持っておけるようにしたいですね。
 
デジタル庁がこういうツールを提供してくれるのが一番いいと思いますが。