こんにちは!
ママモテ部部長で臨床心理士の
すやまともこです。
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さて、今日も小難しい心理学豆知識のお時間が
やってきました!
今日のテーマは「自己開示」と「自己呈示」です。
さらけ出すのが自己開示。
見せたい自分を演出するのが自己呈示。
「SNS疲れちゃった、、、」
と
「教師や政治家の不祥事」
は同じ理由で起きているかも?
というお話です。
(長いけど)最後までお楽しみください☆
学校や病院や組織でカウンセリングしている
職業カウンセラーは普通、自己開示しません。
私が自己開示をする理由はこちら
私はブログで自己開示を始めたとき、
カウンセラー仲間に「躁転した?」って
心配されました(笑)
(「テンション上がりすぎてない?大丈夫?」って意味です)
これが普通の反応です。
なぜ、心のプロのカウンセラーは
ネットで自己開示しないのか?
自己開示は、もろ刃の刃だからです。
本当の自己開示は、
安全で守られた空間ですべきものだからです。
生(ナマ)の感情って劇薬なので、取扱注意なの。
生々しい体験を、人が読んで役に立つ形にする、
これはなかなかの修練が必要です。
私も修行中。
じゃあ、ネットで自己開示
(=自分のことをオープンに語る)
している人は、何をしているのか?
あれは、「自己呈示(じこていじ)」といって、
「自分はこういう人間です」というのを
ちゃんと料理してから、世に出しているんです。
見せたい自分を見せているんです。
自己開示に見えるけど、
自己開示じゃありません。
これは全然悪いことじゃなくて、
例えば学校の先生が、
「教えるのは初めてで
まったく自信がありません。
本当に足がすくんでいて、
今にも逃げたい気分です」
って自己開示したら、
親としては不安になるでしょう?
「教えるのは初めてですが、
やる気だけは負けません。
わからないことがあったら
先輩教諭に聞きながら、
一生懸命つとめます」
って言われたら、安心しますよね?
それと一緒で、伝えたいことが、
相手に伝わるように、自分という素材を
ちゃんと料理してから世に出すのは、
いいことです✨
起業の世界では、
ブランディングと言います。
いいことなんだけど、
ずっとこれをやり続けると、危ないの
素の自分じゃない
キャラの自分でいる時間が長いと、
ストレスが溜まります。
だんだん素の自分がわからなくなって、
アイデンティティが混乱します
教師や芸能人、政治家など、
「自己呈示」する時間が長い職業の人は、
たまにとんでもない不祥事をやらかしますよね。
あれは、自己呈示の弊害とも言われます。
このSNS時代。
多かれ少なかれキャラを作って発信します。
キャラを作って発信するのは、自己呈示です。
こればっかりやっていると、
心に負荷がかかり、
思いがけないトラブルを招くことも。
女性起業家からよく聞く「SNS疲れ」も
この辺から来ているのでしょう。
自己呈示って疲れるんです。
じゃあどうしたらいいの?
守られた安全な場所で自己開示しましょう。
安心して、毒が吐けることが大切です。
なんでも話せる場所なんてなーい!
家でだって話せなーい!
という方は、こういうのとか↓どうですか?
日頃溜まってる見えない不安や不満を
ぶちまけてみてください。
毒を出し切ったら、
自然とエネルギーが湧いてきますから!
【今日のおさらい】
①自己呈示は大事だけどやり過ぎると疲れます
②安心できる人に自己開示できると元気出ます
表舞台では自己呈示を。
楽屋では自己開示を。
ということですね!
楽屋でお待ちしています^ ^
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すやまともこ(臨床心理士)
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