ホテルと家と仮想現実 | 火照男(ホテルマン)の熱さまシート

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バビーは萌え系オークションを仕切っている。

「職場と家ではキャラが違う」
そんなことはよくある話だ。

それでも基本となる考え方は変わらず、
しいて言えば言いたいことを言えるかどうかくらいだと思う。

だが彼にとっては事情が少し違うらしい。
それを説明するには彼と職場とソーシャルゲームの関係に触れなければならない。
彼は知って通りコミュ力が非常に低い、限りなくゼロに近いが「無」ではないというくらい。
時には誤解を与えたままそれを解けずに終わってしまうこともある。

それを理解するにちょうど良い出来事ある。

彼は○○というゲームを全作クリアしているという。
あるとき職場で彼と同僚が二人きりになった。
同僚が沈黙をきらい、自分の知っているレベルでそのゲームをネタにした。

同僚「○○はどうだこうだよね~」
彼「まったくわからないんですけど」

そう、、彼は知らないふりをして全く会話が膨らませないのだ。
たとえるなら、同僚がせっかく膨らませ始めた風船を彼はアイスピックで「えい」するのだ。

ゲーマーだと思われるのが嫌なのか、世間様の目を気にしてか、彼は嘘をついた。
ただ、何度もお伝えする、彼は嘘をついて自尊心を守ろうが、世間の目を気にしようが
何をしようが全くもって意味がないほど見てくれはカッコよくないのだ。

雰囲気だけ独り歩きしている性格イケメンで、むしろゲーマーという取り柄の
一つもあったほうが価値がありそうな気がするくらい。

この一連の出来事からこうなる。
同僚の気遣い<自分の雰囲気

自分の”こうであれねば”というイメージが邪魔をしてコミュ障害に陥っている状況。
そう、ここでも理想と現実が乖離しているせいで社会活動に甚大な影響を及ぼしている。


以上のような状況に陥らないための予防策としてか
彼は必要以上の会話を好まないという性質を持つ。

そしてここからが本題。
次回は彼と職場とソーシャルゲーム後編。