2021の振り返り、プライベート編から。

 

今年の1番の大きな出来事。

8月に父が死去致しました。

 

父は一級建築士事務所(設計事務所)を

1981年に開設し1988年に法人化

亡くなるまで代表をしておりました。

 

団塊の世代なので仕事命。

小さい頃の父との思い出といえば

週末父の事務所に遊びに行き

建物の図面をひいている父の図面を覗きながら、

建築士が仕事で使うテンプレートを借り

(こんなもの↓)

大きな紙に自由に色々かきながら遊んだ記憶。

時間が経つとその父の設計した建物が街中にでき

すごいなあ、面白いなあ、

クリエイティブな仕事は楽しいと感じてきた幼少期。

 

この頃の体験や、建築設計業界を

肌身で感じてきたことは

今ではクリエイティブな発想やビジネス感を身につける

素晴らしい経験をさせてもらったなと思います。

 

 

ご存知の方はお分かりだと思いますが、

父は、ひと言で言うと、「破天荒」

豪快で、大胆で、

目立ちたがりで、

無茶苦茶なところがある人。

 

大学を卒業後ヨーロッパを放浪したり。

 

心臓の手術をするべく手術室に入る直前に

手術を勝手にやめて帰ってきたり。

 

救急車に乗って運ばれてたのに

その日何も言わず家に帰って酒を飲んでいたり。

 

会合で浴びるほどお酒を飲み側溝に足を踏み外し

スネの骨が見えたまま帰宅したことも。

 

まだまだ色々なあり得ない

面白エピソードはありますが(省略)

 

良い意味でいつも

「出る杭」になれ!

というタイプでした。

 

自分を知ってつきすすめ!

面白いことをしろ!

やるならとことんやれ!

THE体育会系。

なので私も体育会系。笑

 

そして何よりグローバルな視点をもてと

一人娘にもかかわらず

NYの留学も1番にいいぞいいぞ!

と送り出してくれたのも父。

 

一人っ子の私にとっては頼れる兄貴のようで、

時には仕事においての師匠的な存在であり、

そして晩年は孫が大好きな普通のおじいちゃん。

たくさんの顔を持ってました。

 

そんな父、40年かけて

沢山の建物を世に送り出しました。

 

父の想いと技術が詰まった建築は

新潟市を中心にところどころにあり

その沢山の建築を通じ、

父の想いや思い出を

日々感じることができるということは

とてもありがたいなと思うと同時に

やはり建築士という仕事は素晴らしいなと再確認します。

 

天気やアングルは素人撮影ですが

その作品の一部。

 

親鸞聖人像と施設から

 

テナントビルや

 

商業施設

 

温泉施設や

 

大学の学生寮

 

個人住宅から

 

マンション

 

オフィスビル

 

などなど。

幅広く様々な設計に

携わらせていただきました。

生前賜りましたご厚情に深謝致します。
 

 

8月より父の会社「有限会社アマキ設計」を

私が引き継ぎ代表となりました。

設計業務にも私のスタイルが入った形で

社員と共に事業展開をしていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

弊社の近年の作品

新潟市江南消防署

 

うまこしこやす認定こども園


特別養護老人ホーム 信濃倶楽部

 

ダイアパレス大手通り(マンション)

 

弊社WEBも現在リニューアルをかけています。

新ページが準備でき次第ご案内いたします。

 

 

というわけで、本年後半は環境が変わり、

IFS講座の開講や、ZoomでのIFSの定例会などの

開催の調整が難しい状況となってしまいましたが

来年からはまた開講再開、定例再開していきますので

お楽しみにしていてください。

 

 

そして、今年はようやく下の娘も先日1歳を迎え、

キッズ感満載に。

 

 

私がインテリアのキャリアにつくまでの基礎は

父の影響が半分、

そして母の影響半分。

 

母は、インテリアとファッションがとても好きで

毎月母と一緒に子供用のインテリア雑誌を観て

インテリアのセンスを叩き込んでくれた人。

その雑誌を見ながら実践的に

毎週模様替えするのが私の幼少期の趣味でした。

(この母からの影響Storyはまたの機会で)

 

両親の影響、幼少期の育ち方は

間違いなく今の感性の基礎になっています。

 

父のDNA、生き様、デザイン、発想は

また私がしっかり引き継ぎながら

両親が与えてくれたように

私も自分の娘たちが望む限り

同じ経験やレッスンをさせてあげたいと思っています。

 

 

長々と珍しく

私のプライベートなお話をさせて頂きました、

あまりプライベートなお話をすることがないのですが、

これを機会にインテリアの情報だけではなく

私自身を知っていただく機会となりましたら嬉しいです。

 

 

仕事バージョンの振り返りは明日・・・✨