News release①
成分研究開発を行う薬学士の中村孝男
(株式会社美商堂:代表取締役)は、
2020年9月28日、スイス公的機関の
『アヴサン栽培協会-Absinthe cultivation society-』、
『スイス・アヴサン協会―Swiss absinthe society―』、
『フランス非営利組織『国際平和科学者協議会
―Association des Scientifique pour la Paix Mondiale(ASPPM)―』、
および協力工場、微生物学者の協力のもと、
キク科植物『ニガヨモギ―Artemisia absinthium―』由来成分により、
ウイルスの活性を抑制すること成功し、特許権を取得しました。
【特許概要】
特許番号 特許第6761559号
発明の名称 ヒト免疫不全ウイルスの感染予防のための組成物
登録日 令和2(2020)年9月8日
本特許の取得は、『ニガヨモギ―Artemisia absinthium―』
(キク科ヨモギ属)を、独自の抽出方法によりエキス化することで、
ヒト免疫不全ウイルス(HIV:エイズウイルス)をはじめとした、
数種類のウイルスに対する不活性化の傾向が確認できたことによります。
『ニガヨモギ―Artemisia absinthium―』は、
19世紀前後にスイスで生まれたリキュール「アヴサン(Absinthe)」の
主要原料であり、生活に根付いた薬草として親しまれてきました。
もとは、スイスのヴァル・ドゥ・トラヴェール(Val de Travers)で
栽培されたニガヨモギを原料とした薬を、
医師のピエール・オーディナーレ(Pierre Odinare)が
蒸留技術を応用し独自の処方を考案し、
その製法を
1797年にアンリ・ルイ・ペルノー(Henri-Louis Pernod:当時スイス)に
売却したことにより、
ニガヨモギのリキュールが「アヴサン(Absinthe)」として
商品化されるに至りました。
次記事に続く