日本の伝統食「味噌」は腸内環境を整えたり、がんや老化を予防したり、カラダに良いと言われているけれど…



それは

味噌が発酵食品で菌が活きているからこその話



実はスーパーで売られている味噌のほとんどが、乳酸菌や酵母菌が活きていない「なんちゃって味噌」なんです。。発酵食品ではないニセモノの味噌ということ。



菌が活きていないだけでなく、アミノ酸などの化学調味料が添加されているものを日常的に食べていたら、逆にカラダに良くないです。



ということで今回は【本物の味噌の見分け方】を紹介します。よかったら味噌を選ぶときの参考になさってください!




発酵食品でない味噌って何?

本来は発酵に1年以上かけるけど、大量生産で安価な味噌はスピーディーが命なので、短期間で出荷します。



味噌を熟成するための保管場所や製造管理が不要になり、コストが削減できますが



発酵が不充分な味噌は美味しくないので、アミノ酸などの化学調味料で味を整えて、加熱処理して酵母菌や酵素を失っているいう。。



① 原材料が大豆・麹(米 or 麦)・食塩だけのもの

原材料が国産の大豆・米(麦)・塩だけで、それぞれの栽培地や産地まで書かれているメーカーが良心的です。


②原材料に「酒精」が入っていないもの

発酵すると炭酸ガスが発生して容器が膨張するので、酒精(アルコール)を加えて酵母菌の活動をストップさせています。



③パッケージに呼吸口が付いているもの

②の「酒精」を加えているものではなくパッケージに呼吸口(脱気機能)のバルブが付いているものが、菌が活きている証拠になります。



④アミノ酸などの添加物が使われていないもの

アミノ酸・〇〇エキス・ぶどう糖・還元水飴・たん白加水分解物などの添加物が含まれていないものが本物の味噌です。



⑤出汁入りタイプは論外

出汁入り味噌はアミノ酸(うま味成分)が添加されていて、添加したアミノ酸を酵素が分解しないように、本来は不要な加熱殺菌をしています。つまり発酵食品ではなくなってしまいます。


なのでパッケージに呼吸口がありません。菌がいないから必要ないよね!



⑥天然醸造・生味噌・非加熱と書いてあるもの

原材料に②の酒精を含まなければ「無添加」と表記できるけど、無添加だけでは加熱殺菌している可能性もあり(メーカー側には「加熱 or 非加熱」の表示義務はない)。


「無添加」でさらに「天然醸造」「生味噌」「非加熱」の表記があるものが本物の味噌の証!良心的なメーカーならこれらの記載があります。


★ お味噌汁を作るときも、菌が消滅してしまうので加熱しすぎない(味噌を入れたら沸騰させない)ことも大事!



⑦熟成期間が長いものがベスト

普通のスーパーには熟成期間が1年以上のものはほぼ置いていないけど、オーガニックスーパーなどではたまに見かけます。


ちなみにライフのオーガニックブランド「BIO-RAL 」の【長期熟成 無添加有機みそ】ですら、熟成期間は6ヶ月以上でした。750gで398円、有機JAS認証はあるけど、原材料に国産の表示はなし。天然醸造とも書いていない↓



一方、こちらの味噌は熟成期間が1年、天然醸造、500gで665円でした!有機の原料ではないけどすべて国産、塩にもこだわっている↓
ってことで、こちらの味噌を選びました!


味噌に限らずだけど、安全な食品を選ぶのは健康的な生活を送るための自己投資


そうゆう食品は安くはないけど、数百円の上乗せで、健康を害さない&昔ながらの製法で作られている生産者さんたちを応援できるなら逆にお得なのではと思います。



まとめ

原材料が国産の大豆と麹(米か麦)と塩だけで、パッケージに呼吸口があって、


「天然醸造」とか「生味噌」とか「非加熱」と書いてあるものが、酵素や酵母菌が活きている本物の味噌だよ!というお話でした。


アミノ酸入りの発酵してない味噌ではなく、伝統的な製法で作られた昔ながらの味噌を次世代に残したい


サスティナブルな暮らしをするには、大量生産に加担しないことだなとつくづく思った次第です。


そうそう、以前マイ容器で買える量り売りの味噌の記事で紹介したお店の味噌も買ってます!

が、国産大豆を使っている味噌が3種類のみであとは輸入大豆を使っているとのことなので、他のメーカーの天然醸造の味噌も併用することにしました。


ちなみに、醤油も味噌と同じ発酵食品なので、国産の原料で、添加の入っていない「天然醸造」や「本醸造」の表記があるものを選んでます。


楽天にも国産原料・天然醸造・三年熟成の本物の味噌がありました↓



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