こんにちは、パーソナルカラーアナリストのMikiです
今日は台風16号の接近に伴いお天気も荒れ模様。
こんな日はお家に引きこもりTVでも見ながらまったり~
と言いたいところですが、社会人はそんなわけにもいきません
皆さまもお出かけの際はくれぐれもお気をつけてくださいね。
さて、こんなお空がどんより暗い日こそ、心が晴れやかになる話題を!
私の”元気のもと” と言えば…
食べること~
ということで、~美味しく見える彩り~ シリーズ 第四弾
前回お伝えしたとおり、視覚で美味しそうにみせるには、お料理に合わせて器を上手に選ぶことも重要です。
「器は料理の着物なり」
器の素材感・色彩・形状によって、お料理はぐんと引き立ちます。
今日はその中でも、器の色でお料理をより美味しく見せるコツを幾つかお伝えします。
1.白
シンプルな白い食器はどんな色とも相性が良いので使いやすさ抜群です。
食材の色やソースの色もそのまま発色し映えるので、例えばお皿にソースで絵を描くような盛り付けにも適してます。
同じ白でも、真っ白や黄みがかった白、青みがかった白など色々ありますので、色みを揃えてあげた方が統一感がでますね
2.黒
黒い食器は、 トマト・パプリカ・人参など鮮やかな色の食材にはピッタリで、食材をより鮮やかに引き立ててくれます。
中でも黄色は黒背景では最も誘目性※が高い色なので、人の目をひきつける効果があります。
また、黒い食器は高級感を演出してくれるので、ちょっとしたおかずも美味しそうに見えます。
※下の写真をご覧ください!
右上の茶巾寿司に自然と目がいきませんか
「誘目性」とは「注意を向けていない対象の発見のされやすさ」のことを言います。「AFT色彩検定2級」テキストより。
「誘目性」の高い色は意識してなくても向こうから目に飛び込んでくるので、如何に人の目をひきつけるか!という時に役立ちます
3、ガラス
ガラスの食器といえば、デザート皿やグラスとして使うことが多いと思いますが、実は色々なお料理に使えます。
ガラス自体の色みやカットには繊細な美しさがあり、透明感を活かして冷たさや涼やかさを演出することもできます。
例えば、透明なグラスにミントの葉を浮かべると、涼しげで夏のアレンジにピッタリです。
また、透明グラスは飲物の色だけでなく、ビールの泡や炭酸の泡までもきれいに見え、光が透過※するガラスならではの美しさに見た目の美味しさもアップします。
※光が物体の内部を通過して外部に出てくることを「透過」と呼びます。
「透過」には「正透過」と「拡散透過」があり、例えば、透明ガラスは「正透過」で光は直進し、曇りガラスは「拡散透過」で光は様々な方向に散らばって出てきます。 「AFT色彩検定3級」 テキストより。
4. 藍色・紺
和食は煮物や揚げ物など茶色っぽい料理が多いので、茶色の反対色※の藍色は食べ物を引き立ててくれます。
例えば、染付の器に煮物を盛ると、素朴なお総菜も上品な一品へとチェンジします。
また、天盛りに錦糸卵やゆずの皮などの黄色を使うと、黄色は藍色の反対色ですので料理がより引き立ちます。
※「反対色」には相手の色を引き立たせる効果があります。
反対色(補色)については次回 ~美味しく見える彩り⑤~で詳しくお伝えしますね!
5. 暖色
同じスープを、青と赤の器に盛り付けました。
青い器と赤い器ではどちらが美味しそうに見えますか?
赤や黄などの暖色※は食欲を増進させる効果がありますので、料理を美味しそうに見せてくれる効果があります。
※暖色とは暖かく感じられる色のことです。
一般的に赤・オレンジ・黄などは暖かく、青緑や青などは冷たく感じられます。「AFT色彩検定3級」 テキストより。
このように、器の色がお料理を引き立てもすれば、逆に半減して見せてしまうこともあります。
お料理によって器の色選びを意識して、美味しさUP効果をねらってみてくださいね
以上
・・・
と言いたいところですが
色彩学の知識を使ってお料理を美味しく見せる工夫はこれだけではありません
この続きは ~美味しく見える彩り~ シリーズ ⑤ で