ACIDMANとBiSHの対バンライブ DREAM AWAY, ONE DAY
ただの幸運としか言いようがない縁を頂いて参加することができた。
アメトークでBiSH芸人を見てまさしくどハマりしてから一年半、その時にはNHKツアーも行けそうな場所は全滅、2020年はコロナ禍でツアー、フェスでも全く見れることができずにずっとライブ映像等でしかBiSHを見る機会は無かった。
一方のACIDMANも一年半前の創再現ツアー以来配信ライブやスペシャでのライブ映像のみでしか見ることができなかった。
だからこそ、本当にこの対バンは実現することはない、自分にとっては夢でしかなかった。
(例えるならB'zとミスチルが対バンするくらいのレベルだと思って欲しい。)
BiSHの振り付けをしながらライブに参加する日を夢見ていたらACIDMANとの対バン。前日にこんなに興奮するのはいつぶりくらいだったんだろう。多分17歳の時に生まれて初めてMr.Childrenのライブに行った日以来かもしれない。
どちらもどれだけ好きかを書いたのも合わせて読んでもらえると熱量がより伝わるかもしれません。
※BiSHのはちょいちょい勘違い的なところもあるのでご了承下さい
会場に入っても現実とは思えないほどフワフワしていた。でも周りにはBiSHTシャツを着た清掃員の姿が沢山見える。
あ〜、これからBiSHのライブが始まるんだ…。
そんな他人事のように待っていたらほぼ定刻通りに暗転。
先攻のBiSHのライブがSE無しでスタート。
一曲目は
飛び出す MONSTER
誰よりも早く♪
MONSTERから始まんのかよ‼️
クソ当たり前だけど
アイナ
チッチ
アユニ
リンリン
モモカン
アツコ
全員が目の前にいるんだ…。
さすがに込み上げるものがあった。
サビのジャンプ、ヘドバンも初めてなのに映像にこれでもか!って程見てきたから普通に踊れた。
既に汗かきながらやっぱりライブハウス公演だから攻めのセトリなんだなぁと思っていたら
遂に死‼️
マジかよ‼️
サビの振り付けもF◯CKポーズもお手の物。
やっぱり楽曲もダンスもクソかっけ〜わ。
そしたらHELP!!
これだけが新米清掃員にはピンと来なかった。アルバムは全作品聴いてきたけれども、カップリングは盲点だった…。
悔しいです‼️
今度はVOMiT SONG、My Distinctionとリンリン作詞の曲を立て続けに披露。
対バンとか短めのライブの時、BiSHのセトリはメンバーが考えることがあるのは知ってたので、この辺りで『はは〜ん、今日はリンリンの選曲だな』と思ってたら後のMCで正解だった。
(個人的には今日はチッチがセトリ考えると思ってはいました。)
My Distinctionは泣いてしまった。
人のこと けなしては 口に出さず
あの子ずるいとかおもってたらきも
モモカンの歌詞も(というか全員作詞の曲は)響くものがあるけど、リンリンの歌詞はかなり髄に来る。
比較的レア曲な方だし、ここでこの曲持ってくるか⁉️という意外性も涙腺に触れた。
次にSMACK baby SMACK持ってくるかね…。もう、超アガるしかないですやん!
サビの振り付けもバンバンやってみる。この曲もPVとライブ映像どれだけ見たことか。マジでこの時点でも汗だくだった。
そしたらさ、NON TiE-UPが来るんだもん。
マジかよ…。今日のセトリ、どれだけ攻めるん??
ACIDMANとの対バンでおっぱい舐めてろですか(笑)
ハシヤスメタイムをこんなに早く見れるなんて予想だにしてなかったし、にしてもNON TiE-UPもカッコ良すぎる…。
圧倒的に心ぶち抜かれたまま、ここからラストスパート
プロミスザスター
(↑ACIDMAN繋がりを意識してくれたそうです)
beautifulさ
BiSH-星が瞬く夜に-
ヤバ過ぎて死にそう…。全部振り付けもやれるだけやり切った。
あっという間に初めてのBiSHライブが終了。
本当にずっとライブが見たかったし、振り付けも踊ってみたかったのがようやく叶った。初めてだし、曲も全部良いんだし、セトリは何でも来い!と思ってたけど、結果的に想像以上の神セトリだったし、BiSHを好きになって本当に良かったと心の底から思った。
今日はオーケストラはやらなかったけど、それが逆に楽しみになったくらい。
それ以上に今日でもっとBiSHが好きになったことだけは間違いないんだ。
BiSHに関しては基本的に箱推しを通しているんだけど、ライブを見てみて、アユニはとても魅力的な人だと思った。惹きつける力が底無しというか…。上手い言葉が見つからないんだけど、確かに推す人が多いのが分かった気がした。
まぁ、メンバー全員魅力的なんだけど💦
コロナ禍だから清掃員のコールができないライブが初めてだったのは正直個人的には彼女たちの歌がよく聞こえるので良かったかな。でも本来のスタイルのライブも楽しみではある。
これでも十分に満たされたのだけど、転換を挟んでついにACIDMAN‼️
会場の様子から見て清掃員の方が多そうだったから正直どうなるか心配ではあった。
けど、自分としては念願のACIDMANの生のライブに代わるものはない。
暗転から安定の最後の国。
アンソロ2以来のハンドクラップ。
この時点で「泣きゃいいと思ってるんです』モード突入。
そして創再現以来のライブの始まりは
造花が笑う
イントロの『GO‼️』で感情が溢れてしまった。
BiSHの初ライブに気を取られてしまっていたけど、やっぱり僕にはACIDMANが思いっきり欠乏していたことを思い知らされた。
BiSHの時以上に体が、腕が動いていた。
そしてto live
大木伸夫に死ねと歌われてゾクゾクするこの感覚。マジでたまらん…。
冒頭2曲で完全に持っていかれてからのMC
『こんばんわ、ACIDMANです。今日は来てもらってありがとうございます。
BiSH、大っ好きなんですよ。バンドでもない、アイドルでもない、そういう垣根を超えたエンターテイメントのプロ集団っていう感じが。以前名古屋で対バンするはずだったんだけど台風で中止になっちゃって…。ようやく実現しました。今日の対バンを企画してくれた夢番地さん、ありがとうございます。
あの〜、今日のチケット争奪戦だったみたいで。ACIDMANのファンの人も、清掃員の人も来れなかった友達が多いと思うんだよね。ごめんね。…俺が言うことじゃないんだけど(笑)。お友達に言っといてください。何故か大木が謝っていたと(爆)
大変なことが続いてますけど、最高の一日に…もう既に最高だよね?
最高の一日にしましょう!』
何気に清掃員というワードが大木先生の口から自然に出てきたのは内心アガりましたな。
清掃員もACIDMANのファンも包み込む大木先生のMCはやはり偉大だ。一気に会場の空気をガラリと変える力を持っているのは来年結成25周年を迎えるロックバンドの賜物だと思う。
そこから最新曲のRebirth(ようやくライブで聞けた!)そしてFREE STAR。
2019年はアンソロ2、創再現やってたから個人的にFREE STARを聞いたのはΛツアー以来かな。ACIDMANは特別なバンドだからこそなのだろうけど、全ての曲が全く色褪せない。どうしてだろうね…?
この日多分ACIDMANを聞いたことのない清掃員も多かったと思う。全員とまではいかないまでも結構ちゃんと聞いてくれたり、盛り上がってくれる清掃員が多かったのはとても嬉しかった。
そして、世界が終わる夜。
今日は何故か演る気がしていた。
アルペジオからのハウリング(あれ、どう表現すればいいんでしたっけ?)を駆使した対バンでは長めのアレンジからのイントロ。2番のサビが終わってからの爆音は気持ちがいい。アウトロも相変わらず圧倒的。
ここから2回目のMC。
大木先生の通常運転、説法モード。多分清掃員の中にはポカンとなった人もいるかもしれないね…。でもこれがACIDMANなんです。
『コロナになって当たり前のことにたくさん気付きました。配信の良さも分かったけど、やっぱりライブって良いね!目の前にお客さんがいて、見えないエネルギーを出してそれを俺らも受け取ってっていう。
水道をひねれば水が出て。生きているとか、日々の日常にある当たり前のことがどれだけ素晴らしいことか。まだ大変な人もたくさんいると思います。俺らミュージシャンも大変です。でも辛いとかネガティブなことを発するんじゃなくて、良くなっていくようにみんなの意識が変われば世界は必ず変わっていきます。灰色の世界もいつか歌になっていく。色付いていくように、そんな曲を』
灰色の街
初めてライブで聞く灰色の街は神々しかった。僕らはどんな世界であっても生きていかなきゃならない。良いことばかりじゃない、むしろクソッタレな世界でも。
それでもACIDMANはこの世界を信じている。
誰よりも強く。
だからこそ、ACIDMANの曲は聞く人を選ぶ音楽性にどうしてもなってしまうけれど、自分のように刺さる人には一生抜けない優しい棘になってしまう。
最後は外すことのできない、ある証明。
アンソロ2以来、2年ぶりのある証明はライブの定番である以上にACIDMANの本質をえぐり出す瞬間になった。
今 光の中 溢れ出す意思の
その一滴が 花咲かすのだろう
僕らの意思がいつの日か元の日常を取り戻すことを強く願った。
一年半ぶりのACIDMANは対バンでもやはり過去最高だった。
いっちゃんのドラム、キレッキレだったように思う。
ある証明が終わっても大木さんは残っている。
『アンコールではけてまた出てくる時間がもったいないんでこのままアンコールやります!』
まさかの10-FEETスタイル‼️
『あの、今日みたいな日は滅多にないんで。いつも対バンやるって言ってもバンドばっかりだから、今日は一緒になにかできた何かできたらと思って。』
と、おもむろにギターコードを鳴らす。
どっかで聞いた感じのコード感…。
『もう分かった?さっきBiSHも歌ったけど。おじさん達、練習してきました。せっかくなんで星が瞬く夜に、一緒にやろうかと。どうぞ〜、入ってきて〜』
オーディエンス大熱狂の中、BiSHが入ってくる。
チッチ(かな?ここのやり取りは最後列なので細かいところが分からず)『何だか良い匂いがしますね』
先生『(BiSHの)みんなの方が良い匂いするよ。多分そっち(サトマ)の方は香ばしい匂いがしてるんじゃない?』
サトマ『加齢臭ってやつね(笑)』
先生『ACIDMANのライブを初めてみるBiSHのファンには驚かれると思うんだけど(俺ら)ギャップが大きくてね(笑)
じゃあ、BiSHとACIDMANでビシュッドマン(BiSHDMAN)で一曲』
アンコールはACIDMAN演奏によるBiSH-星が瞬く夜に-が披露された‼️‼️
もう、この瞬間だけは死んでもいいと思えた。
ライブでコラボなんかあったら凄いことになるとは思ってたけど、本当にやっちまったよ…。
ACIDMANの演奏、完璧。(そりゃ当たり前か。)大木先生もノリノリ。こんなのツアーなんかでもお目にかかれない。
BiSHの楽曲だけど、目の前のオーディエンスが振り付けで踊ってる光景はACIDMANの3人の目にどう映ったんだろうか。
アユニもPEDROやってるから、サトマのベースも刺激になったんだと思う。
演奏が終わって、最後に9人で『ビシュッドマンでした!』とBiSHポーズ。
おじさん達はただただ恥ずかしそうでした。それが余計に愛おしい。
今日でなければ実現しないサプライズのオンパレード。
今日のライブは死んでも忘れない。
これまでの約20年間で400本以上のライブを見てきたけど、今後良かったライブは?と聞かれたら今日の対バンを即挙げるだろう。
ACIDMANもBiSHも不器用という面では似ているのかもしれない。
ACIDMANは表現するテーマを変えることができないし(だからこそ好きなのだけど)、BiSHもどこか亜流の中からジュンジュンというモンスターにしばかれながらここまでやってきた。アイドルでもない楽器を持たないパンクバンドがここまで売れても、どこかもがいている感じもするから。
ACIDMANもBiSHも今では一二を争うほど好きなアーティスト。だからこそ、お互いのファンにそれぞれの良さをエゴ丸出しでも伝えたいと本気で思っている。
本当本気なんです。
どちらかだけが好きだったらこのレポは多分書かなかったと思う。
ACIDMANって凄えカッコいいロックバンドなんだよ!って。不器用だけど、一度も届けたいメッセージがブレたことがないんだよって。
BiSHってただ可愛い女の子のグループじゃないんだよ!って。音楽大好きでめっちゃ人間臭いグループなんだよ!って。
そして、この対バンが実現したこと
ありがたいことにチケットを譲って頂いたこと
久しぶりにTeam ACIDMANのみんなとワチャワチャできたこと
BiSHとACIDMANのライブが見れたこと
この日に関わった全ての方に心からの感謝を持ってこれからも生きていきます。
2021年3月6日、僕が素粒子になった日として。
ただの幸運としか言いようがない縁を頂いて参加することができた。
アメトークでBiSH芸人を見てまさしくどハマりしてから一年半、その時にはNHKツアーも行けそうな場所は全滅、2020年はコロナ禍でツアー、フェスでも全く見れることができずにずっとライブ映像等でしかBiSHを見る機会は無かった。
一方のACIDMANも一年半前の創再現ツアー以来配信ライブやスペシャでのライブ映像のみでしか見ることができなかった。
だからこそ、本当にこの対バンは実現することはない、自分にとっては夢でしかなかった。
(例えるならB'zとミスチルが対バンするくらいのレベルだと思って欲しい。)
BiSHの振り付けをしながらライブに参加する日を夢見ていたらACIDMANとの対バン。前日にこんなに興奮するのはいつぶりくらいだったんだろう。多分17歳の時に生まれて初めてMr.Childrenのライブに行った日以来かもしれない。
どちらもどれだけ好きかを書いたのも合わせて読んでもらえると熱量がより伝わるかもしれません。
※BiSHのはちょいちょい勘違い的なところもあるのでご了承下さい
会場に入っても現実とは思えないほどフワフワしていた。でも周りにはBiSHTシャツを着た清掃員の姿が沢山見える。
あ〜、これからBiSHのライブが始まるんだ…。
そんな他人事のように待っていたらほぼ定刻通りに暗転。
先攻のBiSHのライブがSE無しでスタート。
一曲目は
飛び出す MONSTER
誰よりも早く♪
MONSTERから始まんのかよ‼️
クソ当たり前だけど
アイナ
チッチ
アユニ
リンリン
モモカン
アツコ
全員が目の前にいるんだ…。
さすがに込み上げるものがあった。
サビのジャンプ、ヘドバンも初めてなのに映像にこれでもか!って程見てきたから普通に踊れた。
既に汗かきながらやっぱりライブハウス公演だから攻めのセトリなんだなぁと思っていたら
遂に死‼️
マジかよ‼️
サビの振り付けもF◯CKポーズもお手の物。
やっぱり楽曲もダンスもクソかっけ〜わ。
そしたらHELP!!
これだけが新米清掃員にはピンと来なかった。アルバムは全作品聴いてきたけれども、カップリングは盲点だった…。
悔しいです‼️
今度はVOMiT SONG、My Distinctionとリンリン作詞の曲を立て続けに披露。
対バンとか短めのライブの時、BiSHのセトリはメンバーが考えることがあるのは知ってたので、この辺りで『はは〜ん、今日はリンリンの選曲だな』と思ってたら後のMCで正解だった。
(個人的には今日はチッチがセトリ考えると思ってはいました。)
My Distinctionは泣いてしまった。
人のこと けなしては 口に出さず
あの子ずるいとかおもってたらきも
モモカンの歌詞も(というか全員作詞の曲は)響くものがあるけど、リンリンの歌詞はかなり髄に来る。
比較的レア曲な方だし、ここでこの曲持ってくるか⁉️という意外性も涙腺に触れた。
次にSMACK baby SMACK持ってくるかね…。もう、超アガるしかないですやん!
サビの振り付けもバンバンやってみる。この曲もPVとライブ映像どれだけ見たことか。マジでこの時点でも汗だくだった。
そしたらさ、NON TiE-UPが来るんだもん。
マジかよ…。今日のセトリ、どれだけ攻めるん??
ACIDMANとの対バンでおっぱい舐めてろですか(笑)
ハシヤスメタイムをこんなに早く見れるなんて予想だにしてなかったし、にしてもNON TiE-UPもカッコ良すぎる…。
圧倒的に心ぶち抜かれたまま、ここからラストスパート
プロミスザスター
(↑ACIDMAN繋がりを意識してくれたそうです)
beautifulさ
BiSH-星が瞬く夜に-
ヤバ過ぎて死にそう…。全部振り付けもやれるだけやり切った。
あっという間に初めてのBiSHライブが終了。
本当にずっとライブが見たかったし、振り付けも踊ってみたかったのがようやく叶った。初めてだし、曲も全部良いんだし、セトリは何でも来い!と思ってたけど、結果的に想像以上の神セトリだったし、BiSHを好きになって本当に良かったと心の底から思った。
今日はオーケストラはやらなかったけど、それが逆に楽しみになったくらい。
それ以上に今日でもっとBiSHが好きになったことだけは間違いないんだ。
BiSHに関しては基本的に箱推しを通しているんだけど、ライブを見てみて、アユニはとても魅力的な人だと思った。惹きつける力が底無しというか…。上手い言葉が見つからないんだけど、確かに推す人が多いのが分かった気がした。
まぁ、メンバー全員魅力的なんだけど💦
コロナ禍だから清掃員のコールができないライブが初めてだったのは正直個人的には彼女たちの歌がよく聞こえるので良かったかな。でも本来のスタイルのライブも楽しみではある。
これでも十分に満たされたのだけど、転換を挟んでついにACIDMAN‼️
会場の様子から見て清掃員の方が多そうだったから正直どうなるか心配ではあった。
けど、自分としては念願のACIDMANの生のライブに代わるものはない。
暗転から安定の最後の国。
アンソロ2以来のハンドクラップ。
この時点で「泣きゃいいと思ってるんです』モード突入。
そして創再現以来のライブの始まりは
造花が笑う
イントロの『GO‼️』で感情が溢れてしまった。
BiSHの初ライブに気を取られてしまっていたけど、やっぱり僕にはACIDMANが思いっきり欠乏していたことを思い知らされた。
BiSHの時以上に体が、腕が動いていた。
そしてto live
大木伸夫に死ねと歌われてゾクゾクするこの感覚。マジでたまらん…。
冒頭2曲で完全に持っていかれてからのMC
『こんばんわ、ACIDMANです。今日は来てもらってありがとうございます。
BiSH、大っ好きなんですよ。バンドでもない、アイドルでもない、そういう垣根を超えたエンターテイメントのプロ集団っていう感じが。以前名古屋で対バンするはずだったんだけど台風で中止になっちゃって…。ようやく実現しました。今日の対バンを企画してくれた夢番地さん、ありがとうございます。
あの〜、今日のチケット争奪戦だったみたいで。ACIDMANのファンの人も、清掃員の人も来れなかった友達が多いと思うんだよね。ごめんね。…俺が言うことじゃないんだけど(笑)。お友達に言っといてください。何故か大木が謝っていたと(爆)
大変なことが続いてますけど、最高の一日に…もう既に最高だよね?
最高の一日にしましょう!』
何気に清掃員というワードが大木先生の口から自然に出てきたのは内心アガりましたな。
清掃員もACIDMANのファンも包み込む大木先生のMCはやはり偉大だ。一気に会場の空気をガラリと変える力を持っているのは来年結成25周年を迎えるロックバンドの賜物だと思う。
そこから最新曲のRebirth(ようやくライブで聞けた!)そしてFREE STAR。
2019年はアンソロ2、創再現やってたから個人的にFREE STARを聞いたのはΛツアー以来かな。ACIDMANは特別なバンドだからこそなのだろうけど、全ての曲が全く色褪せない。どうしてだろうね…?
この日多分ACIDMANを聞いたことのない清掃員も多かったと思う。全員とまではいかないまでも結構ちゃんと聞いてくれたり、盛り上がってくれる清掃員が多かったのはとても嬉しかった。
そして、世界が終わる夜。
今日は何故か演る気がしていた。
アルペジオからのハウリング(あれ、どう表現すればいいんでしたっけ?)を駆使した対バンでは長めのアレンジからのイントロ。2番のサビが終わってからの爆音は気持ちがいい。アウトロも相変わらず圧倒的。
ここから2回目のMC。
大木先生の通常運転、説法モード。多分清掃員の中にはポカンとなった人もいるかもしれないね…。でもこれがACIDMANなんです。
『コロナになって当たり前のことにたくさん気付きました。配信の良さも分かったけど、やっぱりライブって良いね!目の前にお客さんがいて、見えないエネルギーを出してそれを俺らも受け取ってっていう。
水道をひねれば水が出て。生きているとか、日々の日常にある当たり前のことがどれだけ素晴らしいことか。まだ大変な人もたくさんいると思います。俺らミュージシャンも大変です。でも辛いとかネガティブなことを発するんじゃなくて、良くなっていくようにみんなの意識が変われば世界は必ず変わっていきます。灰色の世界もいつか歌になっていく。色付いていくように、そんな曲を』
灰色の街
初めてライブで聞く灰色の街は神々しかった。僕らはどんな世界であっても生きていかなきゃならない。良いことばかりじゃない、むしろクソッタレな世界でも。
それでもACIDMANはこの世界を信じている。
誰よりも強く。
だからこそ、ACIDMANの曲は聞く人を選ぶ音楽性にどうしてもなってしまうけれど、自分のように刺さる人には一生抜けない優しい棘になってしまう。
最後は外すことのできない、ある証明。
アンソロ2以来、2年ぶりのある証明はライブの定番である以上にACIDMANの本質をえぐり出す瞬間になった。
今 光の中 溢れ出す意思の
その一滴が 花咲かすのだろう
僕らの意思がいつの日か元の日常を取り戻すことを強く願った。
一年半ぶりのACIDMANは対バンでもやはり過去最高だった。
いっちゃんのドラム、キレッキレだったように思う。
ある証明が終わっても大木さんは残っている。
『アンコールではけてまた出てくる時間がもったいないんでこのままアンコールやります!』
まさかの10-FEETスタイル‼️
『あの、今日みたいな日は滅多にないんで。いつも対バンやるって言ってもバンドばっかりだから、今日は一緒になにかできた何かできたらと思って。』
と、おもむろにギターコードを鳴らす。
どっかで聞いた感じのコード感…。
『もう分かった?さっきBiSHも歌ったけど。おじさん達、練習してきました。せっかくなんで星が瞬く夜に、一緒にやろうかと。どうぞ〜、入ってきて〜』
オーディエンス大熱狂の中、BiSHが入ってくる。
チッチ(かな?ここのやり取りは最後列なので細かいところが分からず)『何だか良い匂いがしますね』
先生『(BiSHの)みんなの方が良い匂いするよ。多分そっち(サトマ)の方は香ばしい匂いがしてるんじゃない?』
サトマ『加齢臭ってやつね(笑)』
先生『ACIDMANのライブを初めてみるBiSHのファンには驚かれると思うんだけど(俺ら)ギャップが大きくてね(笑)
じゃあ、BiSHとACIDMANでビシュッドマン(BiSHDMAN)で一曲』
アンコールはACIDMAN演奏によるBiSH-星が瞬く夜に-が披露された‼️‼️
もう、この瞬間だけは死んでもいいと思えた。
ライブでコラボなんかあったら凄いことになるとは思ってたけど、本当にやっちまったよ…。
ACIDMANの演奏、完璧。(そりゃ当たり前か。)大木先生もノリノリ。こんなのツアーなんかでもお目にかかれない。
BiSHの楽曲だけど、目の前のオーディエンスが振り付けで踊ってる光景はACIDMANの3人の目にどう映ったんだろうか。
アユニもPEDROやってるから、サトマのベースも刺激になったんだと思う。
演奏が終わって、最後に9人で『ビシュッドマンでした!』とBiSHポーズ。
おじさん達はただただ恥ずかしそうでした。それが余計に愛おしい。
今日でなければ実現しないサプライズのオンパレード。
今日のライブは死んでも忘れない。
これまでの約20年間で400本以上のライブを見てきたけど、今後良かったライブは?と聞かれたら今日の対バンを即挙げるだろう。
ACIDMANもBiSHも不器用という面では似ているのかもしれない。
ACIDMANは表現するテーマを変えることができないし(だからこそ好きなのだけど)、BiSHもどこか亜流の中からジュンジュンというモンスターにしばかれながらここまでやってきた。アイドルでもない楽器を持たないパンクバンドがここまで売れても、どこかもがいている感じもするから。
ACIDMANもBiSHも今では一二を争うほど好きなアーティスト。だからこそ、お互いのファンにそれぞれの良さをエゴ丸出しでも伝えたいと本気で思っている。
本当本気なんです。
どちらかだけが好きだったらこのレポは多分書かなかったと思う。
ACIDMANって凄えカッコいいロックバンドなんだよ!って。不器用だけど、一度も届けたいメッセージがブレたことがないんだよって。
BiSHってただ可愛い女の子のグループじゃないんだよ!って。音楽大好きでめっちゃ人間臭いグループなんだよ!って。
そして、この対バンが実現したこと
ありがたいことにチケットを譲って頂いたこと
久しぶりにTeam ACIDMANのみんなとワチャワチャできたこと
BiSHとACIDMANのライブが見れたこと
この日に関わった全ての方に心からの感謝を持ってこれからも生きていきます。
2021年3月6日、僕が素粒子になった日として。
最後にお互いのファンの皆さんへこの日のセトリからの神曲を
清掃員の皆さんへ
Team ACIDMANの皆さんへ