Bryan Adams (ブライアン・アダムス)(洋楽)Reckless / レックレス | ビート・マンのブログ

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Bryan Adams

代表的なアルバム / 1984年11月作品
最高順位= 全米:1位 (年間順位= 85年 2位) 全英:7位 
 
ブライアン・アダムス (Bryan Adams) 1980年デビュー
ブライアン・ガイ・アダムス:1959年11月5日生
 
 
世界的に有名になった作品
お薦めするアルバム作品・時代を感じてください!
 
Bryan Adams/ブライアン・アダムスはカナダ出身のミュージシャンとして有名。前作「カッツ・ライク・ア・ナイフ」で母国カナダで8位(30万枚)、米国8位(100万枚)とブレイクしたが、世界的な大ブレイクを果たしたのが本作「レックレス」である(カナダ初の100万枚、米国500万枚、英国90万枚)。骨太な重厚ロックとバラードで構成された本作は、個人的にも大好きで、若い頃に車でよく聞いた記憶がある。
 
ダンス・ミュージックやライト系ミュージックが人気を集めた82~83年年だが、84年にVAN HALENが風穴を開けてから再度骨太ロック熱が再燃し、本作も大ヒットになった(アルバム・チャート1位を達成したのはリリースから38週目の85年8月と史上3番目に遅い記録だが)。
 
シングルカット作品が全米チャート1位を含めて続けて上昇し、本作10曲よりリリースされた6枚が全米チャート15位内入る大記録を達成した(マイケル・ジャクソンとブルース・スプリングスティーンの7枚に次ぐ)。
 
【構成】
1曲目:ワン・ナイト・ラヴ・アフェアー
1985年9月の5弾シングルで全米チャート13位。ギターとドラムの迫力あるこれぞロックと言えるイントロから始まり、本作の1曲目にふさわしいストレートなロック・ナンバー。
 
2曲目:いかしたダンシン・ガール
この曲もドラムの低い圧のある音から入るロック・ナンバー。シングルカットされていないが、どの曲がリリースされても文句なくチャートを上がるだろうと思わせる出来である。
 
3曲目:ラン・トゥ・ユー
1984年10月の1弾シングルで全米チャート6位。イントロのギター音がサビに向かう期待感を最初から感じさせる曲で、体がしびれるロックナンバーに仕上がっている。
 
4曲目:ヘヴン
1985年4月の3弾シングルで初の全米チャート1位(年間24位で米国での最大ヒット)。唯一のバラード曲で出来も素晴らしい。米国チャートの不思議な現象だが、力強いロックを提供するアーティストの最大ヒットがバラード系だったりする(バラード系と言っても非常に低音と圧が強い曲ですが)。
 
5曲目:サムバディ
1985年1月の2弾シングルで全米チャート11位。右の拳を上げてステージと一体化しやすいロック・ナンバー。
 
6曲目:思い出のサマー
1985年6月の4弾シングルで全米チャート5位。ノリノリで体が勝手に動き出す、本作の中では軽快な音作りのロック・ナンバー。
 
7曲目:キッズ・ワナ・ロック
(思い出のサマー、B面)歪の効いたギターから疾走する音がたまらない!手加減なしで突き進むロック・ナンバーだが、終わり方は古典的に終わり、イッツ・オンリー・ラヴに間髪入れず続くライブ形式。
 
8曲目:イッツ・オンリー・ラヴ
1985年11月の6弾シングルで全米チャート15位。ティナ・ターナーとの共演作品でライヴ・プロモーション映像ではブライアンが圧倒されているのが一目でわかる。ティナの声とギターの相性は抜群で、ブライアンとのデュオも文句なし。
 
9曲目:ロング・ゴーン
(サムバディ、B面)ラスト2曲だ、ここからアンコールだぞ!と思わせる感じの曲で、ストレートなロック・ナンバーとして全身の動きが止まらない?
 
10曲目:涙をふきとばせ
1曲目と同じようにドラムとギターの圧のあるイントロで始まるロック・ナンバー。1曲目と似た系統をあえてラストに持ってくることで、これで終了だ「またな!」とメッセージを送っているようでもある。
 
個人的に本作「レックレス」は1980年代で最高のロック・アルバムだと思っている。そのため高評価のコメントしか書けないのでご理解下さい。日本では今一つの評価なのかもしれないが、80年代は現在も活躍するアーティストが名盤を出した時代。もし、本作をまだ聞いていない若い人で、骨太ロックに興味があれば是非お薦め致します。