fire work
この季節の週末には必ずどこかで大きな花火大会が行われている。しかし、不安定なお天気で、観客が集まっていても中止なんてぇのがニュースになりましたが、この週末にはどこか近いところで花火の音が聞こえた。下町に住んだ頃は古い木造家屋の物干し台に上がって隅田川の川面に開く大輪に感激したもの。木枠のガラス戸が花火が破裂するたびにビリビリと振動したものです。徐々にマンションが建って見えなくはなりましたが、それだけの迫力を数年にわたって経験するなら、花火大会へ誘われて出かけても、やっぱり地元が一番。
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ただ夏の軽井沢に過ごしたころ、中軽井沢の商店街が小さな川べりで開催した花火大会では規制線が曖昧で、目の前でブシュッと打ちあがる花火が頭上で開き観客に火の粉が落ちる迫力にスゲェと思った事がある。もひとつは横浜港の花火で、船仲間からの誘いを受けて海上から見た時のこと、尺玉がヒュ~っと音を立てて打ちあがり、一瞬の静寂の後に腹に響く音でどかぁ~ンと開く超大輪は綺麗だったねぇ。もともと花火って、天空のあの世から先祖が下りてくる目印として挙げたという神道的な行事ともいわれた記憶がある。お盆の迎え火の役目もあったらしい。現代ではそんなことなど意に介せず、夏のエンターテイメントとして楽しむもの。
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ってな話を置いといて、迫力満点の地元の花火を知るなら、どんなに有名な花火大会もまぁそんなものという印象。幸いにもメジャーなクラシックモデルを手元にしていると、隠れた名器を手にするチャンスがあってもまぁ、そんなもんという印象を抱きかねない。以前の外資のお仕事では販売している製品が新しい世代に変わるたびに本国での発表会、開発陣からの説明会なんてぇのがあったのですが、年式を更新するモデルについては正常進化というのが常。出張前からこんなもんだろうなという予想がついたもの。
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しかし、全く新しい製品が登場するとなるととてもワクワクした感情が優先し、早く振れてみたいという衝動にかられたもんだ。話は変わりますが、喫煙趣味でもパイプ煙草を楽しむブログ主は、そのパイプも様々なものを手にしています。出張の度に行き着けのパイプ屋さんにお邪魔しましたが、お手頃なものばかりを探していたのですが、一度店主にじっくりとお相手いただき、手頃なもので様々なものを楽しむのも好き好きですが、いいものを一つ手にしてみるのもまた違った楽しみ方ができるモノと、いくらか高価なものを勧められたことがある。商売という面もあるかもしれませんが、それは先達のアドバイスと受け止めました。
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これはここのところ流通に登場した“さりとては”のモノたちを観察して思い出したブログ主への警鐘でもあり。すなわち手頃なモノへ手を出すのもいいけど、いいものを選んでも見るのも当然の興味ってぇ事。えっとぉ~、するてぇて、渋澤さんのレベルの提供に手を出してみるってぇのを正当化しているネタですかねぇ。いやいや、それもあるのは否定しませんが、人の手がかかった良いものってぇのは高価だってぇのはワインと同じ。相変わらず理屈が屁をこいています。
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