ARIGA & POLISH
幼少の頃、おばぁちゃんが白内障の手術でしばらく室内でもサングラスをかけるようになった。でも四六時中というわけでもなく、時たま外していて必要になった時、その辺にいた孫に向かってちょいと色眼鏡を取ってくれないかと言われ、大きな?マークが出たことがある。その世代はサングラスを色眼鏡と呼んだわけですが、もう一つ昭和の話。
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地上波で3D番組ってぇのが試験的に放送されて、左右色の違うセロファンを張り付けた3D眼鏡を自作した記憶がある。確かシェリーがドロシー役のオズの魔法使いって番組。番組全編ではなく、一部が3D放送だったと記憶しますが、それが突然ここから3D放送ですとなっても、作った色眼鏡はどこに置いたかなって探しているうちに平常放送に戻ったりしたもの。んで、次の放送を待ったりしたのですが、その眼鏡をかけたとて、千葉の埋め立て地にある夢の国の3Dシアターのように鮮やかな立体映像にはならなかった。いろんな色眼鏡があるわけですが、ここで言う色眼鏡は、簡単に言うなら不都合なものは見ないという色眼鏡。
ARIGA & POLISH
ブランド不明のポリッシのアイアンをアリガと並べて持ち主の満足度合いを高揚させるために、色眼鏡を通した観察をしてみたのであります。並んだ二本はアリガのメダリストの3番とポリッシの3番。詳細な部分はこれから拾い上げるとしても、バックデザインに見て取れるコンセプトは同じと言って良い。ヒールが高目のいくらか長く見えるブレードはスコッチトウ。いまだ確認はできませんが、ポリッシのセルを別体ものとすればホーゼルの高さも変わらない。ネックの造形にもほとんど違いはなく、結果的にはシャフトの違いのみと言いたくなるものです。
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ただ、重心角を見てみるなら、ポリッシの方がいくらか大きく、その印象に引っ張られてネックの部分はポリッシの方にいくらか深いフトコロが見える。扱い易い条件としては悪いわけもなく、レンジで振り回すのがとぉっても楽しみになるのです。するってぇて、やっぱり問題はシャフト。これが軽いか柔いか、スチールシャフトとの繋がりにどれだけ違う打ち方を要求するのか。
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これは工夫の引き出しの活用次第。心情的にはレンジで振り回してからとしておきたいのが、例えば重さとか、バランスを図る事。振り回す前にそんな情報が入ると、そんなクラブとしての振り方を探ってしまうわけで、面白くない。まぁ、素材で言うならブラックシャフトは当然軽いわけで、柔らかい弾きのシャフトのはず。ブランドも年式も不明のモデルですから、重いカーボンが登場する時期とどれほどのギャップがあるかわかりませんが、ホーゼル一体のヘッドだとしたらそんなカーボンシャフトのはずもない。あいや、でも、普及品としてたいして機能もないスチールじゃないシャフトを挿してみましたってぇのもあった時代の事。
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このネタは振り回す時に取っておきましょう。こんな色眼鏡で観察した結果は、悪くないじゃんっていう印象。少なくともコンセプトは一緒の方向を向いたものであるには違いない。ちなみに愚行を重ねようとしているブログ主は、このセットの二鉄にこれまたバックデザインの似たDP-20を持ち出してみようと思っております。楽しみぃ~。