Ben Hogan BH Grind
パブロフの犬なんてぇ話は多くが知るお話し、いや実験結果として学問として確立された条件反射のお話しです。大学の教養課程にあった心理学の授業も入口はパブロフの犬の実験だった。エサ時間に音を鳴らして犬に習慣を学習させると音が聞こえただけで唾液を分泌したという話ですが、最近はにゃんこにもそんな話があるらしい。
Ben Hogan BH Grind
ホームセンターのペットフードコーナーに、受付によくある呼び出しベルのカラフルなものが山のように並んで開いた。なんでこんなところにと思って解説を読んでみれば、バズっている動画からの便乗商品らしい。にゃんこがベルをチィ〜ンとならせば、ご褒美フードがもらえるという動画らしく、確かにどこかで見たことがあるかもしれない。おうちのにゃんこが可愛いのは、いかなる飼い主にとっても同じこと。何かの拍子に気が付いた動作、行動が飼い主の欲目判断で、うちの子はこんなに頭が良くて、芸というよりコミュニケーションを求めてくるんです。なんてぇのは典型でしょう。
Ben Hogan BH Grind
にゃんこのそれが意識的にしている芸なのか、それとも一歩踏み出した先にある障害物に足をかけたらそれがベルだったのかは知りません。ちなみにホームセンターのカラフルなベルは、見かけて以来、まったく減っていない。ってぇことで、これがもし条件反射だったらってぇのがネタになるわけで、心理学の入り口にある無意識に関係すること。つまりブログ主はその状態や程度はどうあれ、アイアンセットの番手に2と刻印のある提供を見かけてしまうと、見境なくウォッチリストに登録し、提供が手ごろであるなら、取りあえずポチっておくってゎけです。ン〜、これが無意識の深層心理なのか、確かに学問的なお話になるかもしれない。
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んなわけもなく、そうしたやってきたセット物はベンホーガン、BHグラインドと呼ばれる1990年のモデルなのでありました。提供の資料から悪い方へ想像していた通り、ほとんどのシャフトには錆がうき、ヘッドの一部には使用痕でかなり傷も深い。先日のミズノのSBなんか比較にならないほど、状態は悪い。ただし、ブログ主の予算範囲内で二鉄もあるアイアンセット、こんな状態はよくある事で、すぐにお手入れ手順が連想されます。
Ben Hogan BH Grind
といってもSBと同じくシャフトをこすり、ヘッドの曇りを取り、セルを掃除する。90年ごろだと微妙ではありながら、ヘッドの材質やクロームメッキには耐久性も見込まれていたようで、スチールウールで見違えるようになり、キッチンクレンザーで夜ごと擦っているならフェイスのトウ側やポケットのクロームがツヤッツヤになった。
Ben Hogan BH Grind
もちろんシャフトの錆も落とし、レンジへ持ち出す準備は万端。いくらか情報を探っていくと、このモデルは日本でのホーガンの印象にあるフェードモデルではなく、オールマイティーなモデル。これまでのホーガンに比較すると捕まり易い、誰にで使えるモデルだとある。しかし、これはメーカー、というか輸入元から提供された資料を読み取った編集の文章。このころのクラブ設計家といわれるお一人が、ホーガンの特徴として太くて短いホーゼルに高いフェイス、トウからヒールまで厚さの変わらないソールと、シャフトからの重心距離が極端に短く、ヘッドが返らない工夫がしてあるのはホーガンモデルに共通する左へ行かない特徴だとある。
Ben Hogan BH Grind
こんな風に商品解説と先生方のコメントが正反対なことはよくある事。どちらを信じるかは、幸いなことに現物が目の前にあるならば、振り回してみてからのお楽しみ。磨きながらフォルムを確認していると、確かに感じるところですが、ポケットにマクレガーみたいな三角削りが見えてきて、ホーガンってこうだったかなと記憶をとどっているところです。なんか違うのは本国オリジナルというよりは輸入元企画ってのもあった時代ですからね。妄想特急、しゅっぱぁ〜つ、しんこぉ〜。