シルエットの変化 | ELEMENTS OF STYLE
2016-12-04 16:22:07

シルエットの変化

テーマ:ブログ

 

 

クラシック系の服は毎年変るような大きな変化はないのですが、それでも2年くらいのスパンで見ると多少の変化は感じられるものです。



ここ数年で見ると、パンツのシルエットの変化は大きな変化といえるのではないでしょうか。
 

 

このブログでも何度の書いていますが、タイトなノープリーツから少しゆとりのあるプリーツ入りのパンツに流れが変わっているのは間違いない事実です。
 

 

今回は、その流れを検証する意味も含めて、2014年の6月のPITTI UOMOの画層から今年の6月のPITTI UOMOまでの3回のPITTI UOMOのスナップを例に、同じ人物のスタイリングにフォーカスして、その変化について解説してみました。

 

 

 

 

 

 

 

2014年

 

 

 

 

2015年

 

 

 

 

 

2016年

 

 

2年前のPITTIではスーパースリムのノープリーツを穿いていましたが、昨年はワンプリーツのスリムフィットのパンツになっています。



ひざ下のシルエットはほとんど変わっていないですが、腰周りに余裕ができるのでずいぶん印象が変わります。



そして、今年の6月のPITTIでは2インプリーツのかなり太目のパンツを穿いていました。

 

 

ラルディー二のジャケットを小さめに着る独特のバランスは変わらないのですが、パンツのシルエットだけは2年でずいぶん変わりました。

 


 

 

 

 

 

 

2014年

 

 

 

 

2015年

 

 

 

 

2016年

 

 

2年前はスーパースリムのノープリーツでしたが、昨年は2インプリーツのベルトレスを穿いています。

 

 

タイトなノープリーツからいきなり2プリーツと言う流れです。
 

 

ひざ下のシルエットはあまり変わっていませんが、やはり腰周りの余裕がまったく違うので見た目の印象が変わります。



因みに、この2インプリーツのパンツは、2年前のノープリーツのパンツと比べると股上が深くなっています



私も今シーズンこの2インプリーツのサイドアジャスターのパンツを2本購入しましたが、とてもシルエットの綺麗なパンツなので気に入っています。

 

 

長らくピタピタのノープリーツのパンツがトレードマークだった彼が、プリーツ入りのパンツに変ったのも今の流れを物語っていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年

 

 

 

 

2015年

 

 

 

 

2016年

 

 

2年前はかなりタイトなパンツで腰から太もも、ふくらはぎまでかなりピタピタなフィッティングでした。

 

 

昨年は1プリーツで適度にゆとりのあるシルエットのパンツに変わっています。



腰周りと太ももに余裕があって、いま見るとこのくらいのシルエットが自然に感じます。



丈は我々にとっては短すぎますね。(笑)



そして、今年は2プリーツで全体に太目のパンツに変わっています。


 

この人のように流れにかなり敏感な人は、プリーツが入っているだけでなく、すでにシルエット全体が太めのパンツに注目しています。

 

 

やはり2年前と比べると股上が深くなっています

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年

 

 

 

 

2015年

 

 

 

 

2016年

 

 

 

2年前はやはりかなりタイトなシルエットのパンツでした。


 

当時流行っていたプリント柄というのも懐かしいです。

 

 

昨年はダメージデニム。

 

これも昨年かなり流行ったデニムです。

 

シルエットはあまり変っていません。

 

 

今年は2インプリーツのベルトレスになっていました。



ワンプリーツを飛び超えて、いきなり2プリーツですが、実はこのようにタイトなシルエットからゆとりのあるシルエットに突然変わる人も現地では結構多いです。

 

 

それだけファッション業界の人たちの間では、プリーツパンツがポピュラーになっているということです。



因みにこの方、別の日はもっとワイドなパンツを穿いていました。

 

 

 

 

 

 

 

2014年

 

 

 

 

2015年

 

 

 

 

 

2016年

 

 

ホワイトパンツがトレードマークのこの方、2年前はかなり細いパンツを穿いていました。

裾幅はおそらく17cmより細いのではないでしょうか。



昨年はそこから一転、2インプリーツのゆとりのあるシルエットに変わっています。



この人もワンプリーツを飛び越えていきなり2プリーツですね。



こして、今年は太めのノープリーツを穿いていました。



カジュアルでは、このような太めのノープリーツという傾向も出てきいます。

 

 

このような、ゆとりのあるノープリーツのパンツがサプライヤーから少しづつ提案されるようになってきているので今後要チェックなシルエットです。

 

 

BEAMSでも来春夏は太目のノープリーツを少しだけですが展開しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、ウチのイケメン達はこんな感じです。

 

 

 

 

 

上段の画像が2年前で下段が今年の画像です。



ご覧のように、やはりジャケットのシルエットは変わっていませんが、パンツのシルエットが全く違います。



彼らは海外のスナップでも常連ですが、今年上段のスリムなパンツを穿いていたらおそらくスナップはあまり撮られなかったでしょう。

 

 

それだけ今の流れから考えるとパンツのシルエットの変化は重要なポイントだと言えます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、私は・・・

 

 



上段が2年前の画像です。

 

 

当時スーパースリムが流行っていましたが、私はO脚なので脚の形がハッキリ出るスーパースリムは体形に合わず、普通のスリムフィットを裾だけ少し細くして穿いていました。



下段は今年の画像ですが、一見それほど変わっていないようにも見えますが、結構深い1プリーツのパンツなので、腰回りと太もものあたりの余裕が全く違います。

 

 

そして、やはり股上が深くなっています。



イケメン達やファッショニス達と比べると変化がマイルドなので、リアリティーはあるかもしれません。(笑)

 

 

プリーツ入りのパンツを穿いて、そのシルエットやバランスに慣れるとスリムなフィットのパンツには戻れなくなります。

 

なので、今年の秋冬購入したパンツはほとんどが2プリーツでした

 

 

因みに、今まで穿いていたノープリーツは休日にファイブポケット代わりに穿いています。

結構賢い消費者です。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

私が流れを見る時はモノだけではなくヒトも見て判断します。

 

 

誰かが撮ったスナップだけでは判断できないので、現地ではバイイングの為のモノをチェックするだけでなく、ヒトをチェックすることがとても重要です。



サプライヤーの提案だけでなく、それらを着ている人が増えているという両面を見て、初めて間違いのない流れであると判断しています。

 


そして、今回のように、同じ人のスタイリングの変化をチェックすると更に流れの変化がわかると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

シルエットはゆとりのあるシルエットに向かっていることは間違いありませんが、プリーツパンツに抵抗のある方が多いことも理解しています。

 

それも踏まえ、私から下記のようにアドバイスさせていただきます。

 

 

① ノープリーツのパンツを選ぶ際は、細すぎないスリムフィットを選ぶと良いでしょう。特に腰周りとふくらはぎがピタピタになるようなシルエットは要注意です。

 

 

② スーパースリムのパンツを購入する場合は、ワンサイズ上げてウエストを詰めると今のバランスで穿けます。 これによって①の要注意ポイントが解消されます。



③ 初めてプリーツパンツを購入される方は、ワンプリーツかプリーツの浅い2プリーツのスリムフィットを選ぶと良いでしょう。

 

 

④ 2プリーツを購入される場合は色々な太さのシルエットが出てきているので、まずスリムフィットくらいから入って、慣れてから徐々にゆとりのあるシルエットに変えていくと良いと思います。



⑤ ノープリーツもプリーツパンツも徐々に股上が深くなっていく傾向にあるので、極端に股上の浅いパンツは選ばない方が良いでしょう。 

 

 

これらは2017年春夏の流れと2017年秋冬のプレコレクションをチェックした上でのアドバイスなので、大きく外れることはないでしょう。
 

 

タイトなノープリーツは主流ではなくなり、プリーツパンツの流れが更に加速することは間違いなさそうです。

 

 

そして、ベルトレスのパンツが更に増える流れもあるので、既にプリーツパンツを穿いている方は要チェックポイントです。
 

 

 

 

 

 

 

 

今回ご覧いただいた画像のように、ジャケットのシルエットは殆ど変っていないので、パンツのシルエットを変えるだけで今の雰囲気に見せることができます。



それだけ今の流れの中でパンツのシルエットの変化は重要なポイントであるということは間違いないでしょう。

 

 

スナップ本やネットでスナップをチェックする際は、このような変化も気にしながらチェックすると良いと思います。

 

 

もちろん、明らかに傾向とは関係ない ”ただ目立つ人” みたいなスナップも多いので、正しいのか正しくないのかを見極めることも重要になってくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

以前にも何度か書きましたが、ノープリーツの主流になる前はプリーツ入りが主流でした。

 

 

そして、更にさかのぼると、その前はノープリーツが主流でした。

 


歴史を見てもスタイルは循環するので、すっと同じものが流れの中心にあることはありません。



今のプリーツパンツの流れは、既にトレンドと言うほど大げさなものでなく、もっとリアリティーのある身近なものになっているのは間違いありません。

 

 

ノープリーツも流行り始めた頃は、”こんなガキみたいなパンツ穿けるか” という方が多かったのですが、その人たちも数年後は皆ノープリーツになりました。(笑)

 

 

今はその逆で ”こんなおっさんみたいなパンツ穿けるか” という方が多いみたいですね。(笑)

 

 

そして数年後は皆・・・



だから無責任なことは書きません。



それが私の役目だと思います。

 

 





 

 

 

 

 

 


















 

 

 

 

 

 

 

 

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