MEN’S EX 7月号連載
”MEN’S EX 7月号” が発売されました。

今月の表紙は佐藤浩市さん。
このところ映画64の番宣が毎日のようにテレビでやっているので、佐藤浩市さんを毎日見ている感じですね。
佐藤浩市さんは1980年デビューで、1981年にブルーリボン賞新人賞を受賞した ”青春の門” が有名ですが、何故か私は1983年に放映されたTBSのテレビドラマ ”青が散る” の金子慎一役のイメージが強いです。
だれも知りませんよね。(笑)
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”パナマハット” です。
既に連載をご覧になられた方は ”パナマハットなんて本当に流行ってるの?” と思われている方も多いのではないでしょうか。
PITTIに行っているファッション業界の人たちは、パナマハットをかぶっている人達がどれだけいるのか会場内で実際に目の当たりにしているので実感はあると思います。
いっぽう、ファッション業界の人でもPITTIに行っていない人や一般の方は、パナマハットが現地でどれだけ流行っているのかほとんど実感はないのも仕方がないと思います。
実際にPITTIの会場の中庭を建物の上から見下ろすと、どれほどパナマハットをかぶっている人がいるのかというくらい、パナマハットを被った人達を見かけます。
実際に私が撮った画像です。
ご覧のように、人が集まるところには必ずパナマハットを被った人がいると言って良いほど、会場内はパナマハットだらけです。
私たちが撮ったスナップにも、こんなにパナマハットをかぶった人がいました。
ご覧のように、様々なスタイルでパナマハットをかぶった人が見られ、特に ”スナップを撮られたい人たち” にとっては、いまやパナマハットを被っていることがスナップを撮られることの重要な要素のひとつになっていると言っても過言ではありません。
因みに、ウチのイケメン達もパナマハットをかぶってスナップされていました。
彼らはもちろん日本の通勤時にもパナマハットをかぶっているので、私にとっては既に見慣れたスタイルです。
今日もバイヤーT のデスクの後ろにはパナマハットが掛かっています。
東海道線ではかなり目立ちますね。(笑)
私がPITTIに行き始めてから20数年になりますが、これほどハットが流行ったことは初めてです。
これまでかぶりモノと言えば、10年くらい前に冬のニットキャップが流行ったことがありました。
当時はドレススタイルにもカジュアルスタイルにもニットキャップをかぶったスタイルをPITTIの会場や街中でも良く見かけたモノです。
その後ドレスクロージングのカジュアル化の流れと共に、ニットキャップは現地では定番化されてきました。
そして近年、行き過ぎたカジュアル化の反動でクラシックなスタイルが見直されるとともに、冬はニットキャップからフェルトのハットをかぶる人が増え、夏にはパナハマッとをかぶる人が増え現在に至ります。
このパナマハット、BEAMSではBORSALINOを展開していますが、年々人気が増し、今シーズンは既に在庫もかなり少なくなりました。
昔からパナマハットを多く扱う老舗の洋品店では空前の人気のだと聞いています。
そして、連載ページを見ていただいても分かるように、今シーズンは多くのショップがパナマハットを展開しています。
取り入れ方は従来のクラシックなルールに縛られることはありません。
現地でもほとんどの人が自由に気楽にかぶっているという印象です。
ただ、Tシャツにスニーカーのような、あまりにもカジュアルなスタイルには合いませんので、その点だけは注意してください。
近年イタリアで人気のアイテムは、必ずと言っていいほど日本において人気が出ると言う流れがありますが、ハットに関しては、まだまだ街中でハットを被っている人を見かけることが少ないので、”少しハードルが高いな” と思われる方が多いのも確かでしょう。
パナマハットを取り入れるか取り入れないかは皆様次第。
冒頭でも書きましたが、皆さんが思っているよりも、はるかに現地でパナマハットが流行っている事実だけはお伝えしておきたいと思います。
そして、2016秋冬でもフェルトのハットが流行っていることを見ても、ハットのトレンドはしばらく続きそうな印象です。
私がハットを被っている印象は無いと思いますが・・・



















