NEW TARTAN
今日から都内と地方の店舗13店舗で ”NEW TARTAN” というテーマで統一したイメージの
ディスプレイがスタートしました。
ニュータータンというのは、もちろん正式な名称ではなく ”新しい感覚のタータンチェック”
という意味合いで、私たちがつけた名称です。
今シーズン、BEAMSでも ”新しい感覚のタータンチェック” を様々なアイテムで展開しています。
1月のPITTI UOMOでも、この ”新しい感覚のタータンチェック” が多く見られました。
いつものように、私が撮ってきた画像をお見せします。
ご覧のように、多くのブランドが様々なアイテムで、リアルタータンでは無い、ニュータータンを積極的に
提案していました。
私がBEAMSに入社した当時は、フレンチアイビーの流れもあり、シャツやパンツ、ネクタイ、マフラーなど
様々なアイテムでリアルタータンを使ったモノを展開し、たいへん人気がありました。
当時は、ブラックウォッチ、ドレス・ゴードン、ドレス・スチュアート、ロイヤル・スチュアートなどの
リアルタータンが人気で、私もパンツやシャツ、マフラーで、これらのリアルタータンのものを
身に着けていたので、たいへん馴染みのある懐かしいチェックです。
特にタータンチェックのパンツは大好きで良く穿いていたのですが、女性うけは非常に悪く(笑)、
ファッションに疎い女性たちには、”ゴルフするの?” などと言われ、苦笑するしかありませんでした(笑)。
そんな時代でした。
今シーズンは、英国テイストがトレンドということもあり、タータンチェックに注目が集まっていますが、
さすがにリアルタータンでは懐古趣味過ぎるのと、今の時代感を表現できないということで、
この ”新しい感覚のタータン” が積極的に提案されているという背景があるように感じます。
一方、リアルタータンは、さすがにほとんど見られません。
この辺の感覚がイタリア人の優れているところで、古き良き時代のモノに敬意を払いつつも、
それらを自分たちの感覚で咀嚼し、時代性に合った新しさのあるクラシックを表現することに
長けていることが、今イタリアのクラシックスタイルが世界的に評価されている理由の一つだと
思います。
このニュータータン、今シーズンは多くのショップが様々なアイテムで展開していると思いますが、
是非、ジャケットにチャレンジしていただきたいと思います。
私が、毎回イタリアに行って着こなしをチェックしているこの人のコーディネートが、
私のタータンチェック ジャケットの着こなしのイメージです。
以前このブログでも紹介した、ASPES I のショールームの責任者のミラーニさんです。
タータンチェックのジャケットに前ボタンのニットベストを合わせ、
色落ちした細身のデニムにスエードのチャッカブーツというシンプルなコーディネートです。
このミラーニさん、いつもジャケットにチノパンやデニムを合わせていますが、
その味のある着こなしと、定番アイテムを合わせていながら古臭くならない着こなしは、いつも注目しています。
このように、タータンチェックのジャケットは、コーディネートを難しく考えなくても、デニムやチノパンで
コーディネートできます。
ミラーニさんのコーディネートのポイントは、前ボタンのニットベストですが、ちょっとした工夫で定番アイテム
のコーディネートも随分洒落て見えます。
ニュータータンのジャケットにご興味のある方は、是非チャレンジしてみてください。
先日購入した L..B.M のエルボーパッチのジャケットを初めて着ました。
今日は、多くの人が持っていると予想されるアイテムでコーディネートしてみました。
色落ちしたデニムシャツにベージュのチノパン、足元はダーティーバックスです。
ジャケットの襟は立てて、カジュアルに着こなします。
ポケットチーフは、チェックのハンカチを無造作に挿すぐらいが丁度いいです。
ベルトはウエスタンタイプのベルトで、ベーシックなコーディネートに少し変化をつけます。
チップ(プンターレ)が大きく重い場合は、あまり長くしない方が収まりがいいです。
小さく軽いチップの場合は、長くして垂らすと雰囲気がいいです。
裾幅は18.5cmに直して、ジャスト丈で合わせています。
足の短い私は、ロールアップすると更に短く見えるので、ジャストで合わせて穿いています。
スタイルの良い方は、ロールアップすると今っぽい感じになるのでお勧めです。
もう少し寒くなりましたら、重ね着したコーディネートもお見せします。






