MEN’S EX 連載
MEN’S EX 11月号が発売されました。
今月号は、秋冬のトレンドのキーワードが満載の内容になっています。
私の連載ページ、”中村達也の今、買いのアイテム”
今回は、今シーズン注目のアイテム、ローゲージニットです。
昨年の秋冬くらいから、それまでハイゲージばかりであったニットのバリエーションに
ミディアムゲージやローゲージのショールカラーのニットがバリエーションに加わり、
BEAMSでも早期に品薄状態になりました。
今シーズンはショールカラーに加え、さらに様々なタイプのローゲージニットのバリエーションが
広がっています。
1月のPITTI UOMOで、私が撮ってきた画像がありますのでお見せします。
1月のPITTI UOMOでは、出展しているほとんどのニットメーカーがローゲージニットを積極的に
提案していました。
昨年人気のあったショールカラーだけではなく、ジャケットタイプやタートルネック、フロントボタンの
スタンドカラー、トレンドのディティールであるトグルの付いたダッフルコートタイプまで、
バリエーションがさらに広がり、明確なトレンドとして打ち出されていました。
メランジの糸を使ったものや、ケーブル編、スノー柄やフェアアイルなど、編み方や柄もバリエーション
が増えているのが今シーズンの傾向です。
コーディネートするアイテムは、パンツはチノパンやカーゴパンツ、デニムのファイブポケット、
シャツは先日このブログでも紹介したチェックシャツ、シャンブレーやデニムシャツ、ウエスタンシャツなど、
おそらく皆さんが持っているアイテムでコーディネートできるので、ローゲージのニットを着こなすために
特に新しいアイテムを揃えることもありません。
また、ローゲージニットは、ジャケットやアウター感覚でも着られるモノなので、
ハイゲージのニットの上に、ニット オン ニットでレイヤードするような着こなしもできます。
BEAMSでも8月の猛暑の中入荷したローゲージニットが、2週間でほぼ完売となったり、
オーダーの全量予約が入り店頭に出ないモノがあったりと、本格的なシーズンを前に昨年よりも
更にお客様の注目度が高いことを感じます。
今シーズンは、ほとんどのショップがローゲージのニットを展開していると思います。
まだ、お持ちでない方は、是非ご自分のテイストに合ったローゲージニットをワードローブに
加えていただければと思います。
やっと涼しくなってきたので、今日は久しぶりにジャケットにタイドアップです。
デニムのジャケットに色落ちしたデニムのシャツ、シルクのニットタイを合わせ、
”カジュアル感のあるタイドアップ” が今日のテーマでした。
ポケットチーフは、ブルーのペイズリーを無造作に挿しました。
デニムのシャツは、カジュアルな雰囲気を損なわないように、軽くアイロンをかけました。
ベージュのチノパンに、ブラウンのスエードメッシュのダブルリングベルトを合わせ、
適度なカジュアル感を意識しました。
シャンブレーやデニムのシャツをお持ちの方は多いと思いますが、このようにタイドアップにも
使えます。
私のコーディネートはデニムのジャケットですが、ネイビーのジャケットで合わせても良いと思います。
コーディネートのポイントは、ネクタイをニットタイのようなカジュアル感のあるもので合わすこと、
パンツはウールではなく、コットンのパンツで合わすこと、ベルトやチーフなど小物の使い方に注意
することです。
皆さんも少しカジュアルなタイドアップ、是非試してみてください。













