LBM MEN’S CLUB 別注ジャケット
更新の間隔があいてしまい申し訳ございません。
ブログでお伝えしたいネタはたくさんあるのですが、締め切りまじかの仕事があり、
1週間更新できませんでした。
今回は、私がMEN’S CLUBと一緒に1月のPITTI UOMOで別注してきたジャケットをご紹介します。
そのジャケットとは、これです。
MEN’S CLUB 11月号の88ページ、89ページの2ページで紹介されている
LBMのエルボーパッチのジャケットです。
LBMというブランドをまだご存じでない方も多いと思いますが、イタリアではボリオリ、ラルディーニと並び
昨今のスポーティーなジャケット ブームの代表的なブランドとして、多くのセレクトショップで扱われています。
特に今回別注のベースとなったTOMというエルボーパッチのモデルは、ここ数年LBMの代表的なモデルとし
てイタリアでも人気のモデルです。
このエルボーパッチというディティールは、今シーズンのトレンドのディティールとして、
1月のPITTI UOMOでも多くのサプライヤーが打ち出していたディティールです。
現地で私が撮ってきたスナップをお見せします。
ご覧のとおり、会場にいる多くの業界人が既にエルボーパッチのジャケットを着ています。
そして、ジャケットを製造するほとんどのブランドが、今シーズンはエルボーパッチのジャケットを
コレクションに加えています。
更に、このエルボーパッチのディティールは、ジャケットだけでなく、コートやニット、シャツにも
取り入れられ、今シーズンのトレンドであるカントリーテイストを表現するディティールの一つとして
積極的に提案されていました。
BEAMSでもLBMは今シーズンからの展開なのですが、通常別注は受け付けないLBMが、
ファーストシーズンにも関わらず、我々とMEN’S CLUBのリクエストを受け入れてくれて
今回の別注ジャケットが実現しました。
LBMのTOMのディティールの特徴と別注ポイントです。
フロントは2ボタンですが、少し高めの2Bなので、3Bの段返りと同じようなボタン位置です。
ポケットは2パッチポケットで、胸は箱ポケット、ベントはサイドベントです。
画像のように正面から見ると普通のネイビージャケットです。
製品に仕上がった後、ウオッシュをかけて柔らかい雰囲気に仕上げています。
ストームフラップが付いているので、襟を立てて着たときアクセントになり、良い雰囲気になります。
このフラップは取り外しができます。
エルボーパッチと襟裏のチェックが今回の別注ポイントです。
通常エルボーパッチは、PITTI UOMOのスナップでもわかるとおり、コントラストがはっきりした
エルボーパッチを強調した仕様が多いです。
このジャケットも通常はライトグレーのエルボーパッチと襟裏が付きますが、コントラストがはっきり
しているので、ビジネスシーンで着るには難しい印象でした。
そこで、MEN’S CLUBの副編集長の堀川さんとエディターの西川さんと読者が迷わず取り入れ
られるエルボーパッチのジャケットはどんなものか検討した結果、ジャケットの生地コレクションの
中からミディアムグレーとネービーのチェックの生地を選び、特徴ある生地でありながら、
目立ちすぎない生地をパッチポケットと襟裏に使うことで、オン、オフともに着られるジャケットを作りました。
このエルボーパッチのディティール、実は4~5年前からイタリアでは良く見られたディティールでしたが、
なかなか広がりが見られないという印象でした。
今シーズンはカントリーテイストがトレンドということもあり、トレンドとして急速に広がりを見せたという
のが実情です。
BEAMSでも2011年春夏にELEVENTYのジャージジャケットでエルボーパッチを展開し、
早期に完売しましたが、今シーズンが本格的な展開となります。
実は、このTOMの通常のモデルが既に何パターンか入荷しているのですが、すでに完売している
色柄もあります。
サイズ展開は44~50の4サイズ、プライスは¥89,250-(税込)です。
限定30着ですので、ご興味のある方は店舗にお問い合わせください。
このLBMのジャケット、実は特典が付いています。
詳しくはMEN’S CLUB 11月号の誌面をご覧ください。
因みに、こんなスナップもあります。
1月のPITTI UOMOで撮ったMEN’S CLUB のエディターの西川さんのスナップです。
この時、既にLBMのTOMを着ていました。
このスナップからも、MEN’S CLUBが以前からLBMに注目していたのが分かります。
スナップのように、エルボーパッチのジャケットにダウンベストを合わせるようなカジュアルなスタイルは、
個人的にも好きなコーディネートです。











