現在放映中の、相棒シーズン16第15話「事故物件」。強盗の隠したお金を拾って、ホームレス生活から脱却しようとする男性。彼、不動産屋で、事故物件ありますか、事故物件って安いって聞いたから、とアパートを借りる。不動産屋は、すぐに貸してくれたが・・・

 

貸しませんから!

現金あっても、アパート借りられません。

 

今って、保証人を立てる代わりに、保証会社を使うことが多いのだけれど、一応その保証会社の審査もあるわけね。店先でその場で申し込み契約って・・・無理だよ。よっぽど、大学の街で、そこの大学生さんねってわかっているならともかく。ある程度の年齢の、ホームレスっぽい男性に、その場で貸す不動産屋があるだろうか?

それとも、その不動産屋は、一人借りる人が出たら、次からは事故物件である告知義務がなくなると腹愚く考えて、いったん入居させて、その後、すぐに追い出す気だったのだろうか?いや、追い出すほうが大変だよ、普通は。

 

というわけで、強盗の隠したお金を拾った人は、それでアパート借りるのはあきらめて、警察に届けましょう。ただ、不動産を買うことはできる、現金で。その時の本人確認証が必要だから、買うことはできても、名義がすぐに移せない?買う前に住民票を作ってもらって、ってことになるかな。ま、契約の時点で、不動産屋が本人確認証の提示を求めるから、その前にその物件に住民票を作っちゃう?あ、これ、マネーロンダリングのニオイがするぞ。これもやっぱり、不動産屋はやらないな。少なくとも、私はやらないな。

 

この回では、亡くなった人の書面が出てきて、自分を殺した人を見つけたら1000万円あげるって。署名捺印あり。画面で見た瞬間、「あ、確定日付ないよ」って思った。そしたら、冠城さんも最後の方で同じ指摘していたね。そう、確定日付がないとだめ。

自筆遺言も、公正証書遺言も、民法的には同じ効力だけど、やっぱり自筆はミスが出る。それに、金融機関は自筆遺言では解約させてくれないと思う。おそらく法定相続人全員の署名捺印(実印)、印鑑証明書がないと。だから、作るなら公正証書。それに、この文面だと、1000万円の支払いの執行を誰がしてくれるのか。ま、代表相続人に請求するのかねえ~。

この亡くなった人の手記(恨み言日記)は、財団の人が買い取ってくれて、ホームレス(今は事故物件の居住者)の人の手元にお金が残って再出発できるという感じで終わる。そうか、あの手記は、ホームレスが原始取得したってこと?ホームレスに所有権?拾ったってこと?なんだろう、あの手記も相続人のもののような気がしたのだが・・・ま、ハッピーエンドが大切さ!(・ω・)b

 

ところでもう一つ、相棒不動産屋ネタ。今回のシーズン、冠城さんの警察学校時代の恩師が襲われる話がある。その時、犯人一味は不動産会社を隠れ蓑にしていた。私は悔しかった。こういうところに不動産屋が使われるから、不動産屋は怖いと思われる。たまには、反社会勢力の隠れ蓑に、豆腐屋や肉屋を使ってみろ!ラーメン屋を使ってみろ!!なんで不動産屋ばっかなんだ!!

私の好きなマンガ家西岸良平は、例えばカレー屋さんの地下が、インド情報部の秘密基地だったりするので、そういうところがまた、о(ж>▽<)y ☆ なの。とにかく、不動産屋を悪く描かないで!ま、実際には悪い不動産屋もいるけれどねえ。行政書士としての消費者相談で、悪い不動産屋の話を・・・・いっぱい聞いているから。同業者として悲しい。豚

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