テアトル+が面白いことについて@言葉の不思議 | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

【テアトル+って?】

今年の7月から、テアトル+オンラインアカデミーという

声優コースに入学をしました。

声優を目指すため、様々な講師の授業を週に1回受ける。

 

面白そうだな〜

となんとなくオーディションを受け、

合格したもんだから入学することに。

 

読み聞かせの足しになれば

というフワッとした動機なもんだから、

明確な目標もなく授業を受けている。

ちなみに、コレがテアトル+のHPでーす。

興味のある方は覗いてみてください。

 
 
【当然思いますよね】
こういった芸能系の学校で、
しかもオンラインで授業を受けるって話を
聞いてまず頭に浮かんだことは
カモられてるだけじゃね?
 
そんな気持ちがあるもんだから、
初めは怪しさ満点の視線を向けてた。
けれど、回を重ねるたびに
講師の方の本気が
ヒシヒシと伝わってくる。
 
講師の方は仕事でやっているのだから
真剣にやるのは当たり前だけど、
それにしても熱量が半端ない。
今まで5回授業を受けてきたんだけど、
気づけば
おもしれー もっと知りたい
という気持ちが生まれてきた。
 
 
【気づき】
これまた当たり前の話なんだけど、
色々な講師が口を揃えて言うのは、
​​​​​​​声優は役者だ
ということ。
 
ナレーター・現役の声優・ボイストレーナー、
声にまつわる様々な業種の方の授業を受け
話すことへの意識が
少しづつ変わってきた。
 
「なるほど」という気づきを
先生方からもらっている。
その気づきはシンプルで、
丁寧に言葉を話そうとしてない
というもの。

この一言に尽きる。

 

 

【教えてくれたこと】

僕は今まで子どもと沢山絵本を読んできた。

いい読みをしたいと思い、

子どもと一緒に絵本を読むことを

大切にしてきた。

けれど気持ちはあるが、

その方法を知らなかったように今は思う。

 

丁寧に言葉を

発するために必要なもの

 

そのヒントを、

先生方から教えてもらっている。

 

ナレーターが話してくれた

瞬時に言葉が明確に耳に入る滑舌や口の開け方、

ハッキリと聞きとれる言葉を探すアンテナの張り方。

 

ボイストレーナーが話してくれた

自分の声を大事にすることの大切さ、

体は楽器だということ。

 

現役の声優が話してくれた、

言葉を発するとは表現であり、

表現は自分の中から

生まれてくるものだということ。

 

 

【印象的な授業1 内から生まれる】

すごく印象的だったのは、

台本を読む授業。

 

PCを前に座って読むのではなく、

体を動かしながら読むことで生まれる

リアルな感情に紐づいたセリフ。

 

怒る演技なら、声で怒るのではなく

心身全部を動かすことで怒りを表現する。

怒りを生みだす。

 

体を動かすことで気持ちが動き、

気持ちが動くことで体が動き、

怒りという感情が相手に伝わる。

 

 

​​​​​​​【印象的な授業2 リズムが生むもの】

他に、相手との掛けあいを

リズムよく行うことの

心地よさと楽しさと盛り上がり。

 

バイトの男に神様が異世界転生的な

チート能力(しかも無駄な能力)を与える、

ドタバタコメディーの

練習用台本を読んだ時のこと。

 

お互いに投げかけあうセリフがリズムを生み、

テンポのいいセリフの掛け合いが

より夢中になった演技を生む。

​​​​​​​無我夢中になるから

現れるリアルな感情と演技。

 

1人では生みだせない

世界がそこにある。

 

​​​​​​​【言葉の不思議】

改めて思う。

​​​​​​​言葉って不思議だな〜と。

 

体の動かし方、

相手との関わり方、

声をどこに向けるかを意識すること。

 

これで湧きおこる感情が変わり、

声の飛びかたも変わり、

言葉のかみしめ方が丁寧になる。

 

もっともっと、

勉強したいわー。